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アニメとGAMEとマンガな日々
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そこは戦場だった ~ダンケルク

いろいろ感想見ていたら、「何の説明もない」とか「意味わからない」で、「全然面白くない」という感想を散見しまして。
絶賛の声の嵐に対して、かなり両極端な感想なので、なんで?とか思っていたんですが、この映画を見終わった後にその理由がわかりました。

派手なアラフォー女性3人が、劇場でて言い合っておりました。
「なんか全然意味わかんない、ただ、砂浜に兵隊がいるだけじゃない」
「結局、どことどこが戦争してるの?」
「暗いし、誰が誰だかわからないし、かっこいい俳優いないし、何の話かわからないし」
「全然つまらない。何してるのかもわかんない、ただ飛行機飛んで、船沈んでるだけじゃない?」

思わず、「知性がネズミのクソな人たちがいる!!」と、振り返って顔見てしまいました、マジで。

説明はいっさいない映画だし、暗いし、物語というものもまったくありませんが、どこの、いつの、戦いかは、状況と台詞でわかるし、あそこに描かれているものが、そういう形でしか理解できないんだったら、あの映画見てもそりゃ面白くないと思う次第。
んで、「つまんない」って言ってる人たちは恐らく、そっち世界の人たちなので、ただ見る映画を間違っただけってことで見なかったことにする。

映画は、ダンケルクの戦いとダイナモ作戦について描いたものです。
ただ砂浜に立つ兵士が、飛んでくる飛行機の爆撃におびえ、死に、救助にきた船は爆撃と潜水艦からの魚雷で沈められています。
物語は、3つに分けて描かれています。
陸は、ダンケルクの浜に残されている兵士の中のひとり。
空は、彼らのためにダンケルクに飛んだイギリス空軍機スピットファイアのパイロットたち。
海は、ダイナモ作戦に散じたイギリス人の父と子。

必死に逃げ惑う若い兵士は、空爆に身を伏せ、やっと乗り込んだ船は魚雷で沈没、助けにきてくれた漁船に乗り込んだものの、ドイツ兵からの激しい銃撃に合います。
スピットファイアのパイロットたちは、爆撃に飛ぶメッサーシュミットと激しい空中戦を繰り広げる。
兵士を救いにドーバーを越える親子は、その空中戦の下を、幾人もの人々を救い上げながらダンケルクへと向かいます。

疲弊していく兵士たち。
命を懸けて彼らを救おうとする人々。
あっけなく死んでいく大勢の人たち。
ドイツ兵に銃撃にあう中で、「お前はイギリス人じゃないから」「お前は同じ隊じゃないから」と、どの銃撃の中に放り出そうとするへ兵士。
こんな小さな船じゃ何もできないと叫ぶ人の前で、「それでも彼らを助けにいく」と舵を取る男。
最後の最後まで、任務をまっとうして、恐らくその後命を失ったであろう人々。

ノーラン監督は、どの映画でも、どんなときにも決してあきらめない、信念を貫く人々を描いています。
この映画も、そういう映画でした。
物語はないなんて、何がなんだかわからないなんて、そんなこと言う人は蹴り倒していい。
ラスト、胸熱です。

音楽はあるんですが、音楽というよりも、もう完全に音が映画に溶け込んでしまっていて、それがものすごく緊迫感をあおります。
画面はほとんど灰色。
絶望感しかない映画でした。

個人的に、スピットファイアがものすごく好きなので、その勇士が見れたことがとてもうれしかったです。
ダンケルクの戦いの後、映画「空軍大戦略」につながる歴史的なスピットファイアとメッサーシュミットの戦いがあります。

いやぁ、もう、ノーラン監督に一生ついていくって思いました。

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