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生きろと神が言った時 ~ゼロ・グラビティ



前評判高く、絶賛の声ばかりの映画、どんなものかと思って行ったら、噂にたがわぬ素晴らしい映画でした。
号泣しました。

宇宙空間、スペースシャトル作業中に発生した事故、どう生き延びるかという、ただそれだけの筋書きです。
余計なエピソードいっさいなく、登場人物も基本2人だけです。

人の生死は、誰しもに公平で、誰しもに不公平です。

家族を愛し、人生を愛していた人はその家族の手の届かぬところであっという間に死にます。
失望と絶望の中で、ただ日々と時間を消化するだけの人生だった人が、怪我もなく生き延びます。
生き延びたけれど、職務のために、自ら死を選ぶ人もいます。

この映画は、生まれた時から女であることから否定され、母親としての自分も失った女性が主人公です。

人がどう生きるかは、長い時間をかけ、本人の意志と選択によって積み重ねられます。
しかし、どう生き延びるかは、生きようとする本人の強い意志と、運と、神の意図によって作られます。

ひとり残ったライアンが、地球のどこかにいる、言葉の通じない相手の子守唄の中で死を選び、覚悟するシーンは、どんな時も人間が孤独ではいられないということを如実に表現していました。
ひとりがいい、宇宙の静けさが自分を安心させるといったライアンが、死を選んだのが、見知らぬ他人との交信の中、その人の子供をあやす、やさしい声の中だったというそのシーンは、あまりにもせつなく、甘く、やさしい場面でした。

そして、それを一瞬で打ち破るシーン。

あれは、私は神様が現れた瞬間と思いました。

その人が完全に膝を折り、絶望し、すべての希望を失った瞬間、それでも「生きろ」という何かが現れる瞬間があります。
あのシーンはまさにそれでした。

真実、生きるという事を失った経験がある人、本当の意味での絶望を経験したことのある人には、あのシーンは号泣と思います。
それほどにインパクトのある、衝撃的な、素晴らしいシーンでした。

宇宙関係を知る人だと、色々ツッコミいれられる箇所は山ほどあると思います。
詳しくない私ですら、ありました。
ただ、この映画を見る際は、そういうのは忘れていたほうがいいと思います。

生きるということは何なのか、生きていくということがどういう事なのか、この映画は凝縮して見事に見せてくれます。


ライアンが交信した相手が何者だったかというのが、動画であがっていました。
映画を見てから、ぜひ、こちらも見てみてください。



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