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そこにある幸せ ~人生の特等席

クリント・イーストウッド主演の映画です。
今回は監督はしていません。

熟練の野球スカウトマンの父と弁護士の娘の関係を中心に、ライバルのスカウトマン、長年の親友、元大リーガーの新人スカウトマンを配したヒューマンドラマです。

よく言えば安心して見れる、悪く言えばソツなくまとまった映画ですが、見て損はありません。
見た後、「幸せの隠れ場所」と同じ感覚が残りました。
つまり、「なんとなく、ハッピーな気持ちがほっこり」です。

父は娘を誇りに思いながらも、自分から遠ざけていて、娘はそんな父に見捨てられたと思いながら生きています。
娘はがむしゃらに仕事をし、経営陣に加わる推薦を受け、つきあっている男性からも真剣な交際へ進もうと正式に言われますが、そのどれについても、幸せややる気を感じることは出来ません。

その父の目が失明の危機にあると知った時、人生を賭けた仕事が出来なくなると理解する娘は、重要な仕事をほったらかしにして父のもとに駆けつけます。
けれど、娘と父の関係はぎくしゃくしたまま。

ふたりは、野球界が注目する高校生プレイヤーのスカウト合戦に、そのままはいることになります。

いい事と悪い事は表裏一体で、それを見極めるのは、何が真実かって部分なのだと思います。

その、何が真実かというのを見極めるのはとても難しい事で、さらには人それぞれ、違うものに真実を見つける。

クリント・イーストウッドがここずっと演じているのは、フェアな男 だと思います。

「許されざる者」でも「グラントリノ」でも「ミリオンダラーベイビー」でも、イーストウッドは無骨なまでにフェアである事を貫きとおしてきています。
時にそれが、暴力を伴うことであっても、誰かの死につながることであっても、犠牲を伴うことであっても、フェアであることを真摯に貫いた男を演じてきていて、それはすべからく、単純なハッピーエンドにはつながることはありませんでした。

この映画は、それをとても優しく、わかりやすく描き、ハッピーエンドにつなげた秀作と思います。

物語としてのオチは、「え!!」ってなる部分がありますが、よく見ているときちんと布石があります。
その丁寧な作りが、この物語を浮ついたものにしていません。
一生懸命、真面目に、誠実に生きている人たちには必ずそれが何かの形で実を結ぶときがくるというのを、映画はとても優しく描いています。

この映画は、ブラッド・ピットの「マネーボール」で描かれた、古い形のスカウトマンの姿を描いた映画ですが、こちらで描かれる分析型のスカウトマンの描写はかなりいい加減でした。
本当の分析型の人たちは、ただ打率とかだけじゃなくて、もっと緻密なデータ見てると思いますし、実際本人のプレイもきちんと見ていると思います。

あとで調べてびっくりしたのですが、GM役の人、どっかで見たことあるなーと思ってたら、「ターミネーター2」のT1000 やった人でした。
いやーーーー、もう、ふつーのおじさまになってましたよ!!


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