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アニメとGAMEとマンガな日々
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希望の映画 ~シング



字幕で見てきました。

6歳の時にみた素晴らしい歌声のステージを見て、それにあこがれて劇場のオーナーとなったコアラのバスター・ムーンでしたが、興行がうまくいかず、借金まみれの状況に陥っていました。
それを打破すべく、バスターが企画したのが、アマチュアの歌のコンテスト。
秘書のミス・クローリーのミスで、高額賞金が出されると告知されてしまったコンテストには、ものすごい人数の応募者が現れます。

最終的に残るのは、ゴリラのジョニー、象のミーナ、豚のグンターとロジータ、ねずみのマイク、ヤマアラシのアッシュです。
興行には失敗続きのバスターですが、オーディションの時の彼のコメント、彼の目は、確かなものがあります。
オーディションの時、アッシュはあくまでも恋人のコーラス、サポートでしかありませんでしたが、バスターはその恋人の方を落とし、彼女だけを合格させています。
さらに、ロジータの才能を認めながら、「華がない」として、グンターと組ませる。
そこまで出来るのに、なんで興行失敗しまくってたんだ?と疑問になるほど。

どんな形の歌があるかもいろいろ見せてくれて、中には日本のAKBもどきなのも登場。
字幕版だと、バスターの声をやってるマシュー・マコノヒーがベタで日本語使っていて、ここはもう爆笑のシーンでした。

バスター・ムーンというキャラクターが、とにかくすごい。
私は、むやみやたらなポジティブシンキングがクソ大嫌いなのですが、この映画、常に明るく前向きですが、”むやみやたらなポジティブシンキング”がまったくありません。
素晴らしい才能を持っているのに、内気すぎて人前で歌えないミーナに、バスターがかける言葉や、父親を助けるために盗みをしようとしたジョニーが、バスターの残した言葉にそれをやめるシーンとか、「君なら出来るよ!」「絶対にうまくいくさ!」じゃないのがすごい。
バスターが合格メンバーや見ている私たちに示すのは、希望と自信です。

そのバスター自身が、希望を失った時、いきなり燦然と輝くのが、彼の友人の羊のエディ。
資産家の息子で、親がバスターに融資しているどら息子ですが、バスターが地の底までおっこちた時、エディは「金をだす」ことはしません。
「お前のために、お前といっしょにやる」ことを、迷うことなく選択します。
すっげーいい奴!!!
友達の鑑みたいな人!!!

この映画、ひじょうに緻密に作られています。
うっかりすると、なにげにスルーしてしまうシーンに、実はものすごい意味がある。

冒頭、エディとバスターが高級レストランで食事するシーン。
お金のないバスターは、サンドイッチ持参です →ありえん!って爆笑シーン
エディは払えても、自分は払えないからです。
つまり、バスターはそこの支払いを、裕福なエディに払わせる気はまったくない。
さらには、バスター自身が、お金に価値を置いて仕事をしているわけじゃないのもわかります。

ミス・クローリーは、おばあさんです。
いろいろな所でいろいろダメなことしますが、バスターは一度も彼女にイラつきません。
彼女の誠実さ、正直さ、やさしい真面目な仕事ぶりを信頼していることが、途中からわかってきます。

ダメンズに尽くして才能を棒にしていたアッシュに、「君はすごいよ」と伝えるのもバスターです。
その伝え方がすてきでダサい(笑)
アッシュがバスターの言葉に、どんどん磨かれて才能を発揮していく様は、本当に素晴らしいです。

ねずみのマイクは、この映画の中で唯一、死ぬほど嫌な奴です。
自分の才能を自慢し、他人をあしざまにこきおろす。
しかし、バスターは一度も彼を嫌うことはないし、常に誉めます。
その才能が素晴らしいからです。

そしてそのマイクが、たったひとりだけ、その歌に感動するシーンがあります。
彼はそれを隠そうともせず、それこそ目に涙を浮かべてるみたいにして、賞賛の表情でその人を見ます。
つまり彼は、真に才能のある人に対しては、きちんと評価する力ももっているということです。

バスターの他に、個人的に超注目したのは、豚のグンターでした。
予告にも出てくる、超派手な衣装でパフォーマンスする彼です。
もうね、これ、言いたい。

すっごいいい人だから!!!
一家にひとり、グンター!!ってくらい、いい人だから!!!
この映画の中で、いちばん好きだからっ!!!


ちなみに、吹替も、きちんと歌える素晴らしい配役だそうで、機会があったらこちらも見たいと思います。
字幕も、素晴らしかったので、どちらを見ても損はなし。

人生どどーん!と落ちた時、この映画を見ればいい!って思いました。
バスターが大きな声で 「 Up!!」って言ってくれます。

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