orb

アニメとGAMEとマンガな日々
MENU

来たれ!ハルキスト! ~国境の南 太陽の西



村上春樹、ほとんど読んでいるのですが、実は、何がいいんだか、どこがいいんだか、さっぱりわからない。
しかし、初版で何十万部も売れて、ノーベル文学賞候補にまでなってるし、コアなファンもたくさん多い。
いつか、その良さがわかるかもしれないと読み続け、そしてわからないままでおりました。

たまに参加している読書会、今回の課題書がその村上春樹「国境の南 太陽の西」だったので、参加してみました。
この本が課題書で参加する人たちなら、きっとかの、ハルキストがたくさんいるに違いない。
その人たちから、ぜひとも、村上春樹の良さというのをうかがいたい!と思った次第。

だがしかし。

蓋をあけたら、「私もどこがいいのかさっぱりわからなかったので、ぜひともその良さを知りたくて参加しました」ってな人ばっかりだった(爆)

ただ、読み方にはいろいろあって、島本さんもいずみも、実は実在していない人間なんじゃないかという意見が出ました。
これは男子部でも同じ意見が出ていたそうで、面白い見かたと思います。

それから、私が「主人公がこだわり続けているのは、セックスしていない女性だけで、関係があった女性たちは名前もでてこないでスルーなんだが、何かそこには意味があるのだろうか」と投げかけてみたところ、女子部では「言われてみればそうだ」という話になりましたが、男子部では「あまり関係ないんじゃないか」という意見。

女子部にひとり、男子部に3人、共感する部分はあるといった人たちがいて、「失われてしまったものは戻らないという悲しさ」や「本当の意味で心をシェアする相手を求める気持ち」、「それとは別に存在し、決して逃れることの出来ない現実の生活の中で抱える空虚さ」などをあげていました。

もっとも、「ただの不倫の話」であることや、「男にとっては都合いい夢物語」という意見は、ほぼ全員一致。
好みや内容はともかく、余韻のある文章だし、さらさらと読めてしまうということは、文章が巧みであることは確かだろうという意見も、全員あげていました。

読書会の醍醐味は、自分だけでだと気がつかない思わぬ考えや意見を聞けることで、そこから意見述べ合って発展していくことで、思ってもみなかった見解にいきついたり、読み解きに至ったりすることで、今回はとくにそこが面白かったです。

参加者の年齢層は幅広く、いろいろな人がいるので、とおりいっぺんの話にならないのも、読書会の醍醐味かと。
人間の関わりには価値観の共有が必須ですが、読書会の場合、本が好き、それについていろいろな人と語りたいって部分がシェアされているので、その向きが好きな人には楽しい充実した時間になると思います。


スポンサーサイト

該当の記事は見つかりませんでした。

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://orbyano.blog75.fc2.com/tb.php/4390-e0d8641e