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アニメとGAMEとマンガな日々
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静かに静かに ~繕い裁つ人



鶴瓶さんが「美しい映画だ」と絶賛していたので、見てきました。
原作は2巻まで読んでいます。
何度も映画化がぽしゃったそうで、製作期間もとても短い中で、現場が相当がんばったと話聞きました。

仕立て屋さんだった祖母の跡を継いだいちえが、ブランドを立ち上げないかともちかけてきたデパートのバイヤーの営業の男性と関わり、そこから洋服という存在を見つめなおす物語です。

ワタクシ、まったきオタクですが、実は服飾デザイン科卒業で、人生間違っていなければそっちの道に進んでいたはずでありまして、この映画に描かれているものについては、シロウトではありません。
なので、いろいろ「ん?」な部分はありますが、テーマになっているものがしっかりあるので、気にせずに見れました。

洋服によって、人は明るくもなり、人生も変えることが出来るというのは本当だと思います。
服は、その人と成りをあらわす一部にもなりうる。
シマムラやユニクロは、それはそれでいいものですが、オーダーしたお洋服のよさというのも格別です。
自分の身体に完全にフィットした自分だけの服や、素材から厳選されたえりすぐりのデザイナーの服は、やっぱり全然違う。
それを着る時、何か違うものを自分に与えてくれます。

この映画では、一生着る服って言ってますが、身に着けるものは消耗品なので、現実には一生着られる服というのはほとんとないと思います。
なんたって布は擦り切れる。
リフォーム、リメイクするにも限界があるし、布そのものが弱ってきてしまうこともあるので、映画にあるようなことは普通にあることではないと思います。

とはいえ。

工業用ミシン(だと思う)の音、それを踏む中谷美紀の美しさたるや、時間よ止まれ!くらい美しかったです。
あれだけでも、この映画は見る価値がある。

あのミシンは私も学校でさんざん踏みましたが、家庭用ミシンとは全然違うんですよね。
けっこう扱いが難しかったりします。
映画見ていて、もともとはひとりでちまちまやるのが好きな私には、あの部屋は聖域に感じました。
すそ上げも、袖たけ詰めも、ボタンつけも、裏地の修整も自分でやるし、簡単なスカートや袋ものなら作りますが、さすがにドレスは無理だ。
出てきた服のパターンとか縫製どうするかとか、だいたいわかるのですが、「無理無理」ってなりました(笑)

次に人間に生まれたら、おフランス人に生まれて、パリにひとつしかないビーズ刺繍の学校に行き、オートクチュールのメゾンで一生ビーズ刺繍して人生終わるのが夢です。
(それか、イギリスの奥地で、馬育てて一生終わるか、どっちか)
ビーズ刺繍の学校は、本気で行こうとしたのですが、フランス語の授業と聞いて、最大の挫折をいたしました。

ひじょうに地味な映画ですが、手仕事好きな人は絶対好きな映画と思います。
足踏みミシンが大好きだった私は、懐かしくてもだえました(笑)


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