![]() | Over Drive 1 (1) 安田 剛士 (2005/09/16) 講談社 |
OP画像を集めているので、そのためだけに録画しておいたアニメですが、見てびっくり。
すっごくよかったです。
ツールドフランスを目指す高校生たちの話のようですが、いやぁ、目標すんげぇ高いね(笑)
初回は、クラスにも溶け込めずダサい、冴えない、イケてないと三拍子そろっちゃったおとなしい主人公のミコトが、自転車に出会うまでのお話でした。
まず新鮮だったのは、主人公ミコトのしょーもなさがアニメ定番じゃなかったところ。
いい子なんだけど、みんなとうまくできない、波長があわないって感じで、自分に自信なくておどおどしてるから、みんなからも軽く扱われてちょっと馬鹿にされてるって、「いるな、こういう子」って微妙な部分がひじょうにきちんと描かれていました。
馬鹿にされてるんだけど、それしかみんなと関われない彼(いじめの対象にすらならない)が、昼休みに牛乳飲んでパンかじりながら、ひとりでぼんやり雲を眺めるシーンがすごく長くあったのですが、それが冗長にならず、むしろ彼の気持ちを表していて、すごくよかった。
その彼が、中学の時からあこがれていた同級生の女の子の言葉に少しづつ変わっていきます。
モテモテのかわいいその女の子ゆきですが、こちらもアニメ・マンガ定番じゃなく、かなりリアル。
その彼女がミコトにさくっと言います。
「頭はぼさぼさ、ネクタイはひん曲がっていてシャツは裏返し。社会の窓も開いてる。そんなふうな自分でいることを許しちゃってるって、好きになる相手にもそういう程度でいいって言ってることでしょ?」
「あんた、自分を変えようって気持ち、ないの?」
いやぁ、すんげぇいい台詞だ!!(ちなみに覚えてる範囲で書いたので、まんまコピーじゃないです)
好きな女の子に薦められたから…って定番の展開ながら、キャラの妙なリアルさが、そのあたりをものすごく新鮮に見せてくれました。
「好きな女の子を振り向かせるためにがんばる」んじゃなくて、「好きな女の子がやってみろって僕に言ってくれた」からやってみようってところ、なかなか面白い。
ゆきも、ミコトに対して「あんた、自転車部にいれれば、兄貴からこづかいもらえて、ほしいバッグが買える」ってはっきり言ってます。
時代を感じる(笑)
頭も悪いしダサいしイケてないし、挙句に努力もしない。
なのに萌え娘にモテモテで、何もしてない癖にそれには天才的な才能があります!!…なんて話に辟易していたので(すんません)、現時点でリアルにダサいミコト君が、今後どのようにして自転車に取り組んでいくか、かなり興味が湧きました。
冒頭でいきなり、ミコトらしき人物がツールドフランスのトップを走ってる場面が登場しますが。
いやぁ、アニメでもこんな素晴らしいシーン見せてもらえるなんて、すんごいうれしかったです。
今現在、二十代の日本人自転車選手が、確かフランスチームで走ってますが。
監督やチームメイトから「信頼できる、力のある選手だ」とコメントされていました。
ミコト!!
がんばって、フランス目指してくれ!!
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