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具合が悪くなりました… ~ ぐるりのこと

ぐるりのこと。 [DVD]ぐるりのこと。 [DVD]
(2009/02/25)
木村多江リリー・フランキー

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評判高く、あっちこっちで絶賛されてたので、夫婦の日常を描いた暖かい映画かと思っていたら、全然違いました。

女癖が微妙に悪い法廷画家の夫、編集の仕事をする生真面目な妻の日常と、彼らに関わる人々を描いているのですが。。。ある意味、「ココニイルコト」の真反対でありました。

とにかく全部が全部、ネガティブアプローチ。

生真面目な妻は、細かいことにまで決まりを作り、それを守ること、守られることが彼女を支えるわけですが、もちろん世の中そんなものにおかまいなしにあるわけで、彼女的に「うまくいかない」事多発、さらに妊娠していた子供を失ったことがきっかけで、彼女の心は崩壊してしまいます。
このあたり、彼女が繊細であるってわけではなく、むしろ自分の決めたことに従うことのない他者に対して傍若無人なほどで、「思ったとおりにいかない」ことへのヒステリーにさえ見えてしまう。

彼女の兄夫婦は、はっきりいって下品で、これまた傍若無人。
兄もその妻も、とても優しい暖かい部分を見せてくれますが、「それはないよ」「それは失礼だよ」という部分がとにかく多い。

その母親も、見ているとものすごく無神経な部分多し。

そこへもってきて、夫の仕事場でもある法廷で繰り広げられる世界は、犯罪のありてい、犯人や被害者の真実が語られる場所なので、これ以上ないってくらいネガティブ。

なんというか、描き方によってはもっと心に暖かく響くであろう事項を、ネガティブに、まるで泥団子をぶつけてくるように描いていて、見ていてこっちが心の病気になりそうな感じでした。

ただしこの映画、たぶん意図的にそうやって描いているんだと思います。
なのでその部分では成功していると思いました。

とりあげられる犯罪法廷は、今まで実際にあった事件を例にしていて、短いシーンではありますが、人間の中に潜む祖ダークサイドを如実に描いていました。
はっきりいって、気持ち悪い、見たくない、かかわりたくないものばかりです。
ただ、短い台詞で語られるそれら、演技もすごいが演出もすごい。
そこだけでドラマになるんじゃないか?ってほどでした。

たぶんこの映画、描こうとしているのは「ココニイルコト」と同じものだと思いますが、アプローチする方向が違うだけでこんなに違うって感じです。

わざわざ陳腐にしてる部分、チープに見せてる部分、下品にしてる部分があるなぁと思いました。
それはこの映画としては成功していると思います。


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