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けものフレンズ騒動

「けものフレンズ」のたつき監督twitterで、二期アニメの監督をおろされた、KADOKAWA(以降角川)の意向らしい、とつぶやいたことで、ちまた騒然となりました。

さっくり事態を追ってみると、監督降板については、監督側からの発表はそのつぶやき以外はなし。
監督が所属するというヤオロヨズという組織からの公式発表はなし。
角川からは、公式サイトに一応公式発表あり。
9月からコラボCM流していた日清食品からは、会社サイトから公式発表あり。
Twitter上では、既に出版もされていた「角川の編集はこんなにひどい」な本の作者や、その他被害にあったクリエイターたちの声があがったこともあり、「角川は、人気が出ると、その作品をがんばって作り上げたクリエイターたちを追い出し、えらそーな角川の人間がこぞって出てきて、勝手にその作品を自分たちのものにしていくやり方」というのが広まってました。

個人的にはこの件、違和感しかありませんで。

なんでかっていうと、関係者で公式発表したのが、角川しかいない。
ヤオヨロズもたつき監督も、公式な発表はしていません。
Twitterで言ってるじゃないか!っていう人もいるとは思いますが、Twitterでつぶやいたことなんて、会社とかビジネスとしては公式発表にはなりませんから。
そして、唯一の公式発表だった角川のその文言も、公式発表とは思えぬレベルで、曖昧すぎてまともなものとは思えない。
これを、アニメに関係ない、会社としてのトラブルや事件対応のものだとしてみてみればわかります。
こんないい加減な発表はない。

発表の中に、やおよろずや監督が勝手にけもフレのコンテンツを使ってる【ような】文言がありますが、これ、契約上で、やってはいけないこととなっているのなら、彼らがそれをやった時点で契約違反なので、法的に大問題になります。
企業が交わしている契約書に対する違反ってのは、世間で考えられてる違反とかよりはるかに重罰だし、大きな問題。
もし、それが実際あったのなら、角川は当然、企業としてあるべき対応をしているはずで(つまり、罰金、訴訟、法的措置に訴える)、「たびかさなる注意」とか、そんな程度のことで済むわけはないです。
そもそも、法務部や会社についているはずの弁護士が、それ、指摘してくるし。
たつき監督がコミケで本出していたのとか、「いつかは、勝手にコンテンツつかいすぎって言われると思ってた」とかいう意見も見られましたが、いくらコミケとはいえ、彼のレベルであの本だったら、当然許可なり、承諾同意は得てるはず。
角川の発表の文言、とにかく、すべてにおいて、曖昧で、契約やコンプライアンスに基づく具体的な違反行為があったかどうかすら書いていなくて、大企業が出したものとしては、何これ、どこのシロウト?なものでした。
正直、あれ見た時、なんじゃこりゃ?って思った。

んで、たつき監督とヤオヨロズに関しても、同じ部分で疑問。
二期は別の人たちでやりますって角川の決定、「そうですか、わかりました」で終わってしまう、いわゆる雇われにすぎな身だったのか?ってところ。
彼らには、けもフレを作り上げたコンテンツの部分に、いっさい権利もってないのか?ってところです。
もし、最初の契約で、全コンテンツの権利は角川ってしていたんなら、そりゃもう仕方ないけど、普通は製作側にも多少なりとも権利はあると思うし、そうじゃなかったらコンテンツを利用した新しい動画の作成やコンテンツ制作などは出来ません。
権利があるとしたら、「角川の意向でおろされてしまった」なんて話は成立しません。
そんな勝手なこと、できないもん、法律上。
たつき監督がヤオヨロズとどういう関係なのかも、調べてみたけど、わかりませんでした。
契約クリエイターなのか、雇用関係にあるのか、それともエージェント契約なのか。
その違いで、たつき監督の立場も変わってきます。
そして今もって、ヤオヨロズからの公式発表はなし。
いやぁ、これ、おかしいよ。
サイトみたら、けもフレたくさん出てるんだけど、そのまんまになってる。
二期発表になってるんだから、普通だったらその宣伝があるはずのところ、当然ない。
製作に関わらないんだからなくて当然って、そりゃそうなんだけど、だったら1作目でここが作ったものとか、全部どーなるの?
製作から離れてもらうよ、はいわかりました。。。レベルの関係と契約だったら、1作目のコンテンツのすべて、角川がいっせいにヤオヨロズからひきあげるはず。
っていうか、そうじゃなかったらおかしい。
でもやってないです。

