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それは美しく ~キャロル



ネタバレでもなんでもなく、レスビアンの映画です。
監督は「エデンより彼方に」の人、カミングアウトしたゲイなんだそうです。

レスビアンの恋愛の映画なんですが、そんなこたぁどーでもえーわ!ってそういう映画でした。

恋に落ちる瞬間、誰かを好きになっていく過程、その中で揺れる気持ちや不安、そういうのものが静かに描かれています。
はっきりいって、イマドキな説明くさいシーンとかいっさいない。
もう素晴らしい演技の祭典状態で、目線ひとつ、仕草ひとつで、そういうものを見せてきます。
いやもうすごいったらありゃしない。

それに対峙するものとして、彼女たちを取り巻く男性たちからの愛があります。
彼らは彼女らのことを本当に愛していて、大事に想ってる。
でも、それはあくまでも自分たちがしたいこと、やりたいことがベースで、本当に彼女たちのことを大事にすることにはまったくつながっていない。
結果として、彼らは彼女たちをずたずたに傷つけることになります。

好きって気持ちがエゴでしかない、、、ってのは、最近いろいろなところで見たり聞いたりして、考えさせられること山ほどあるのですが、好きな相手が自分の思うとおりにならないと、たいていの人は激怒し、攻撃し、縛ろうとしてしまう。
結果、好きな人を傷つけるし、怒らせるし、最終的には失うことになるわけで。
それって愛って呼べるのかな?と考えていたところでのこの映画だったので、さらに深ーく考えさせられました。

ケイト・ブランシェットは、日本人向けではないのですが、とても美しく、もうこの映画においては、レスビアンじゃなくたってくらくらくるほどでありまして。
彼女の声はけっこう低くて、そのあたりもすごくセクシー。
彼女がキャロルを演じたことで、キャロルという人の魅力がリアルに表現できたんじゃないかと。

キャロルの親友って人の存在も、この映画では大きいです。
かつてふたりは恋人同士だったという過去もありながら、今はお互いを支えあう大事な友人となっています。
この時代、この人のように自立した考えの女性ってのは稀有だっただろうし、キャロルとはまた違う魅力的な女性でした。

この映画、アカデミー作品賞と監督賞にはノミネートされていないんですよね。
至って差別的なアカデミーらしい感じしますが、他のアカデミー候補作も見ている中で、どれも素晴らしいと思いつつ、この映画見た後、「これだろ」と思いました。
それくらい、素晴らしいです。

ファッションもとてもすてきなので、お好きな方はぜひ、そちらにも注目。

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