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人はみな、戦っている ~3月のライオン新刊

3月のライオン 7 (ジェッツコミックス)3月のライオン 7 (ジェッツコミックス)
(2012/03/23)
羽海野 チカ

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ひなちゃんのいじめ問題に決着がつきました。

ひじょうに成功法、骨太、まっとうな決着のつき方でした。
残念ながら現実はこうはいかないんだが、でも、マンガの中だけでもこういうまっとうな決着がつけられたのは、本当によかったです。

首謀者の子ですが、あれはもう明らかに壊れてる人間です。
“人の心を持たない”人で、先生との会話にあるのは、まさに連続殺人犯が警察で述べてた記述そのままで、ぞっとしました。
ああいう人間に対抗できる人なんて、どこにもいません。

ただこの場合、学校です。
だとしたら、子供を守るのは教師の役目であり、親の役目です。

最初の女性教師ですが、いろいろ過去にあってああいう対応しかできなかったとありますが、それははっきり言って指導力がないということで、教師としての能力に欠いていたからにほかなりません。

三者面談のエピソードも、おねーちゃんががんばって出ていきますが、結局相手の親に大破轟沈してしまいます。
彼女もまだ20代そこそこ、あの戦いは無理です。
あそこは、じーちゃんか、あの剛力なおばさまにおまかせするのがよかった。

優しくあることは大事で、決してその心は忘れてはいけません。
しかし、人間は戦わずには生きてはいかれない。
時に、負け試合となるものがあっても、戦わなければならないし、時には自分の人生が粉々になってしまうかもしれないという勝負があっても、やっぱり戦わなくてはなりません。

喧嘩をするのはあの場合、得策ではありません。
ありませんが、あの時おねえちゃんがやらなければならなかったのは、ひなちゃんを守ることです。
「証拠見せろ」と笑止千万。
そういうお前が、娘がいじめなんかしていない証拠とやらを見せてみろ。
あのあとその娘が、特別教育指導を受ける状態になったっての、あのクソばばあがどう思ってるのか、ぜひとも知りたい。

二階堂を打ち負かした棋士にも、戦いがありました。
棋士たちはそれぞれ、一戦にすべてを賭けて対局に向かいます。
彼が、飲み会で知人たち(あれは友達でもなんでもない)に言いたかった言葉に大笑いしました。
世の中の多くの人たちが、ああいうふうに普通に当たり前に、無神経で心無く、浅はかでがさつで思いやりのないことを平然とします。
悪意から出たことじゃなければ何やったっていいというのは、ありません。

「3月のライオン」は、棋士たちの戦いの他に、「生きていくためには戦わなくてはならない」ということを描いているんだなと、今回読んでいて思いました。

あの壮絶ないじめをしていた女の子は、あのままこれからも生きていくのです。
あのような思考を持つ人間を受け入れる社会は、そうたくさんはありません。
私はすっかり擦り切れた大人なので、彼女がこの先どう生きていくのか、透けて見える部分があります。
彼女は決して充足することはないし、心満ちた瞬間を持つこともないでしょう。
笑顔を誰かと交わすことすら、彼女の人生にはない。

「3月のライオン」の感想を書く板で、ある人が前巻について「ひなちゃんは零ちゃんの気をひくためにああいうkとしてる、いやらしい子」と書いていました。
それは、あのいじめてた子とまったく同じ思考、同じ目線です。

人間は必ず、自分がやったことにどこかで決着をつけなければなりません。
良いことも、悪いことも、必ず自分に返ってくる。

今回の大ヒットは、クラブの先輩たちと野口先輩でした。
祝賀会の絵に爆笑しました。
野口君は大物である(笑)

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2012.04.07 13:30