そういうわけで、一連の騒動、私の疑問は「どういう契約になってんの?」に尽きた。
あと、ヤオヨロズも角川も、まともな発表もできないレベルの会社で、少なくとも角川は専門の部署や担当者もいるだろうに、何やってんの?となりました。

Twitterで告発しまくりな漫画家さんやイラストレーターさんたちの、その告発漫画っぽいのや文も見ましたが。
クリエイターとかミュージシャンとか、いわゆるアーティストな方たちが、契約とか契約書とかに疎いのはとてもよくわかるし、世間一般の人たちにとってそもそも契約書、「読んだことない」くらいのものだってのは理解しています。
でもね、いざ仕事、ビジネスってなったら、「読んでない」とか「わからない」じゃすまないし、対応もそれなりのスキルが必要になる。
大変な経験してしまった漫画家さんの体験エッセイも見たんですが、初動で「あー、これはまずい」と思いました。
いや、もう、知らないしわからないから仕方ないし、普通はそういうふうにやってしまうだろうと思います。
だから、ご本人が悪いとか、だめだったとか、そんなことはまったく思わない。
けれど、安易に、角川側がひどい、悪いってのも思いません。

大企業の名前ふりかざして、勝手し放題してくる社員ってのは、世の中、呆れるほどいます。
出版社じゃなくても、銀行、商社、メーカー、金融、どこにもかしこにもいます。
でもそれは、企業がそういう会社なんだってことじゃないです。
それやってるその人が、馬鹿でクソで、仕事できないクズなだけ。
それをやる人に、まともな常識やきちんとした仕事を期待するだけ無理。
「は?うちは角川ですよ?角川の名前だせば、お金ももうかるし、売れるに決まってるじゃないですか」なんて、脳みそがねずみのうんこ!なくそしかいえません。
散見していたそちら向きの記事みて、これ、もしかして同じ編集の人なんじゃないか?って思ったほどですが、もし、角川にこういううんこな編集が山ほどいるんだとしたら、そりゃもう大変だわ。

ってことでこの騒動、あまりに曖昧で、肝心なことは誰も言わず、触れず。
関係者各位、誰もきちんとした表明をしていないので、私は自主的に距離を置いてみております。
けものフレンズは、たつき監督と吉崎お兄さんあってのアニメで、何から何までやっていたたつき監督個人の作品と言っても過言じゃない>権利とか利益云々抜きで、作品としてって意味
なので、たつき監督が作っていないけもフレは、けもフレじゃありません。
まったくの別物です。
なので、たつき監督じゃなかったら、見ない。
ただそれだけ。

今回のことで、似てるなと思ったのは、メタルギアソリッドの小島監督とコナミの件。
監督がコナミで最後となったメタルギア作品を制作中に、会社の役員サイトから小島監督が消えたのを見て、「これは内部で何かある」と思っていたところ、社長が交代になっていたことを後で知りました。
会社の方針が社長交代で変わるということはよくあることですが、その後、我々が見えないところで何が起きていたかは、長く会社員やってた身としては、透けて見えた。
クリエイターが作品を作っていくこと、人気が出た作品が企業のものなのか、個人のものなんかという問題などなど、難しいなとあらためて考えさせられた一件。

個人的には、ヤオヨロズがこのまま公式発表しないままだったら、会社としてはかなり問題があると考えていたりします。
あと、角川については、「もっとまともな文言で公式発表しろや。ナメとんのか」という意見しかありません。
契約違反があったとはまったく書いていないので、ヤオヨロズやたつき監督に、その部分での違反行為はいっさいないという理解でいます。
日清食品の公式発表が素晴らしかったので、無茶苦茶好感度があがりました。

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