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アニメとGAMEとマンガな日々

伝染拡散する恐怖 ~残穢  



今度映画公開だそうですが、監督も女優も超ビビってた・・・みたいなのがTwitterにあがっていたので読んでみました。
ちなみに小野不由美は、ホラー小説いくつか読んだけど全然ツボらず(挙句に途中で挫折)、十二国記も2冊くらいでまったくハマらずに終了してるので、私の好みの系統の作家さんではないのでないかと思います。

話はノンフィクションの形態をしていて、実在の小説家も登場するので、リアルな感じはすごいです。
主人公も、作者本人だと思われるような形になってるので、そこから記述される“事態”が、本当に在ることなんだって感覚はすごいある。
起きてる怪奇現象は、びっくりするようなものではなくて、もしかしたら気のせい?みたいなふうなものってももキィ。
しかし、たどられていく過去を知れば知るほど、気のせい?みたいだったものが実はダークサイドに転げていく過程ってわかるあたりから、恐怖の核が見えてきます。

それぞれに在ることって、世間で起きてる事件とか、あるいはちょっとした嫌な話って感じなのですが、実はそれが伝播されているもので、何かのきっかけで拡散されていってるものだとわかり、さらに「この話を話したり、書いたりしたら祟られるし、聞いた人もただではすまないので、禁忌の話になっている」ってなって、読んでいる人は「え!!!じゃあ私も???」ってなる所で、恐怖の底にたどりつく。

けれど、肝心の恐怖の元は何だからわからないままで終わるので、アマゾンの評とかでは、「オチがない」って酷評されていましたが、オチがないから怖いんでないのか?と思っってます。
そして、たどってもどこが発端かわからないのも、リアルホラーっぽい。
さらにいえば、それに巻き込まれた感を読者に与えるって意味で、この本はすごいホラーだと思われ。

穢れってのは伝播するとは聞きますが、誰かが亡くなった場所だから幽霊が出るとは限らないし、この本にも、まったく影響がないって人たちもたくさんいて、個人的には、影響を受ける人と受けない人の違いってなんだろう?って思います。
リアルでもそこ、いつも疑問。

「リング」も「呪怨」も恐怖を感じなかった自分、今回も普通に小説として面白く読みましたが、読む人によってはすごく怖い話と思います。

この本の恐怖は、「読んだ自分も祟られるんじゃないか」って部分です。
この本を家に置いておきたくないって人も多いみたいですが、うち、その前に「新耳袋」全10冊あるしな。。。
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Posted on 2015/10/03 Sat. 12:00 [edit]

category: book

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