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当たり前の日常の愛おしさ ~海街Diary

海街diary 4 (flowers コミックス)海街diary 4 (flowers コミックス)
(2011/08/10)
吉田 秋生

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毎回、小さいけれど、はっとさせられるシーンがある物語だなぁと思いました。

腹違いの姉たちのところで暮らすことになってすずの成長が中心の物語です。
今回、すずは、姉たちから父親を奪った自分の母親のことを見つめなおします。

隠れて逢瀬を重ねていたであろう父と母のことを、偶然食べた喫茶店のメニューで知ることになったすずが、少し大人になった視線で彼らを見た時、「果たして、彼らのやったことは、人としてよかったのだろうか」という視点に立ちます。

姉たちの悲しみや苦しみ、犠牲になって壊された家族、自分勝手にしか見えない男女の恋愛をベースにして自分の存在があると気づいたすずの哀しみが、今回切々と描かれていました。

今回、ものすごく心に残ったのは、すずが風太とつきあいはじめたらしいと聞いた幸姉が、「あの子はいい子だ」というシーン。

「一生懸命、一心不乱に、丁寧に梅を取ってくれた子」

ああ、これこそが大人の視点だな、、、と思いました。

そんな幸姉も、長い恋愛関係に終止符を打ち、あらためてひとりで歩き始めています。
彼女が恋人と最後の時間を過ごした後、その背中を見たすずが「泣いている」と言ったシーンも、とても心に残りました。

生きることはつらいことがたくさんあって、世の中知らないでいたほうがいいこともたくさんあって、人生はいろいろ難しくて、どうしていいかわからないことがありすぎて、自分の無力さは永遠で、いつ終わるともしれない悲しいことが散らばってます。

でも。

自分に笑いかけてくれる人がいて、いっしょに笑ってくれる人がいて、何気ない、でも大きなやさしさを与えてくれる人がいて、普通に学校に行き、普通に仕事して、普通に家族とご飯食べることが、どうしようもない我々の人生に大事なものを日々与えてくれます。

私は地元が鎌倉に近く、古い友人も鎌倉出身の人が多いので、小さい頃からよく遊びにいく場所です。
そのせいか、この本を読んでいると、あの独特の空気や風、音がBGMみたいな感じで蘇ってきます。
一人暮らししようとした時、鎌倉に住もうかと一瞬考えたのですが、コンビニは少ないわ、スーパーも少ないわ(遠いし)、夜道は普通に暗いわ(ハンパなく暗い道多い)でやめました(笑)
読みながら、これってあのあたりかなぁ~とか想像しながら楽しんでます。


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