ノンケの男がおとされる時 〜窮鼠はチーズの夢を見る
2008-12-03(Wed)
![]() | 窮鼠はチーズの夢を見る ジュディーコミックス (2006/01/26) 水城 せとな 商品詳細を見る |
きれいな絵なのに、やたらえぐい描写で心理表現していた「放課後保健室」の水城せとなのBLコミックです。
新連載「黒薔薇アリス」では堂々と「性と生を描く」と挙げて、本当にそういう話になってましたが、こちらはノンケの男とゲイの男がどう恋愛に発展していくかという話です。
実際、ヘテロ(異性嗜好)の男性が同性とのセックス(しかも受け)を受容するかどうかは疑問ですが、この物語のふたりの関係の進展はなんだかすこんと納得できます。
受け側のノンケの男性は結婚経験もあるし、彼に好意を持つ女性も出てきます。
いわゆる一般のBLと違って、このマンガの中の女性は普通だし、言動も過剰に“女”を強調していません。
じゃあ、どこでこの男はゲイセクシャルに転んでしまったのかと考えると、それは“どこまで自分を求めているか”なような気がしました。
執着にも見える攻め男性の想いは、巧妙にノンケの男を自分のペースに巻き込んでいきますが、自分にこだわり執着していたはずの攻め男が、別の男性と連れ立って歩いているのを見たノンケの男が嫉妬するあたり、押し引き(駆け引きじゃない)の上手いところだなーと思いました。
「ゲイでもない自分にあそこまで執着していたのに、なんで他の男といっしょなんだ」ってな気持ち、なんて複雑な男こころ(笑)
この話、女が弱いのは、「結局大事なのは自分」ってところだと思いました。
そんなんじゃ、自分なんかどうなってもいいって思えるほど彼が好き・・・・・・・・・には、そりゃかなわないです。
もっとも、BLとかやおいの世界はそれが基本なので、さもありなん。
ただ、普通このジャンルは女性を絡めるのはタブーだそうなので、そういう意味ではBLのセオリーを男オンリーな世界で終わらせなかった作者はすごいと思いました。
続きは携帯マンガ系で連載中だそうです。
紙媒体で、きちんとまとまってほしいですが、果たしてどうなるか。
しかし、こんなあからさまなBLマンガ、携帯で電車とかで読んでる人とかいるんでしょうか?










































