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戦争と殺戮は、選択できるものではない

時事ネタってのは、ひじょうに取り扱い注意な種類のものなので、このブログでは扱わないようにしていましたが、今回のみ、そのタブーをちょっとはずします。

先日、世界報道写真展にいってきました → ここ
今、池袋で開催されています。

毎年、この写真展には必ず行っていますが、展示されている写真に戦争、戦争で亡くなった人たちの写真がなかったことはありません。
我々は普段、戦闘で亡くなった人(兵士、民間人問わず)の遺体を見ることはありませんが、この写真展では、そういった遺体の写真がなかったことはありません。
世界という枠で見ると、戦争がない世界なんて存在しえないのがわかります。

今年の最初に展示されていた写真は、ナイジェリアでテログループに拉致誘拐された276名の16歳から18歳の少女たちの顔写と、残された制服の写真でした。
彼女たちが今どういう状況か、想像できない人がいたら、それは無知、無教養、無神経な人でなしです。
そして、それを対岸の火事と見るのは、あまりにも狭窄された視野で生きているとしか言いようがありません。

911でふたつのビルが崩壊してから10年以上たちました。
激突した飛行機に乗った人々、崩壊したビルと共に亡くなった人々は、戦争にも武器にもまったく縁のない人たちでした。
しかしこの事件は、遠いアメリカで起きた、我々日本人には直接関係のない事件ではありません。
日米の関係者からそれぞれ直接聴きましたが、テロ組織が大掛かりなテロ行動を近く起こすということは、だいぶ前から予測されていたそうです。
しかし、場所が特定できなかった。
想定された候補地では、それぞれの政府、軍、警察関係が、かなりシビアに警戒措置を当時引いていたのだそうです。
具体的な話を色々聞いた時、日本国内で候補にあがっていた場所を全部聞いて、血の気が引きました。

今、巷で「戦争にいきたくない」「戦場におくられたくない」とデモしたり、プラカード掲げたりしている人が多く見られますが。
いきたくない とか、戦場におくられたくない とか、選択肢があると思ってる時点で「わかってねーな」と思ってしまいます。

今、世界のあちらこちらで戦っている人たちが、戦場にいきたくて行ってると思ってるんでしょうか。
戦いたいから武器もってやってると思っているのでしょうか。

もちろん、中にはそういう人もいるでしょうが、多くの人は、何かを守るために武器を取るという選択をする、あるいはそうせざるをえなかったのだというのが現実と思います。

武装したテロ組織が、戦いとは無関係の女学校を襲い、276名の少女たちを連れ去ろうとする時、もし自分が現場にいたら、あるいは自分が連れ去られる少女のひとりだったら、「戦いたくない」「戦争にいきたくなくて震える」とか言ってられるのでしょうか。
自分じゃなくてもいい。
自分の家族や大事な人がその対象になったら?

「そんなことあるわけないだろう」という人がいたら、私はアホかと言います。
何が起こるかわからないというのを、我々はたくさん見てるはず。
911で崩壊したビル、電車にまかれたサリン、他国に拉致されたまま生死もわからない人々、日本の漁場を荒らしてやりたい放題している他国の船。
話し合いや外交でそれらが未然に防げたと思うのなら、それはただの幻です。
だって実際全部、おきてることなんですから。

今回の写真展にも、我々が普段知りえない衝撃的な写真が多く展示されていました。
それぞれの国の政府、関係団体、あるいは関わる人々が、それを放置していたり、あるいは喜んでその事態を作っていると考える人がいるのだとしたら、私はその人を指差し、躊躇なく「人でなし」と呼ぶでしょう。

毎年この写真展を見て、思うこと、感じることは同じです。

今、この時でも、生きるために戦っている人がいて、誰かを何かを守るために戦っている人がいる。
あるいは、悲惨な現状の中で生きる人々がいて、その傍らで、そういった世界をなんとか作り変えようとしている人々がいる。
必死に努力しても実らない現実にうちのめされ、そして死んでいく人たちがいて、それでも立ち上がる人たちがいる。

毎年、この世界報道写真展を見て、必ず、そしてあらためて思うことはいつも同じです。

8月9日までの東京開催で、その後大阪にいくそうです。

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