orb

アニメとGAMEとマンガな日々
MENU

勇気をくれる映画 ~ LIFE!



予告を見ると、平凡な空想好きな男の、その空想の荒唐無稽さが人生のスパイスになる。。。みたいな映画に見えますが、まったく違っていました。

ウォルターは、ライフ社でネガフィルムの管理部門の責任者をやっている、地味でひかえめで口下手な平凡な男です。
その彼が、1ヶ月前に入社してきた女性に恋をしますが、何もできません。
そんな時、ライフ社が大きく業務転換の方針を決め、大掛かりなレイオフを開始、最後の冊子出版のライフの表紙を飾る写真のありかをウォルターに問いますが、ウォルターは答えることができませんでした。
なぜなら、つきあいの長い放浪写真家からウォルターに送られたはずのそれは、なぜか、採用するはずのその写真だけ欠損していたからです。

一見、ウォルターには特技もなければ、目だった才能もなく、そしてあまりにも平凡で面白みに欠ける人間に見えます。

しかし彼は、父亡き後、家族を支えて地道にがんばり、16年間誇りをもって仕事をし、部下から慕われ、1度も会った事のない気難しい放浪写真家から大きな信頼を寄せられていました。

わかりやすい、派手なものにしか人の目は注がれませんが、本当に大事なのは、そういうものではありません。
ウォルター自身が忘れていた、子供の頃に父親が応援してくれてた才能が、彼の冒険のあちらこちらを支えます。

そしてもうひとつ。

この映画は、自ら一歩踏み出すことが、人生を大きく変える、素晴らしいものに変える、冒険そのものに自分をいざなうんだよという事を描いています。

予告にある映像は、ほとんどがウォルターの想像ではありません。
彼が実際に体験することで、実はもっとすごい冒険があります。

その冒険は、喪失した1枚のネガから始まっており、文字通り、ネガティブな事がきっかけで始まったものでした。
しかしそれは、ウォルターの妄想や想像を超えてはるかに素晴らしく、大きく、そしてエキサイティングです。

さらにこの映画の素晴らしいところ。

見知らぬ多くの人たちが、彼の冒険を支え、サポートしてくれます。
ほとんどが、名も知らぬ、ゆきづりの人たちです。
唯一名前がある人がいますが、その人の登場シーンには、たぶん多くの人が思わず顔をほころばせ、そして泣くでしょう。

意味のない出会いはないし、人との関わりは時に奇跡を生みます。
しかしその奇跡は、その人のそれまでの歩みに支えられたものであり、真心と誠意、真摯な努力によって生み出されるもので、ただの幸運だけではありません。
そして、その奇跡をつかむには、自らが一歩踏み出さなければならない。
その先に何があるかわからず、不安と恐怖にとらわれそうになっても、その一歩が人生を大きく変え、自分を大きく変える一歩につながる。

素晴らしい映画でした。

この映画、もうひとつ素晴らしいのは映像。
すごかったでした。
映像の美しさは、ここ数年見た映画の中で群を抜いてます。

説教くさい部分いっさいなし。
臭い台詞まったくなし。
お涙ちょうだい、まったくなし。

けれどこれは、人生の素晴らしさについて描いた秀作でした。
公開されたばかりなので、できれば多くの人に見てほしいです。

ベン・スティラー、いい役者さんになってるなぁ。



スポンサーサイト

該当の記事は見つかりませんでした。

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://orbyano.blog75.fc2.com/tb.php/3983-804ed12e