11月末は、リアル、PLUTO、ベルセルクと新刊が出ました。
素晴らしい!!
実は私はこの話の手塚治虫オリジナルの方を知りません。
そういう目から見ると、浦沢作品が原体験になるので、あとがきにある内容は「そうなのか・・・」と思いました。
ロボットが人間のように暮らし、まるで感情を持っているかのように人々の中にとけこんでいる状態って、実はものすごく不自然きわまりないことなのですが、この話の中では違和感なく描写されてるのがすごいと、いつも思います。
次々と破壊されていく最強ロボットたちですが、浦沢さんはそれぞれの背景は想いや願い(ロボットにもある)を描いていて、感情のないはずの彼らは戦争で見、経験してしまったことでどう変わってしまったかを描いています。
人間は記憶を改ざん、忘却することが自動的に可能ですが、ロボットはメモリーに損傷がない限り(あるいは初期設定しなおさない限り)、それは“記憶”ではなく“記録”として残されます。
彼らが人間らしくあればあるほど、物語の中でも読んでいる我々にもつきつけられるものが増えていってるような気がして、それは他の浦沢作品にもつながるような気がしました。
こちらは、自ら生贄として捧げた“鷹の団”の名前を再度用いて編成しなおした軍隊で、グリフィスが本格的に出張り、とうとう神の名をその冠としました。
ガッツは仇敵のひとりであるゾッドと協力して、当面の危機を回避しましたが、グリフィスの姿を見ても、以前のように我を忘れてすべてを捨てて剣を向けるということがなくなった・・・というのは、ものすごい変化と思います。
読んでいる我々には、グリフィスはいわゆるダーク世界の生き物で、人間に幸福を与える存在ではないとわかっているわけですが、あの世界では、すでに神の名のもとに選ばれし者として認定されてしまっており。
その軍隊に、かつては恐るべき存在だった魔物たちがいるってことですら、グリフィスの「神に近い者、選ばれし者」の証のひとつになっちゃってる。
対して、あくまでも黒のイメージで描写され、人からも嫌悪、畏怖される存在として描かれているガッツが、これからどうなっていくのか、さらにさらに楽しみになってきました。
ただ、毎巻巻末に次の予告がXX年X月って出るのですが、今回はただ年が書いてあるだけで、もしかして来年は1冊しか出ないんですか?って感じです。
ただでさえ亀の歩みの連載、クオリティを考えれば当然ですが、それでも「本当に終わるのか?」「最終回を読むことは出来るのだろうか?」という不安は、常に読者の中にあります。
最近そういうマンガが増えてきていますが、ここは三浦先生にはぜひとも健康に気をつけていただき、かっちり最後まで描きあげていただきたいです。
素晴らしい!!
![]() | PLUTO 5―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (5) (ビッグコミックス) (2007/11/30) 浦沢 直樹、手塚 治虫 他 商品詳細を見る |
実は私はこの話の手塚治虫オリジナルの方を知りません。
そういう目から見ると、浦沢作品が原体験になるので、あとがきにある内容は「そうなのか・・・」と思いました。
ロボットが人間のように暮らし、まるで感情を持っているかのように人々の中にとけこんでいる状態って、実はものすごく不自然きわまりないことなのですが、この話の中では違和感なく描写されてるのがすごいと、いつも思います。
次々と破壊されていく最強ロボットたちですが、浦沢さんはそれぞれの背景は想いや願い(ロボットにもある)を描いていて、感情のないはずの彼らは戦争で見、経験してしまったことでどう変わってしまったかを描いています。
人間は記憶を改ざん、忘却することが自動的に可能ですが、ロボットはメモリーに損傷がない限り(あるいは初期設定しなおさない限り)、それは“記憶”ではなく“記録”として残されます。
彼らが人間らしくあればあるほど、物語の中でも読んでいる我々にもつきつけられるものが増えていってるような気がして、それは他の浦沢作品にもつながるような気がしました。
![]() | ベルセルク 32 (32) (ジェッツコミックス) (2007/11/29) 三浦 建太郎 商品詳細を見る |
こちらは、自ら生贄として捧げた“鷹の団”の名前を再度用いて編成しなおした軍隊で、グリフィスが本格的に出張り、とうとう神の名をその冠としました。
ガッツは仇敵のひとりであるゾッドと協力して、当面の危機を回避しましたが、グリフィスの姿を見ても、以前のように我を忘れてすべてを捨てて剣を向けるということがなくなった・・・というのは、ものすごい変化と思います。
読んでいる我々には、グリフィスはいわゆるダーク世界の生き物で、人間に幸福を与える存在ではないとわかっているわけですが、あの世界では、すでに神の名のもとに選ばれし者として認定されてしまっており。
その軍隊に、かつては恐るべき存在だった魔物たちがいるってことですら、グリフィスの「神に近い者、選ばれし者」の証のひとつになっちゃってる。
対して、あくまでも黒のイメージで描写され、人からも嫌悪、畏怖される存在として描かれているガッツが、これからどうなっていくのか、さらにさらに楽しみになってきました。
ただ、毎巻巻末に次の予告がXX年X月って出るのですが、今回はただ年が書いてあるだけで、もしかして来年は1冊しか出ないんですか?って感じです。
ただでさえ亀の歩みの連載、クオリティを考えれば当然ですが、それでも「本当に終わるのか?」「最終回を読むことは出来るのだろうか?」という不安は、常に読者の中にあります。
最近そういうマンガが増えてきていますが、ここは三浦先生にはぜひとも健康に気をつけていただき、かっちり最後まで描きあげていただきたいです。
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