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誰も選ばないトライアングラー 〜 欲望
2008 - 09/18 [Thu] - 06:18
ミステリー作家だった小池真理子の「欲望」、帯見るとまんまなんですが、そういう話ではありません。
地味だが女性として確たる存在である主人公と、彼女と学生時代同級生だった肉感的な阿佐緒と、美貌の青年正巳の関係を描いたお話しです。
ネタばれでもなんでもなしで、正巳は冒頭から性的不能者とはっきり書かれています。
もともと、誰もがうらやむ容姿と肉体、才能と知性を持っていた彼が、肉体的に女性と関わりを持つことができなくなったのは不幸な事故によるものですが、彼はそのために観念的にしか性欲を表現できなくなっています。
主人公類子はそういう正巳に激しく惹かれながらも、不倫相手との溺れるような関係を持ち続け、正巳が心から欲してやまない、彼の欲望の対象となる阿佐緒は歳の離れた夫との結婚生活に不満を持っています。
タイトルが「欲望」ってあからさまでありながら、物語は三島由紀夫の世界を踏襲しつつ、登場してくる全員がまったくもって自分の肉体の欲望と精神の欲望にはさまれて苦悩する様が品良く描かれていて、内容そのものはタイトルのような露骨さはありません。
我々オタクワールドに生きる者にとっては、こういう観念的な欲求に溺れている人間ってのはちょっと理解しがたく>私だけか?
人間、確かにややこしいことこのうえないのですが、読んでいて「なんでそんなとこに、いちいちこだわるかなー」みたいな感じがしました。
正巳は完璧な自分に唯一失われた性の部分に、自分が男として女を愛せないと思っていたようですが、そんなのどーでもえーやんか!ってな関係もたくさんあるし、実際類子はそれをちゃんと見せてるわけですが、彼は全然納得しないわけで。
作者は、「男が描く恋愛はワンパターン、女から見た欲望に拠る恋愛を書いてみようと思った」そうです。
恋愛小説といわれると、そうかなー?ってな感じですが、出版時話題になったのはよくわかった気がしました。
ちなみに、18禁乙女ゲーなエロシーン好きな人には、「全然エロくなーい」本だと思います(笑)
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ミステリー作家だった小池真理子の「欲望」、帯見るとまんまなんですが、そういう話ではありません。
地味だが女性として確たる存在である主人公と、彼女と学生時代同級生だった肉感的な阿佐緒と、美貌の青年正巳の関係を描いたお話しです。
ネタばれでもなんでもなしで、正巳は冒頭から性的不能者とはっきり書かれています。
もともと、誰もがうらやむ容姿と肉体、才能と知性を持っていた彼が、肉体的に女性と関わりを持つことができなくなったのは不幸な事故によるものですが、彼はそのために観念的にしか性欲を表現できなくなっています。
主人公類子はそういう正巳に激しく惹かれながらも、不倫相手との溺れるような関係を持ち続け、正巳が心から欲してやまない、彼の欲望の対象となる阿佐緒は歳の離れた夫との結婚生活に不満を持っています。
タイトルが「欲望」ってあからさまでありながら、物語は三島由紀夫の世界を踏襲しつつ、登場してくる全員がまったくもって自分の肉体の欲望と精神の欲望にはさまれて苦悩する様が品良く描かれていて、内容そのものはタイトルのような露骨さはありません。
我々オタクワールドに生きる者にとっては、こういう観念的な欲求に溺れている人間ってのはちょっと理解しがたく>私だけか?
人間、確かにややこしいことこのうえないのですが、読んでいて「なんでそんなとこに、いちいちこだわるかなー」みたいな感じがしました。
正巳は完璧な自分に唯一失われた性の部分に、自分が男として女を愛せないと思っていたようですが、そんなのどーでもえーやんか!ってな関係もたくさんあるし、実際類子はそれをちゃんと見せてるわけですが、彼は全然納得しないわけで。
作者は、「男が描く恋愛はワンパターン、女から見た欲望に拠る恋愛を書いてみようと思った」そうです。
恋愛小説といわれると、そうかなー?ってな感じですが、出版時話題になったのはよくわかった気がしました。
ちなみに、18禁乙女ゲーなエロシーン好きな人には、「全然エロくなーい」本だと思います(笑)
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