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アニメとGAMEとマンガな日々
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そっとよりそう ~物置のピアノ

飛行機の中で見ました。
いやぁ、こんなところで見れるとは思ってなかったです。

福島で、桃を作っている祖父と公務員の父、母、姉、弟のいる高校生の女の子の物語です。

ピアノの好きなハルカは、物置にしまわれたピアノを愛して、一生懸命練習しています。
内気で自分の気持ちを言葉にしないハルカは、将来のこと、コンプレックスを持っている姉のこと、弟のこと、放射能の風評被害で売れなくなった祖父の桃のことなどに、自分の気持ちを語ることはほとんどありません。

ひたむきにピアノに向かい、ピアノを弾きます。

幼少の頃から私もピアノを習っていたのですが、何かがあると、ピアノ弾きたくなりました。
悲しいとか、さびしいとか、うれしいとか、ピアノを弾きたくなる。
ピアノと会話している、そういう気持ちがありました。
ハルカを見ていて、その時の自分を見ているような気持ちになりました。

浪江町から仮設住宅に越してきた男の子との、ほのかな交流もありますが、これも、イマドキ映画とは明らかに一線を画したきっちりとした描写になっていて、私はとても好感もてました。
ふたりは好きだのお前だけだの言わないし、キスどころか、手もつなぎません。
ふたりの関わりは本当に短いもので、でも、あの時だからこそ、清廉で何の計算もない想いや願いがあったのだと思います。
ふたりはさよならも言わないけど、またねとも言わない。

繊細な映画で、いちいち説明ありません。
今の日本映画の中では、秀逸の出来と思います。

小さな幸せを積み重ねること、大事なもの、大事な人への想いをつなぐことの大切さを描いた映画でした。



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