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アニメとGAMEとマンガな日々
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耽美の原点 ~赤江 瀑

3歳で字が読めるようになった私は、読む本にボーダーなさすぎて、親が小学校に呼ばれるという事態まで巻き起こしましたが、両親は良い意味で読む本にエリアを設けなかったので、自由奔放の読書三昧していました。

ちょうど、いわゆるJUNE(BLではなく)にはまったあたりの多感な中学生の頃、同時に大藪春彦にむっちゃハマって、頭おかしくなっていたのですが、同じ時に赤江 瀑に出会いました。

最初の読んだのが、新婚旅行で地方に行った若い夫婦が、夜の海で秘密の男だけの祭りに遭遇、そのまま妻の目の前で、夫が輪姦されます。

この時ワタクシ、確か中学三年生くらいだったと思うのですが、

「え?そっち????????(@@)」

・・・となりました。
だって純文学だし。。。

夫は能楽師で、その後、狂ったように舞うようになり、妻はどんどん追い詰められて狂気に走る。。。ってな話しだったのですが、素晴らしく美しく耽美な文章で、匂いにむせびそうな感じの作家でありまして。

その後、沼にはまりこみ、赤江文学買い捲って読みました。
そんな本は、学校の図書館にはない!!
さらに、恐らく明らかに18禁に近い内容なので、図書館で借りれない!!

赤江 瀑の小説は、日本の伝統芸能が軸になったものが多く、能や歌舞伎、刺青、人形や文楽などがモチーフになったものが多いのが特徴ですが、色の描写も鮮やかです。
ちなみに、本当に濃厚な世界観なので、母は読んで、「あまりに濃すぎて、気持ち悪くなる」と言ってました。
ついでに、「あなた、これ読んで、よさがわかるの?」とも言ってた(笑)

「オイディプスの刃」は、兄弟の確執を描いたものですが、行方不明になっていた弟が、超美男子になって戻ってきて、しかも明らかに男色の色ぷんすか!とかですし、「雪月花葬刺し」は、大掛かりな刺青を身体にいれようとする女性に、刺青師が「痛みは作品を歪める」という方新で、美貌の弟子に彼女を抱かせた状態で刺青をいれるとか。。。

中学生の私はとんでもない沼にはまってしまっておった。(笑)

ちなみに我が家には、すでにほとんど絶版になってしまっている赤江 瀑作品の文庫は全部そろってます。
コアなファンが多くいる作家なので、そういう人、けっこういるみたい。

一般的に名の知れた作家ではなかったので、ハードカバー出ても知らずにいて、そのまま入手困難になってしまったものもあり、恐らく今後、文庫化する可能性もないだろうと思われますが、正直、全集出してもいいくらいの作家と思ってます。
全集出たら、買う。
朱に金の箔押しで出してほしい。

そっちの向きが好きという方には、数冊まだ入手可能な本があるので、ぜひとも読んでいただきたいです。
頭おかしくなるくらい、耽美な世界です。

作者は男性で、数年前にお亡くなりになりました。
本当に残念。。。

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