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アニメとGAMEとマンガな日々

美しい場所 ~ ノマドランド  

「モンスターハンター」も見たけど、感想はこっちを書きます。



ひとつの大きな企業の従業員が集まって大きな街を作る、というのはよくあって、アメリカは多いです。
この映画、時代の流れとリーマンのあおりをくって会社が倒産し、結果、街が無くなってしまうというのが最初。
郵便番号すら廃止になったとあり、つまり、もう、郵便物すらも届かない街という事になります。

その企業の従業員だった夫亡き後もずっとそこに住んでいたファーンは、小さなバンを改造してそこに寝泊まりできるようにして、旅に出ます。
アマゾンの季節労働(クリスマス時期の繁忙期雇用)で知り合ったリンダ・メイに誘われて、同じような暮らしをする人々の集まりに参加し、働ける場所を求めて、バンで歯利し続けます。

日本でノマドというと、スタバでMac開いているナンチャッテな輩を言いますが、こちらは本当のノマド。
ホームレスなの?という問いに対して、ファーンはハウスレスと答えています。
アメリカの貧困層が住む場所として、トレーラーハウスがよくあげられますが、ノマドが住むのはもっとコンパクトで移動可能なバンやキャンピングカーです。
映画の中にも説明がありましたが、ノマドには年老いた女性が多く、その背景には、仕事を持たなかった専業主婦や、仕事はしていてもパートなどで年金がもらえない人などが多いとのこと。
先にあげた季節労働や、リゾート地の清掃など、仕事があるところで働きます。

いずこも派手やかな世界が注目される中、この映画に描かれる世界は静かな川ようです。
ファーンがバンの横に座ってコーヒーを飲む場所の風景は美しく、人生を語るノマドの人々は優しい。
でも、夜はものすごく寒いアリゾナの砂漠で、あるいは北の雪の中で、車の中で白い息をはきながら毛布にくるまって暖を取るしなかなったり、誰もいない場所で車がパンクしたり、2300ドルの車の修理費が払えず、やむなく家族に連絡したり、その暮らしは決して楽なものではありません。

登場するノマドの人々のほとんどが、リアルノマドでした。
重要な役を演じるリンダ・メイとスワンキーも、リアルノマドな人々。
あの独特の顔は、たぶんそうじゃないとだめだったんだと思います。
その中で、フランシス・、マクドーマンド、遜色なくノマドの顔になっていました。
すごい。
彼女が出演する映画にはずれはない。

癌で余命いくばくもないスワンキー、「私は病院で死ぬなんてまっぴら。かつてカヌーで世界中の美しい場所を見た。つばめが卵からかえって、その殻が川に舞うように落ちる風景は、天国のように美しかった。またあれを見たい」と語ります。
スワンキーから送られてきた動画を見て、ファーンが「かえれたのね」とつぶやきます。

このシーンで、涙が止まらなくなってしまいました。


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Posted on 2021/04/05 Mon. 09:42 [edit]

category: 映画

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来たぞ!日本が産んだ新しい鬼才! ~ JUNK HEAD  



この種の映画は大好物!!
ストップモーション、人形、クリーチャー、ロボット、スチームパンク!!
ひゃっふー♪

いやぁ、もう何が起こるかさっぱりわからないし、出てくるモノがなんだかもわからないから、最高に楽しく面白い。
一応、制作チームはあったそうですが、それでも少人数。
冒頭30分はひとり製作。
本業は内装業の監督、7年かけて完成させたそうです。
すげーもん作ったな。

誰も見た事ない世界、誰も知らない物語を作るってのが、クリエイターとしての醍醐味で、この映画はまさにそれ。
人類が不死になったけど、生殖能力を失った世界で、ウィルスが蔓延、人類の危機に。
そこで、地下世界で独自の発展と進化を遂げた、かつて人類が生み出した人口生命体マリガンを調査すべく、主人公が送り込まれます。

いきなり冒頭で、主人公、ボディロスト(笑)
独自の進化を遂げたマリガンってのが、本当に独自すぎて、いろんなのがいてすごい。
人間に近いのもいれば、犬みたいなのもいるし、食用もあるし、虫みたいなのもいて、あとは野獣みたいなのもいます。
言葉はあるけど(監督がおおむねひとりでやってる)、我々にはわからない言語だから、全編字幕。

