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アニメとGAMEとマンガな日々
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人生はそこで終わりじゃない ~リライフ

アカデミー賞受賞経験のある脚本家、でも今はすっかり落ちぶれて、電気代も払えないほどになっていました。
生活のためにやむをえず受けた仕事は、大学の講師。
主人公は、気候のよいカリフォルニアから、雨の日がほとんどという東部の田舎町に移り、まったくやる気ないまま、授業を始めます。

早くしてその道の頂点を極めてしまった人のその後の人生は、かなり難しい。
つまるところ、頂上までいってしまったら、あとは降りるだけになってしまうわけで。
ただ、この物語の主人公はちょっと違いました。
彼は過去の栄光にしがみついてはおらず、「今の自分の作品を見てほしい、買ってほしい」と思っています。
だがしかし、彼の提案する企画は、映画会社にはまったく興味をもってもらない。

担当クラスの生徒を選ぶのに、彼はまず、顔の良い女の子を選び、その調整のためだけに、オタクちっくな男子2名を選びます。
彼らが提出してきた脚本を読む気はさらさらない。

そんな主人公を囲むのは、とても人の良いシェークスピアを教える同僚、涙もろい海兵隊あがりの学長、ジェーン・オースティンの研究をしているお堅い女性教師、なりゆきでうっかり関係を持ってしまった教え子、陽気なシングルマザー、スターウォーズを崇拝する男子生徒などなど。

物語は、よくあるひとりの男の再生の話ですが、この映画、嫌な人が誰もでてきません。
主人公がひとりで、その愚かさを露呈していて、しかしその彼が、周囲の人々の誠意や思いやり、一生懸命さに触発され、影響されながら、自分の新しい生き方を見つけていきます。

見ていて、脚本がすごくよくて、これはすごいなと思いました。
細かい設定も活きていて、主人公には10年以上会っていない息子がいて、それが、彼が受け持つクラスの生徒たちと同じ年だったりしています。
最初はやる気のなかった主人公が、生徒たちに自分の息子の姿を重ねて、それが彼のやる気をかきたてていくきっかけにもなっている部分とか、うまいなぁと思いました。

あと、雨の多い地方で、傘をもっていなかった主人公が傘を買おうとしますが、ちょっとしたことで買えません。
それがラストにつながっていて、傘を買った時には、素晴らしい天気になっていた。。。ってオチが、エンディングにも重なってます。

ヒュー・グラント、こういう役、ほんとうにうまい。
はまり役でした。
マリサ・トメイも、相変わらずすてきな演技。

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