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壮大なる猿歴史の刻む名作 ~猿の惑星 聖戦記



すごい映画見ちゃったよ・・・というのが、見終わった後の率直な感想です。
これはもう、壮大なる猿歴史を描いた、スペクタクル映画。
かの名作カーク・ダグラス主演の「スパルタカス」見た後と、同じ感覚になりました。

ずっと人間との共存を考えていたシーザーに対し、前作でコバが始めてしまった全面戦争、それは、思わぬところから、ほころびが出てきます。
その象徴が、CMにも出ていた美少女。
家族を殺されて憎しみに燃えるシーザーが殺した男が連れていたらしい、病気の少女です。
彼女は、まかれたウィルスによる人間の”退化”が何であるかを、実は見せていました。

シーザーが人間との共存を模索するのは、彼が人間のもとで幸せに生きていた時代があったからこそで、人間のよい部分というのを知っているからです。
しかしコバは、真逆でした。
そして今回登場するバッド・エイプ。
彼の存在は、まったく新しい。
もともとは動物園で飼われていたバッド・エイプですが、仲間をすべて殺され、ひとりで生き延びていたという過酷な状態でありながら、人間への憎悪をもっていません。
”戦わない猿”という存在が現れたことを、映画は示唆しています。
仲間を殺し、自分の命すら狙ってた存在を憎まないって、ものすごく高度で緻密な心理と知性をもたないと存在しえないものです。
対して人間は、猿を殲滅することしか、もう生きる道は残されていないと考えています。
物理的な退化の症状がなくても、すでにその時点で、人間は滅亡の道をたどっていると言えます。
なぜなら、生き延びる道を考えていないから。
ウィルスが蔓延し、ただでさえ生存が難しい状況の中で、相手を殺せば生き残れるという考えは、すでに知性ある生物の考え方ではない。

1作目、知性を持った猿たちの最初の戦いで、ゴリラがシーザーを守って命を落としました。
我々、「よもやゴリラに泣かされる日がくるとは思っていなかったよ!」で号泣だったわけですが。
今作も、ゴリラがむちゃくちゃ熱いです。
胸熱です。
少女の髪に、ピンクの花を折って挿すゴリラとか、ちょっとそこのあなた!!!考えたことあります???

少女の名前がノヴァ。
シーザーの残された息子の名前がコーネリアス。
これは、猿の惑星の最初の物語に通じています。
チャールトン・ヘストンが愛するようになる人間の女性の名前が、ノヴァ。
ヘストンたちを理解して助けようとしてくれる夫婦の夫の名前が、コーネリアス>だったはず
もっともあれ、700年後とかの地球の話だったから、当人ではないと思いますが。

猿ですが。
もちろんモーションキャプチャーで人間が演じてるんでなんですが、演技がすごいです。
猿だったことを忘れる。
心情的に、猿側に思い入れしていまいます。

なんか、ふつーにガチですごい映画でした。
主人公が猿だけど、壮大なスケールの歴史スペクタクルでした。


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