ワクワク度がはんぱないです。
だって、見た事のない世界なんだもの。
何が起こるか、何が出てくるか、まったくわからない。
物語はシンプルなんだけど、本当にガチで独自の世界感があり、宗教観まであるので、骨太です。
3部作だそうで、監督自ら製作のパンフレット、そのまんま製作費になるそうで、そうじゃなくても買う気満々だったら、売り切れだった(涙)

感想とかいろいろ見ていたら、上映開始直前に、監督の言葉が物議をかもしていた事を知りました。



ミソジニーとかホモソーシャルとかの方面で、かなり感情的な反応している人もけっこう見かけて、「見に行こうと思っていたけどやめた」という人がいましたが、逆に、監督擁護で、「そんな反応、気にする事ないですよ」という人達もたくさんいました。

私は変態じゃないし、奇女でも珍女でもないただのオタクで、ホラーやスチームパンクやストップモーションアニメや人形が好きだから見に行きました。
もし、監督と話ししたら、盛り上がるとは思いますが、監督が期待するタイプの女ではありません。

作り手、製作者は、変態だろうが奇行種だろうが、自分の作りたい物語を作っていいと思うし、それを最高のものにしてほしいと思います。
ただ、「自分の作品を理解するのはXXXな人達」って限定しちゃだめだと思うの。
見た人が全員、面白い!さいこー!って思う作品なんていうのはないけれど、そっちの方面にはまったく興味がなかったり、たまさかうっかり見ちゃった人でも、「なんかわかんないけど面白かった」とか「好きなジャンルじゃないけど、これはけっこうよかった」とか言わせるのが、製作者が目指すところなんじゃなかろうか。
この作品を見たいって思う人は変態!って決めつけてしまうのって、監督自身が、観客を変態以外に設定していないって、自分から言っちゃってる事になっちゃう。
それでいいんですか?
自称変態の人達だけに、見てもらえればいいんですか?
絶対に違うと思う。
女の人は興味ないだろうって考えも、古のオタクの中では見かけたけれど、令和の時代、サバゲーしたり、私のようにFPSで戦争ゲームしたり、ホラー映画好きだったり、他にもモデラ―やクリーチャーデザイン好きって人も、女性にはいます。

私は変態でも、奇女でも珍女でもないけれど、映画は面白かったし、好きでした。
続きもぜひとも見たいし、買えなかったパンフレットも、どこかで入手したいと思っています。
あと、3馬鹿、アレクサンドル、ジュリアン、フランシスが最高に好きです。
ネーミングが最高でした。


Posted on 2021/04/01 Thu. 18:27 [edit]

category: 映画

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無茶苦茶ホラーだったぞ ~ビバリウム  



ホラーファンの間で話題になっていた「ビバリウム」、見てきました。
緊急事態宣言中で、仕事帰りに映画を見る事ができないので(最終上映が4時とか5時開始だから)、週末、映画館檄混みでした。

家を購入しようと考えていたカップルが、内覧に行ったら、そこから出られなくなってしまうというお話。
物語はそれだけで、恐怖がふりかかるとか、襲ってくるとかはいっさいありません。
案内してくれた不動産のスタッフはいつの間にかいなくなり、さっさと帰ろうぜって車を走らせたのですが、同じ家が建つエリアから抜ける事ができず。
やむをえず家に泊まったら、次の日の朝、段ボールにいれられた赤ちゃんが届き、それを育てろという文字が。
ここまでが序盤なんですが、すでにここで、かなりメンタルにきます。

赤ちゃんはあっという間に少年に成長するんですが、この子供の異様さがとにかく気味悪いし、やることなすこと、メンタルにくる。
よくもまぁ、こんなの、考え出したよなってくらい、異様で異常です。
さらに、ご飯食べて寝る以外、やることがまったくない。
本もなし、テレビもなし、存在しているのは3人だけ。
しかも、ご飯は序盤で、支給される食べ物、味がしないと言っていたので、食べる楽しみもありません。
精神的に追い詰められていくふたり。
見ているこっちも、メンタル追い詰められていきました。

