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48歳男、流れるように生きてるぜ ~優雅なのかどうか、わからない



作家の甘粕りりこさん主催の読書会に参加してきました。

話題になっていて、表紙も素敵だったので興味あり参加しましたが、実際読んでみて、けっして興味あるとか、感銘を受けるとかとは程遠い内容でした。
編集の仕事をしている48歳で離婚したばかりの男が、古い家を借りて住んだ近くに、かつて5年間の不倫相手だった女性が近所に住んでいることが判明、再会、痴呆症が進行しつつある彼女の父親を間に、関係がゆっくりと進んでいくという物語でした。

面白いと思わなかった本で読書会というのもなんだよなぁと思っていってみたら、主催が女性作家ということもあってか、女性参加者がほとんどで、しかも見事に同じ感想の人ばかりだったという(笑)

「48歳男で、これってなんなんだ。立派なおっさん世代で、責任の欠片もない」
「5年間、いい歳した大人の男が不倫なのに、“彼女は恋人”とか、何言うてんねん」
「深い部分、泥くさい部分、都合悪い部分をすべて削いだ話」
「最後に、女性側が彼を振って去っていくことを期待した」

いっしょに話した人のほとんどが、まったく同じことを言ってました。

ところがひとり、まったく別意見の方が。

「自分は離婚歴があって、今後の結婚はまったく望んでいない。現在、仕事もしてるし経済的にもかなり恵まれていて、自分がまさにこの主人公のような生活。なので、この男性はすべてにおいて理想の男だった」

彼女いはく、普通にあるべき形というのは望んでいないし好きじゃない。ちゃらんぽらん大歓迎、それぞれが自立していれば問題ない。
むしろ、縛りあいになるような関わりは、自分は興味ない。

なるほどなーと思いました。

そこへ、主催の甘粕さんの言葉、「新しい家族の形を見たような気がした」で、これまた「なるほど」。
開催場所のカフェのオーナー48歳男性が、「今まで何の責任もなくふらふらしていたからこそ、ここで、痴呆老人を抱えるという縛りを自分に持つことを選ぶという気持ちがわかる」という意見があり、男性出席者が「このラストはとても好き。同じ男としてあこがれる」という意見も出て、男女での意見の違いもあって面白かったです。

私は、人と人のつながりのコアな部分を描いた小説が好きなので、その部分がごっそりそがれたこの小説はまったくもって好みではありませんでしたが、だからこその読書会の醍醐味で、別の視点で見たこの小説の面白さ、解釈を知ることが出来てよかったです。

前回参加した読書会はビジネス書だったということもあり、男性がメインでしたが、今回は女性がメイン。
前回の会は、男女の出会いを目的に参加されている方もいらっしゃるようですが、今回はそういう趣旨は欠片もない感じで、でも来ている女性陣が美しく個性的な方が多く、話題の広がりがかなりありました。
私が求めていた「ジェーン・オースティンの読書会」な感じは、今回のほうが近いものがあります。
今回の読書会では、メールアドレスの交換して、またお会いしましょうという方にも出会えて、本を通じての交流が広がる感じもよかったです。

個人的には、ビジネス書の読書会より小説の読書会のほうが参加希望ですが、あまりありません。
いっしょにお話しした方数人が、私の大好きな小説「心はあなたのもとに」をその場でアマゾン購入されて、読んでみると言ってくださったので、後で感想を聞こうと思っていますが、読んだ人によって色々な見方、考え方があるので、それを聞くのはとても楽しいです。

本の編集をされた方がお話ししてくださったのですが、執筆中の作家の方が考えていたことや、表紙に使われていた写真の由来など、興味深い話も多かったです。

読書会に参加するようになってから、もともと多かった読書量がさらに増えました。
キンドルを使うようになってから、セールをうまく利用して買うようにしており、家の本を置かなくて済む気楽さから、ざくざく読むようになってます。

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