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チョコレートドーナツから、ゲイな人たちについて考えてみた

「チョコレートドーナツ」の感想があちらこちらにあがっていますが、その中に、「自分がああいう事態に関わったとしたら、自分もあのような(検事や元上司)態度を取るかもしれない」「ポールやルディの関係に対する嫌悪感が、最初はあった」という意見が書かれていました。
すごく正直な気持ちなんだろうなと思った。

自分と明らかに違う、理解を超えたものへの恐怖感や違和感に、本能的に嫌悪感が露わになるのは、当然のことだし、自然のことと思います。

しかし、それが良いことであるかどうかを考えると、良いことであることは実はあまりないような気がします。

差別には色々あるけれど、ゲイの人たちに関して言えば、私個人はまったく何も思いません。
そういうふうな人がいるというのは、BLの小説や漫画読んだくらいの知識があるくらいで、実際にいるということも知っていましたが、実際会うことになって、男同士で手をつないでいたり、抱き合ってたりしても、別になんとも思いませんでした。

恋愛の対象なんて、メロンが好きか、スイカが好きかって程度の違いと思っています。
ぶっちゃけ、女性が恋愛対象であっても、極端に若い女性が好きだったり、極端に年上が好きだったりしたら、これまた色々言われるわけで、言いたい人は何にだって色々いうって思ってます。

BLの好きな腐女子だからといって、リアルなゲイに理解があるというわけでもないと知ったのは、実はコミケ。
友人が出した同人誌に、マッチョなリアルゲイたちの写真を表紙にしたものがあったのですが、「気持ち悪い」と言ったり、わざわざ両手で顔を隠したりする人がいたりして、「へー」って普通に驚きました。
男同士の露骨な性描写をあえて選んで読みたい人たちがそういう反応って、けっこう新鮮にびっくりだった。

アメリカの会社には、普通にゲイがいるので、当然ですが、職場でいっしょに働いたこともあります。
オカマな人もいて、いつもは「ねぇねぇ?これ、どうする~?」みたいな感じでしゃべってましたが、プレゼンするときは普通に男性で、こちらも「へー」って思った(笑)

重要取引先へのプレゼンに、「どうしよー!!超緊張してるー!!」って半べそかいてたオカマの同僚に、「大丈夫だよー、がんばれー」ってハグしてたら、たまたま通りかかったアメリカ人と日本人の男性同僚ふたりが、「トール!!お前何やってんだ!!ホセは男なんだぞ!!」って叫んで、「え????」ってなったことがありました。
ホセを男と思ってなかった私(笑) 

女性陣に聞いたら、「え?何が問題なの?」ってみんな口をそろえて言ってたけど、男性にとっては、ゲイでもオカマでも、男は男なんですな。

有名なゲイ映画「ブロークバックマウンテン」の感想を色々見ていたら、ゲイなみなさんがすごーく怒りに満ちた感想をあっちこっちにあげていて、とくに彼らの奥さんになった女性たちを悪し様に言ってたのがけっこうあったのですが、ひとり、死んだ人の奥さんが流した涙について、「彼女の涙は、愛した人の死を悼む涙だった。彼女たちが受けた心の傷や哀しみを考えると、もっと違うやり方があったんじゃないかと思った」という感想をあげているゲイの方がいて、思わずメールしたことがあります。
すぐに返事がきて、「ゲイであることで、世間と戦っているという人はとても多い。でも、愛する人が自分を騙していたり、裏切ったり、死んでしまったりした時の哀しみや傷は、ゲイとかそういうこととは関係ないと思う。自分は、あの奥さんたちは本当に彼らを愛していたと思ったし、それを利用し、裏切ったことは、人としてやってはいけないことだと思った。それはゲイだからとかってこととは関係ないと思っている」とあって、すごく感銘を受けたことがあります。

