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アニメとGAMEとマンガな日々

心の宝箱にそっといれておきたい ~メタモルフォーゼの縁側  



Twitterで紹介されてWEBで読んで、単行本が出るのを楽しみにしていました。

BL漫画を通して、書道教室を営むひとり暮らしのおばあちゃまと、あんまり人と上手に関わることができないBL大好きな高校生の女の子の交流を描いた作品です。

なんといいますかね。
感想とかを言葉にしてしまうのがもったいないほどの物語です。
抱きしめて、大事に大事に心の宝箱にしまっておきたい。

余計な説明がいっさいなく、大きな事件や目だった何かもありません。
たまたま偶然、BLの魅力に目覚めてしまったおばあちゃまは、素直な気持ちでのめりこんでいくし、シングルマザーのお母さんとふたり暮らしの女の子は、隠れてBLファンで、初めて得たBL友がおばあちゃまだったってことに戸惑いを隠せない。
おばあちゃまは、日常ふとしたことで自分の老いを感じ、先がそう長くはないことを実感しながら日々を過ごしていて、女の子は、なんとなく好きな幼馴染がガールフレンドといっしょに歩くのを見つつ、書店のバイトにいそしむ。
彼女たちの心の動き、そよぎが、ひとこまに凝縮されていて、最初に読んだ瞬間、撃ち抜かれました。
いやもうすごいよ、この作者はなにものだ。

私はむやみにノスタルジーひたりこむような、センチメンタル展開が超苦手なんですが、この作品、テイストとしてはそっちなんだけど、そういう描写はまったくありませんで。
だからこそ、おばあちゃまも女の子も、どこかにいる誰かのような気がしてならないくらい、リアル。

1巻は、ふたりがJ庭(ジュネガーデンと呼ばれるBLオンリー同人即売会)に参加するところで終わっています。
なんだろうな。
好きなものを、同じ目線で語り合える人に出会うって、本当にこの世の奇跡みたいなもので、その人とすごす時間って最高にして最大の幸福に包まれた時間です。
それをこの漫画は描いている。
しかも淡々と、静かに、描いていて、もう本当にどうしていいかわからないくらい好きだ、これ。

恐らく、この本を抱きしめてしまいたくなる人たちは、山ほど入ると思うし、実際書店では売り切れでした。
ふたりの友情がこれからどうなっていくのか、静かに見守りたいし、こっそり見つめていたいです。


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Posted on 2018/05/19 Sat. 21:07 [edit]

category: book

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