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その時、何が起こっていたのか ~被災地の本当の話をしよう

「もうそんな話は聞きたくないよ、面白いないし」という人もいるかもしれません。
っていうか、実際いるようですが。

今回の震災で、もっとも被害の大きかった地域のひとつである陸前高田市の市長さんが書かれた本です。

地震の時、その直後、津波までに時間、津波の最中、津波の後。
その時そこにいた人にしか表現できない現実が、簡潔に描写されています。

市長さん自身も被災者です。
奥様を亡くされています。

この本は、その被災者であり、家族を亡くした者の痛切な叫びと、壊滅してしまった(壊滅的被害ではなく、壊滅だったのがこの本でわかる)町をいかに復興し、市民の生活を今後どうしていくかを考える地元の人々の願いを努力を伝える本でした。

本の中には、ありえないような人でなしの話も出てきます。
それが政治家であるということも、個人名は出していませんが、はっきりと記述があります。
こういう人間は、いつでもどこでもどんな時にもいる。

そして、人の命がかかっているという現場で、ありえないようなくだらない理由でもって、法律が邪魔をすることになるのも如実に書かれていました。
普段であれば、「役所も法律も役立たずのアホーだ」で終わるところでしょうが、人命がかかっている、しかも時間をかけていられない、物資を今届けなければならない等の現実が目の前にあってそれは、はっきりいって害悪以外のなにものでもありません。

しかし、そういったことが、多くの命が失われ、今もまた失われつつある、家も何もかもが失われてしまった人々の目の前につきつきけられている(現状今も、、、です)現実、我々は知らなければならないと思いました。
知るだけじゃなくて、出来ることがあるのであれば、やらなければならないとも思いました。

別で、福島原発からもっとも近い場所にある双葉病院の情報もはいってきました。

震災直後、寝たきりの患者を置き去りにして、病院関係者がすべて逃げてしまったとメディアで報道されてしまった病院ですが、それはすべて誤報でした。
病院関係者はみな、そこに残って患者を守り、付き添っていました。

なぜそんな誤報が起きてしまったのか。
警察関係者が安否確認で病院にいった際、寝たきりの患者の確認をして報告したのを、メディアがそこだけ見て【想像】して報道してしまったからです。

現在、双葉病院の名誉を回復するための活動が行われています。

震災からすでに5ヶ月建ちました。
忘れてしまってる人も多いと聞きます。
しかし、現地ではまだ、避難所暮らしの人も多く、ライフラインが完全に戻っていない場所もあるそうです。
有名大手の生産工場も、閉鎖や廃業せざるをえなかったところも多数あり、他の産業についても同じ状況です。
家をなくした人々は、まだその生活の基盤すら取り戻せていません。
津波に破壊された町は、まだそのままの状態なのです。

この本で、和民の会長が陸前高田市の復興に参与していることを知りました。
企業ですから、当然その先にある利益を見越しての部分もあるとは思います。
しかし、国が復興に対してここまで何も出来ずにいる、やらずにいるこの状況で、企業がその力を発揮して、復興のサポートをするのは、むしろもっと増えていってもいいのではないかとすら思いました。

私のいる会社でも、本国からトップがやってきて被災地をめぐり、現地各取引先を中心にしたサポートを長期的に約束してきました。

個人のできることは小さいですが、まとまれば大きいものになります。
陸前高田市の復興を、市長さんは8年計画と書いていました。
その8年、我々は同じ日本人として、できる限りサポートし応援していかなければならないと思います。

被災地の本当の話をしよう ~陸前高田市長が綴るあの日とこれから~ (ワニブックスPLUS新書)被災地の本当の話をしよう ~陸前高田市長が綴るあの日とこれから~ (ワニブックスPLUS新書)
(2011/08/08)
戸羽 太

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