サンディエゴで通っていた学校のスピーチの授業で、ゲイの美容師さんが自分と恋人との関係を語るってのがありました。
たまたま彼がお休みした次の日、先生のデビーが、「昨日の彼のスピーチ、どう思った?」ってみんなに聞いていて、「私は個人の恋愛事情やセックスライフなんか興味ない。ああいう話を公的な場所でするのはどうかと思う」と、すごく怒ってて、さらに「ここには、ゲイという存在に馴染みのない、日本人と中国人の人たちがいるのに、配慮がなさすぎる」と言ってきました。

日本人は、私となおみちゃんという女性。
中国人は、シーウェイという60代の元大学教授の男性でした。

そしたらなおみちゃんとシーウェイが、「スピーチの前日、フレディが、ゲイである自分の話をしたいのだがいいか?って聞いてきた」と言いまして。
「え!!私には何も言ってきてないよ!!」ってびっくりして言ったら、クラス中が、「トールには言わなくていいと思う」って笑ってたというオチ(笑)

そしたらそこで怒るデビーに、いつも静かなベロニカという女性が、「フレディは、私たちを信頼してあの話をしてくれたんだと思う。私はそれを、うれしいと思うし、あの話を聞いても怒りも嫌悪も感じない」とはっきり言い、デビーが思わず黙ってしまうというのがありました。

アメリカでパーティがあった際、私がケーキ取りにいった時についてきたブライアンという男性が、「トールには言っておきたいんだけど、僕、実はゲイなんだ」といきなりカミングアウトされたことがあります。
「あ、そうなんだ」って普通に聞いてたけど、あとで「なんでわざわざ私に?」って思ったら友人が、「友達になりたいって思ったから、先に言っておかないとって思ったんじゃないかな」って言ってました。

ゲイであること、アメリカでは差別がないと思われていますが、差別はあります。
チョコレートドーナツの頃とは時代が違っていますから、だいぶ変わってはいますが、差別は確実にあります。

親しかった友人のニックは、フロリダで恋人のレックスと事実婚状態でしたが、それで会社内で厳しい立場におかれていました。
アメリカ最先端のIT企業で、です。
彼の同僚だった友人は、「ニックは何も言わないし、戦わないけれど、とても大変だしきついと思う」と言っていました。
ニックはその後会社をやめ、なんとフロリダの上院議員の秘書になりました。

ちなみにそのニックが、新宿二丁目にワクワクしながら行った事があったのですが、次の日、「なんか怖かった」って言ってて「は?」になったことがあります。
そしたら、「なんかみんな、獲物狙うみたいなギラギラした目で見てて、怖かった」って言ってて、「いやー、だってあなた、そういう場所に行ったんだから、そりゃそーでしょー!!」って大笑いしましたが。

日本人のゲイの人が差別について語ってきた時、思わず「私は女で、いい歳して結婚もしておらず、子供もいない。世間では、“男から相手にされないかわいそうな終わコンな女”と差別されてますが」と言ったら、「言われてみれば、そういうのって当たり前のようにありますね」って返されたことがあります。

生理的嫌悪感というのは本能的にあるものなのでどうしようもないですが、個人的には、ゲイだろうがレスビアンだろうが、スカトロだろうがSMだろうが、人に迷惑かけてるわけじゃなし、ただの好み、嗜好の問題なので、好きにするがよいと思っています。

ちなみに、「チョコレートドーナツ」のルディとポールがベッドでじゃれあうシーンとか見てて、普通に「あったかい関係でいいなぁ~、ああいう相手が自分にもいたらいいなぁ~」と思ってました。



拍手コメントのお返事:

masakiさん:

いつも読んでくださってありがとうございます。
「チョコレートドーナツ」は、本当に美しい映画でした。
マルコは死んでしまうだろうと思ってはいましたが、あんな悲しい死に方をしたのがショックでした。
最後にポールが書いた手紙について、「往生際が悪い、しつこい」と感想を述べている人がいました。
色々な人がいるな。。。と、これまたしみじみ思いました。
マルコは、ルディとポールにとって、永遠にスィートハートだと思います。
書いてて、また泣けてきました(笑)
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