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アニメとGAMEとマンガな日々
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良くも悪くも神山作品 ~ 009 RE:CYBORG

3Dは好きじゃないのですが、神山アニメは3Dにあったアニメという印象があり、今回はさらにそれにあわせた動画や絵を作ってるとインタビューで言っていたので、あえて3Dで見ました。

加速装置を使った時の009からの視点、彼がそれをどう使っていたかなどの描写は、監督も言ってましたが、セルアニメだと原画動画枚数がハンパなく必要になり難しかったのを、デジタル技術によって可能になったのはすごいと思います。
さらに、プロダクションIGにはお馴染みの、美しい市街の俯瞰や夜景、そこの飛び込んでいくかのように動くキャラなどなど、見ていて、アニメの技術がやっとこの物語を描くところまで進歩したんだなって感じがしました。

物語は徹頭徹尾、神山アニメ、神山ワールド炸裂でした。

連続ビル爆破テロが軸になりますが、物語としてはサイボーグたちがこれを解決するとか、そういうのには至っていません。
内容はひじょうに哲学的、宗教的で、見終わった後も「で、結局何???」って感じでした。
事件の犯人は具体的には存在していないし、事件の解決もありません。
しかも、死んだ人が生きていて、やってないことがやったことになっていて、あったことはなかったことになっていて、でもそれにはまったく説明はなし。

題材がそも“神”で、見ていて「もしかしてこれは、神山版の天使編なのかもしれない」とも思いました。

「東のエデン」の辻褄のあわなさ、広い世界を描いているようで、完全に閉ざされたインナーワールド展開が苦手だった私には、この物語を面白いと思うには至らず。
007と008に至っては、ほとんど活躍していませんし、そも、何してたかも不明なまま。

細かいところでは、「お?」って思わせてくれる部分はかなりありました。

例えば、009と003の関係を、いっきに大人描写した所。
サイボーグたちが歳を取らないという設定に、きっちり裏づけしたところ。
001の声がタチコマだったところ(笑)

正直、神山監督のオリジナルの物語は、監督のインナーワールド炸裂、スピリチュアル炸裂な部分がものすごく感じられて、発想や展開の面白さよりそっちが目だってしまうような気がします。
原作のあるものだと、逆にそれがすごくいい形に出てるようにも思うんですが。

一見の価値はあります。

ありますが、往年の009のファンがどこまでこれで満足するかって所は疑問。
(009見れればなんでもいいって人も大勢いるみたいなので、そのあたりもわかりませんが)
009知らない人には、恐らく何がなんだかわからん映画と思います。



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