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アニメとGAMEとマンガな日々
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自分の原点 ~本の話

小さい時は、熱出して寝てる日の方が多かったこともあり、本が友達でした。
気がついたら本読んでいたので、母に「いつ文字覚えた?」と聞いたら、2歳半だったといわれました。
いただいたひらがなの本を、小さな私がねっころがって、「ありのあ」「いぬのい」って言っててびっくりしたんだそうです。

我が家は本に関してはフリーダムだったので、読んではいけない本カテゴリーがまったくありませんでした。
なので、小学校3年生で平井和正の「狼男シリーズ」読んでたり、小学校六年生で大薮春彦の「汚れた英雄」とか読んでました。
見咎めた教師に母、「どうせ意味わかってませんから」と言ってのけた剛の人。
近所の本屋さんに話をつけて、小さな私が自分でその本屋さんに行き、決まった金額の範囲で本がツケで買えるようにしてくれたのも母です。
金額に見合う本を一生懸命探す私に、時々本屋さんはおまけしてくれました。

そんな中、今でも大事な本があります。

ひとつは「十五少年漂流記」。
あまりに好きすぎて、中学生の時に当時出版されていた翻訳ほとんど読みました。
ブリアンとドニファンの関係にどきどきしていたり、少年たちの様子にきらきらしていたのは、なんか三つ子の魂百までな感じがします。

もうひとつは「子馬のビッグ」という本。
黒人差別がまだあった頃のアメリカで、ビッグという子馬と後に旗手になった黒人少年との関わりを描いた小説です。
馬へ想いはこのときから始まっていて、もうひとつは、差別される立場だった、しかも子供のその少年を暖かく見守る、尊重する人々のすばらしさを9歳なりに感じて心に刻みました。

そして「赤毛のアン」シリーズ。
中学入学のお祝いに、10冊まとめて買ってもらいました。
村岡花子さんの名訳で読んだシリーズは、私の人生に大きく影響しました。

奇妙な子供だったアンが、家族を得て、無二の親友と出会い、そして生涯の伴侶とであって自身の家庭を築いていく物語は、プリンスエドワードの美しい自然と人々の暖かさを織り込みながら進んでいきます。
それはひとりの少女が女性となり、母となっていく姿で、決して刺激的でもなく、ドラマチックでもありません。
でも、私はアンの目を通して、それがどれほどに大事なものか、かけがえのないものかを知ったように思います。

13歳の私がいちばん好きだったのは、シリーズ最終巻「アンの娘リラ」でした。

末っ子のリラの視点で語られるこの物語、シリーズでもっとも衝撃的で悲劇的な事件が起こります。
当時の私は何度も何度もそこを読み、そのたびに泣いていました。

リラはその悲劇を乗り越え、自分の前にある現実をしっかりと見据えて先に進みます。
それは当時の私には、ある部分で理解にもっとも難しいシーンでした。

アンシリーズの番外編にもとてもすばらしい作品が収められていて、今でも宝ものです。

そういえば、平井和正や大薮春彦、「風とともに去りぬ」や「罪と罰」を読むのは平然としていた母が、唯一「読んではいけない」といったのが「嵐が丘」でした。
10歳の時に読もうとして、「あなたにはまだ早い」と言われて、本を買わせてもらえませんでした。
その後15歳で自分で買って読みましたが、なぜあの時だめといわれたのか、今でもわかりません。

病気で長く寝込んだり、入院したりすると、長編やらシリーズやらで本買ってもらってました。

そういえば、少女向け小説も大好きでよく読んでいました。
「天使のはなかご」「制服の処女」「悲しみの王妃」「サーカスの少女」「オーケストラの少女」などなど。
「制服の処女」はその後完訳版読んで、本当のテーマわかってびーーーっくりしました(笑)

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2 Comments

矢野トール says..."Re: 赤毛のアンシリーズ"
micoさん、コメントありがとうです。

アンシリーズは、10巻全部読んで、本抱きしめてしばしいろいろ考える…みたいな気持ちになりますよね。
うちにある本は、ハードカバーでラベンダー色の装丁で、とてもきれいです。

ところでなぜイタリア?(笑)
2011.07.27 09:42 | URL | #- [edit]
mico says..."赤毛のアンシリーズ"
うちの母も本だけは何でも買ってくれて私がねだって買ったもらった本を母もかならず読んでいました。赤毛のアンシリーズ10巻は本当に何十回と繰り返して読みました。試験の前になるとなぜか読みたくなって1巻から読み始め試験勉強ができなくなるという繰り返しでした。今度ぜひイタリアへ来てみてください。
2011.07.27 04:24 | URL | #SJP1KTvM [edit]

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