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アニメとGAMEとマンガな日々

すごい映画だった ~search/サーチ  



サンダンス映画祭で観客賞をとった話題の映画、ついに公開です。
ある日、突然娘の行方がわからなくなった。
それを探す父親の姿を、PC画面だけで見せてくる映画。

PC画面しか映さないというのも画期的なんですが、もっとすごいのは、カーソルの動き、一度打った文を削除したり、書き直したりするその状況と内容、検索ワードをどう選んでいるか、YoutubetやSNSをどう見てるかで、父親の感情が手にとるように伝わってくるのが、とにかく驚き。
あせり、困惑、失望、恐怖、不安、心配、驚愕。
全部がそこにつまってる。
いやもうこれ、すごいよ。
データのデリートを躊躇う一瞬の間とかで、見てるこっちは、「うわあああああ!」になるから。

登場する画面は、Facebook、インスタグラム、Timber、Youtubeで、Facetimeも出てきます。
このお父さんは報道もPCで見てるので、それも出てくる。
思い出の動画や写真もやまほど出てくる。
今、この瞬間に見るしかない、見るとすさまじく面白い映画でした。

ネットの普及によって、我々の世界は格段大きく広くなりましたが、その分、真実は混沌の中に埋もれ、個人の秘密はさらに増えています。
お父さんは、娘に友達がいないことを知らなかった。
娘が半年前にピアノをやめていたことも、どこかの湖にいっていたことも知らなかった。
娘を探すお父さんに、「私、彼女と親しかったわけじゃない」と言っていたクラスメイトが、Youtubeに「行方不明になった彼女は私の親友だった」と号泣しながら動画を配信し、水知らずの男が娘にオンラインエロ粘着していたり、「犯人は父親」というタグができたり、もうねー、オンライン社会のクソと暗闇がんがん出しまくりです。

父親の知らないところで、どこの馬の骨ともわからん輩たちとやり取りをしていた娘を知った父親の衝撃。
知らないところで、こっそり会っていた人間がいたことを知った衝撃。
いやもう、全世界のお父さんお母さんを、不安のドン底に陥れるには不足のない映画でありました。

大変残念なのは、日本語字幕。
SNSなので、とにかく出てくる文字の情報量がハンパなく多く。
そりゃもう全部訳せるわけないし、訳したら画面が全部字幕になっちゃうんだけど、その字面が示すいろいろなものもすさまじいもので、ネット社会の明暗を晒しています。
英語がとてもきれいでわかりやすい映画なので、私、前半で字幕捨てて、耳で聞き、必死に画面にでてくる英字読んでました。
物理的に目が痛くなった(笑)

ちなみにミステリー仕立てではありますが、こういう事件における警察の捜査方法を知ってると、序盤で「あ???」ってなるので、そのあたりは個人的にひじょうに惜しかったです。
ただ、ひじょうに上手く作っているので、最後の最後でなんでそういうやり方をしたのか、膝ぽんな落ちが待ってるので、お楽しみに。

あといっこ。
いかに父親が子供のことを知らずにいるのか、それもよくわかる映画でした。
カリフォルニアの韓国系アメリカ人で、父親はIT関係の仕事。
とってもよいお父さんだけど、娘の交友関係を知るために、亡くなった母親が残したデータを探すってあたり、アジア系の家族形態が反映されているシーンだと思いました。
そういうあたりも、たぶん製作側としては意図していたのかなぁと、ちょっと思ったり。

いやぁ、マジで、久しぶりにすごい映画見た、としみじみしています。
これは本当にお勧め。
ちなみに、物語にちょっとでも触れると、超ネタバレにならざるを得ないので、書いてません。
ぜひ、劇場でみてください。
Winの起動音から始まるすごい映画です。

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Posted on 2018/10/26 Fri. 19:11 [edit]

category: 映画

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