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アニメとGAMEとマンガな日々

ストリートフォトとは?  

富士フィルムが公式に出したプロモーション動画に批判殺到し、削除されました。
ストリートフォトがテーマだったということで、過去、写真勉強した身でもあって、興味あったので見てみました。
んで、びっくりした。
むやみやたらに批判非難する風潮は好きじゃないし、あまり好ましくないと思っていますが、この動画に関してはやむをえないと思いました。
あれはストリートフォトじゃなくて、盗撮。
あれはいかん、絶対にいかんです。

私もずっと昔、課題でやりました。
その後も、メインにはしていませんが、通りすがりの人を撮影したりしています。
見知らぬ人からカメラを向けられるのは、とくに最近は何があるかわからないし、とても怖いし緊張します。
カメラ向ける方も、そうなったら、撮りたいと思ったものが撮れなくなる。
個人的には、人を撮るのはとても難しいと思うし、撮りたいその人の”一瞬”をどう撮影するかって、技術以外にも必要とされるものがあると思っています。

そんな事を考えている中、ソール・ライター展を見てきました。

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ストリートフォトの代表的な写真家のひとり、と私は思っています。
NYの何気ない風景や人々を撮影した人で、地位にもお金にも名声にも興味をもたなかったそうです。
ソール・ライターの写真は、本人ガチで顔を写しているものはそうは多くないですが、人を撮影したものは多いです。
写真を見ていると、その人の声や周囲の音、そこに流れる空気をリアルで感じてしまいそう。

そこでふと、くだんの富士フィルムのプロモーションで描かれていたものを考えて、あー・・・ってなりました。
とりあげられていた方はプロのカメラマンで、通りすがりにいきなりカメラを向けてシャッターを切る撮影方法を主とし、それを”一瞬を切り取る”と表現されていましたが、SNSでは、「あれやられて、写真の削除を要求した」という人がたくさんいて、「でしょうね」となりました。
今の世の中、そんなやり方で撮影されて、何に使われるかわかんない。
そもそも、いきなり風体怪しからぬ(申し訳ないが、本当にそんな感じだった)男がすれ違いざまにカメラ向けてシャッター切ったら、そりゃあびっくりするし、怪しい、危険ってなります。
それでね。
そうやって撮った写真に写った人の顔、不快感露わでしょ?
何こいつ?ってなるでしょ?
いきなり撮影されたゲリラな写真に”切り取った一瞬”って、確かにそうかもしれないけど、その人が撮りたいもの、見てる世界はそういうものってことになります。

大好きな写真家に、ハービー山口さんがいます。
ハービーさんの撮る写真は優しいし温かいです。
まだ若く、売れてもいなかった頃の写真には、その後、大スターになる人もいたりしていますが、どの人の表情もすてき。
通りすがりに撮らせてもらいましたって写真もたくさんありますが、どれも、ハービーさんの視線のやさしさを感じる写真ばかりです。
ゲリラ撮影するタイプの人から見ると、”一瞬を切り取っていない”になると思います。
そっちの視点から見たら確かにそうだと思うけど、でも、ハービーさんが撮影しているのも確実に、”その人の一瞬”です。

撮影者が被写体から何を引き出すかって、そこかなと思います。
私の写真仲間だった人で、一時間に一本しか電車が来ない地方の駅で、高校生の男の子を撮影した人がいます。
いわゆるツッパラかった少年ですが、彼女はなぜか彼を撮りたいと思い、声をかけて撮らせてもらったそうです。
山を背景に、ホームのはしっこに立った少年の写真は、賞を取りました。
ツッパラかって、明らかに目つきも恰好もすごいその少年、写真の中では、ちょっと照れて、はにかんでました。
タイトルは「17歳」。
彼女が”切り取った一瞬”は、シャイで、ちょっと背伸びしてる17歳の少年の姿でした。
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Posted on 2020/02/23 Sun. 10:38 [edit]

category: 近況

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