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アニメとGAMEとマンガな日々

胸熱だった ~パトリオットデイ  

たまたま日程が合わず、映画館で見れなかった映画、PS4の配信レンタルで見ました。
いやぁ、映画館で見なくてよかったよ。
泣きすぎて、顔腫れた。

ボストンマラソン最中に起きた爆弾テロ事件、その後犯人逮捕までの経緯を描いた映画です。
ほぼ、事実に基づいた展開。
散らばるそれぞれの人物のエピソード、最初は「この人は?」って感じです。
警備にあたる荒くれ刑事、几帳面でまじめそうな町の警察署長、中国からきている留学生、仲のよさそうな若い夫婦、MITの学生に好意を寄せる大学の警備の警察官。
彼らがどこで、どういう形で事件に関わることになるのか、冒頭ではまったくわかりません。
なんてことのない彼らの日常が描かれていきます。
だからこそ、この映画は、テロの恐怖を如実に見せる結果になります。
”なんてことのない当たり前の日常”は、一瞬にして破壊されることになる。
それを、この映画は描いています。

ボストンのこの爆弾事件はもちろん知っていましたが、こんな経緯があったというのは知りませんでした。
実はこの爆弾事件があった現場、事件発生数年前に実際私も歩いていて、ニュースを見たときは少なからず衝撃を受けました。
犯人はイスラム教徒でしたが、アラブ系国籍の人ではなく、チェチェン人兄弟。
彼らが、誘拐監禁した相手に「911はアメリカのメディアと政府が作り上げた嘘だ」と言い、「シリアではたくさんの無実の人が殺されてる」から、「自分たちのやっていることはそれを正す正義だ」と言って、それこそ無関係の人間を大勢巻き込んで殺そうとしている様は、テロリストそのものでした。
最近、日本でも似たような理論展開をしている人を多く見かけるので、正直、ぞっとしました。

ここ映画、いちいち説明してこないし、わざわざ大仰な演出をしてこないのですが、その分、はっとする、胸にせまるシーンがたくさんありました。
犠牲となった8歳の男の子の遺体、証拠を取るためにビニールをかぶせられ、しばらくそのままにされるのですが、そのそばに付き添う警官の姿を何度か映します。
台詞はいっさいありません。
ただ、その警官の表情を映すだけ。
私はこのシーンで、声あげて泣きました。

犯人の顔を公開して捜査に踏み切ろうという地元警察に対し、FBI捜査官が言います。
「完全に確定できていないうちは、それは絶対にしない。むやみにイスラム教徒への憎悪をあおるだけになる」
台詞であっさり言わせて終わっていますが、アメリカが抱える大きな問題をつきつけている重要な台詞です。

犯人の妻を尋問する謎の女性の存在も、印象的でした。
あれは何者だ?という問いに、FBI捜査官も随行した人間も無言です。
公にされていない専門機関があることを示唆するシーン。

映画の最後、それぞれの登場人物、本人が出てきます。
最後に映し出されたのは、警官がずっと見守っていた遺体の男の子でした。


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Posted on 2017/12/17 Sun. 23:21 [edit]

category: 映画

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