はっきりいって、見ていて気持ちのよい映画ではないのですが、絵ずらがとにかくきれいなのが、これまた異様。
物語としては決着がつくんですが、これまた、気持ちのよい終わりかたではなく。
そこがなんだったのか、最後の方で、え!ってシーンがあるんですが、具体的な説明や謎解きはありません。
ただ、得たいの知れない生き物が、人間のカップルを得たいのしれない場所に連れ込んで、子供を育てさせているのだという事だけがわかります。
血も殺しもないんだけど、ゾンビもクリーチャーも霊も出てこないんだけど、これは確実にホラー映画。
そして、「ヘレディタリー」もさっくり見ていた私が、「気色わるっ!」となりました。
気分悪い、嫌な映画です>褒めてる

恐怖を感じるというよりは、気持ち悪い、気色悪い系ですが、ホラーという形、こういうのもあるんだぁ・・・と驚きました。
とくにコロナの今の時期、かなり同じところでメンタルにくる映画なので、見る時はちょっと用心必要かもです。

Posted on 2021/03/17 Wed. 09:21 [edit]

category: 映画

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推しコンビきたー! ~神と共に  



最近大注目中の韓国ホラーです。
アマプラで配信中、第一部、第二部があります。

一部は、名誉の殉死を遂げた消防士を無事、生き返らせるために、7つの地獄の裁判を通過させるべく、三人の死者たちががんばる話、二部は、すでに死んでるはずのおじいさんと、一度怨霊になってしまった消防士の弟を巡り、おじいさんを守る屋敷神と貴人を守る三人の使者がいろいろがんばる話です。
二部では、三人の使者の過去もあわせて、描かれます。

まぁ、ツッコみどころもなくはないが、こまけぇことはいいんだよ!って事で。
地獄の描写もなかなか良いし、それぞれの地獄をつかさどる大王様たちもナイス。
そして、一番の見どころは、三人の使者。
弁護士のリーダー、護衛のへウォンメク、補助弁護士のドクチュン。
まず、三人の服装が超かっこいい、すてき。
黒の長いコートひらめかせて、刀で戦うリーダーとヘウォンメク、しかも、無茶苦茶かっこいい。
さらに、二部では屋敷神が、我らのマ・ドンソク兄貴。

イケメンにまったく興味ないので、未だに韓国男優は、十把ひとからげで「かっこいい」で終わってるんですが、今回はちょっと違いました。
滅茶苦茶強いけど、けっこうチャラいヘウォンメクが、やたらと背が高いんですが、対するドクチュンは、おかっぱ頭の小柄の少女。
このドクチュンが滅茶苦茶かわいいんだが、ヘウォンメクはとにかく絶対、ドクチュンを守るし、絶対にドクチュンの言う事をきくし、ドクチュンをほおっておきません。
ドクチュンは、ヘウォンメクのいう事、あんまり聞いてないんだけど(笑)
もちろんふたりには、恋愛の欠片もなくて、完全にコンビなんですが、これが私のハートにがっつり食い込みまして。
ドクチュン、かわいいよ。
かわいいよ、ドクチュン。
二部で描かれる彼らの縁、前世見て、さらに私の萌えは大炎上いたしました。
ナニコレ、ステキすぎるじゃないの!!

過去を知って、傷つき、落ち込み、ヘウォンメクに冷たくしてしまうドクチュン。
いつもなら、笑顔で返事してくれる彼女が何も言わずに背を向けるのを見たヘウォンメクが、「えー、マジかよ」みたいにちょい拗ねて、それからさらっと元に戻るところ、これまた超萌え。
ヘウォンメクやってる俳優さんは、元モデルだそうで。
どうりで背、高いと思ったわ。
私は韓国語オリジナルで見ましたが、吹き替えだとヘウォンメク、日野聡さんがあててます。
そうですよ!! 煉獄さんですよ!!
ちなみに、ドンソクの兄貴は、いつもと同じ、小山力也さんです。

リーダーとヘウォンメク、ドクチュンの因縁がはっきりとする二部。
これ、一部と二部にわかれていて、それぞれ見ても面白いけれど、物語全部がわかると、うっはぁ~となります。
そして、三部が製作されるそうで。
やったー。

ドクチュンが、やったねって親指立てるんですが。
ヘウォンメクが加わると、やったね!って、手をぽんってあわせてたたき合うんです。
これはねー、またねー、いいのー。
しかも、ふたりの前世を知ってしまうと、さらにねー、萌えがねー、すごいのー。
ヘウォンメクの前世見ると、「お前、人間だった時、こんなに渋かったのに、今、これって、本当はこっちの性格だったんですね」って笑っちