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鋼鉄の男の戦い ~フューリー



戦争映画は多数ありますが、戦車の映画はそうなかったような。
「パットン大戦車軍団」しか、私は知らない。。。

「フューリー」は、第二次大戦ノルマンディー上陸作戦後の、ヨーロッパでのドイツとの戦いを戦車兵からの視線で描いた物語です。

個人的に「よい」と思ったのは、まったくもって泥くさい出来になってるところ。
戦車に踏みつぶされてぺらんぺらんになっちゃった死体、吹っ飛びまくる人間、その一部。
泥まみれでくたくたに疲れた兵士たちを、ばんばん見せてきます。
さらに戦車戦がメインなので、そっちが好きな人なら、たぶんもうたまらないと思われ。
ドイツ戦車のティーガー、本物使ったんだそうで、もう、腹にくるような音出してきます。

映画でも先に説明がありましたが、当時のアメリカの戦車は装甲が薄かったのに比べ、ドイツのティーガーはガチでした。
空軍(私はこっちが大好きだった)では、メッサーシュミットという名機が作られていて、こっちも有名です。
ロンドン爆撃の際、2人乗りなのと燃料の関係、そしてその重量の差でイギリスのスピットファイアーに負けたといわれてますが、ドイツはやっぱり機械関係はガチ!!
ティーガー出てきた瞬間、立ち上がりそうになった私はバカです(笑)

物語の中心は、ノーマンという新兵。
彼の視点が、イコール我々の視点になるという構成になっていて、実直なつくりでした。
いきなり最前線に出されることになった彼のとまどい、驚き、そこからの変化が、我々の目になります。

車長のドン、砲手スワン、装填手グレイディ、操縦士のトリニと、それぞれの人生や背景はまったく描かれていません。
ただ、断片的に見せてくる描写から、いろいろなことがわかります。

‘バイブル’と仇名されたスワンは、恐らく牧師か神父の見習いをしていたのではないかと思われます。
聖書の一説をそらんじ、死にかけたドイツ兵に告解させているシーンがある。
グレイディはおそらくスラムの出身、英語にすごい癖があるので、アメリカ人ならもっとその背景がわかるかもしれません。
メキシコ人のトリニは移民か不法滞在で、兵士になることで市民権を取得したという可能性がある。
堪能にドイツ語を使うドンは、恐らくドイツからの亡命、または移民で、ナチに対する憎しみの深さから、ナチとの間で何かがあったのではないかと思われます。また、神なんか信じてないよ風ですが、最後の方で、彼も聖書を暗記していることがわかるシーンがあります。信仰に篤い時もあったということがそこからわかる。
背景も出自も違う彼らですが、それぞれが優秀で、そして信頼しあっています。

ノーマンの成長の過程は、至って定番。
その描写も、定番中の定番。
イノセントでピュア、善良さと良心を信じていた彼が戦場に放り込まれ、甘さから人を死なせ、自ら人を殺し、女を知り、関わった人間がゴミのように死んでいくのを見、最後に自ら敵に向かって迷うことなく銃弾を向けるようになっていく。
そこを見て、大人になっていくのを描いた物語と評する人もいるかもしれませんが、私はそうは思いません。
そんな甘やかな、少年は大人になった。。。な映画ではないのは確か。

ブラッド・ピットが完全におとーさん化してます(笑)
ノーマンが初めて女性を抱くシーン、扉のこっち側でブラッド・ピットが新聞読んでいて、思わず「うわー、おとーさん。。。」と思ってしまいました。
今回のブラッド・ピットは渋いです。

余談ですが、映画字幕の勉強をしたことがある友人(女性)が、戦争映画の字幕は、女性字幕訳者はほぼ100%嫌がるんだという話を聞きました。
感情的な部分が一番大きいそうですが、あとは、戦場で使われる独特の単語や言葉づかいがわからない、武器や兵器の名前や意味がわからないからだそうで。

さすがに私も戦場用語はわからないですが、兵器や武器ならわかる!!(笑)

別で、映画好きな友人が、この映画、イマイチだったといってまして、「いい男はブラッド・ピットくらいしかいないし、演技はみんなさすがに上手かったけど、どこが見どころかわからなかった」と言ってきまして。
うっかりドイツ戦車の性能のよさと米軍の戦車との違い、当時の戦車戦について熱く語りまくり、彼女から「そっちまでオタクなの?」と笑われました。

別に、そっちまでオタクじゃないよ。 → と思う

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