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コミケ レポ

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

コミケ、3日すべて今回も参加でした。

ただし今回、いろいろ事件やらトラブルやらが連続発生し、それが雪だるま式に大きくなってとんでもない状態になりまして。
その処理やら始末やらで、26日あたりから連日深夜まで電話やメール、28日は休日だったのにほとんどつぶれ、コミケ初日と2日目も自分の買い物よりそっちにはるかに時間を取られることになり、両日2日これまた深夜まで電話とメールという状態。

こんなに楽しくない、気持ち的に最低のコミケは生まれて初めてだったよ!!
しかも、他人のせいで!!


初日は、今はまってる「俺屍」の本を探しにいってきました。
サークル数は少ないものの、最初の俺屍発売からずっと活動しているサークルさんがいくつかあって、とてもよい本を出しておられて、ほくほくでした。
やっぱり同人はまず愛だ!!とあらためて感じたです。

2日目は、現在コミケ最大ジャンルとなった東方と、乙女を大炎上させているタイバニ、さらにタイバニと客層がかぶるオリジナルJUNE(いわゆるBL)が同日ということで、コミケ参加者ならジャンル関係ない人でも「やばくね?」とわかる配置になっていまして。


タイバニがどれくらいとんでもないかというと、BLEACH、ナルト、銀魂、ヘタリア、ガンダム系、他アニメやゲームの壁や誕生席だったサークルがごっそりタイバニに移り、その人たちが島中サークルになっちゃうくらいの状態。
つまり、島中に行列サークルがふつーに大量にあり、当然壁サークルは最後尾札が霞の向こうという状況がすでに想定されるということです。

たまたま私、開始前後にタイバニジャンルにいたのですが、明らかに異様な空気、殺気だった雰囲気で、人もえらく多かったです。

そこにいた理由は、いつも買ってる男幕サークルのひとつが、なんでか知らんがタイバニジャンル真っ只中の壁に配置されており、そこに並ぶんでいたのですが、当然そこだけは男性ばっかり。
女性の多さとその殺気だった空気に集まった男性陣が口々に、

「俺たち、思いっきりアウェイ!!」

…と言ってて爆笑したんですが。

すがるような目で、その列にたったひとりいる私を見るので、「女子列は男性列とは違います。ルール無用の悪党状態で、立ち読み、横はいり、押しのけあります。好きな男に突進していく、恋に狂った女たちの集団です。ここを買ったら、すぐさま離脱しないと危険です」と言ったら涙目状態に。

スタッフに「なんでここに配置しちゃったんですか?」と聞いた男性がいたのですが、それに対するスタッフの答え。

「サークルカットがタイバニだったんで、うっかり間違いが起きてしまいまして…」>マジな顔で回答

開始前は列を作ってはいけないので、そのあたりをうろうろするんですが、女性陣は殺気だってて、さらにこういった場合の対応は男性陣より明らかに低い(ルール無用になるから)ので、スタッフが身体で散らすという状態に>つまり、出来た列のど真ん中をつっきる

消防法が厳しくなったそうで、スタッフも涙目。
「頼むから列作らないでくれ。そうでないと、コミケできなくなっちゃうんだよ?」と言っても、恋に狂った女性陣は笑顔でわけわかんない状態になってました。

私はその男幕サークル、優しい男性陣が一番前に並ばせてくれたおかげでさくっと買えました。
離脱の時、「お疲れ様でした!!がんばってくださいね!」と大声で激励したら、列全部から「おお!!ありがとう!そっちも!!」って返された(笑)

この時しゃべってた人の中のひとりと、その後別のジャンルで偶然遭遇。
こちらから声かけて、「待ち時間楽しかったです、ありがとうございました」と言ったら、「いや、僕もです。あなたがいなかったら、みんな、あそこにいたたまれなかったですよ」と返され。
「夏はまた、あそこで会えますね!!楽しみにしてます!」と双方で言い合って別れました。
乙女としては大失格、コミケ者としては最上最高の体験です。

その男幕サークル直後、タイバニシャッター前サークル見てみたら、すでに最後尾の札がどこにあるかまったく見えない状態になってて、それみて怖気ふるい、すぐさま移動しました。

3日目、「大変だったみたいだね」と声かけられて、

「今日は私の決戦の日、すべてから解放されて、やっと心おきなくコミケを楽しめる!!

来たぞ、マイターン!!」とこぶしをふるい、全然知らない周囲の人たちに拍手いただきました(笑)

男幕肉壁はものすごい人でとんでもないように見えますが、がっつりルールが遵守されています。
そのおかげで、どんだけ人がいても、落ち着いて行動できるし、列もはけが早いし、みんな買い方もスムーズです。

ものすごい勢いで突進してきて私にぶつかってきた男性がおりまして。
ぶつかった瞬間、固いもの(たぶん本の角)が私の鎖骨あたりにあたって激痛。
思わずとんでもないでかい声で「痛い!!」と叫んだら、瞬間、そこに空間ができ、ぶつけてきた男と私がぽつーんと残されるという状態に。
ぶつかってきた人、一瞬呆然とした後、「す すみません、ごめんなさい!」と頭を下げました。
周辺にーちゃんたちのこの対応が相変わらずすごいです。

3日目、お手伝いにはいらせもらったサークル主さんが言っておられました。

「コミケは楽しむもの。
 同人は楽しくなければ意味がない」

本当にその通りと実感した今回のコミケ。

残念ながら、心おきなくコミケを楽しむことができたのは3日目のみという状態でした。
そうなってあらためて、夏と冬にあるこの3日間がどれだけ自分にとって大事な日なのか、わかった次第。
買い物が大事というのではなく(買い物も大事だけど)、それよりもこの場所、この時間を楽しむことの大事をあらためて実感しました。




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矢野トール
Posted by矢野トール

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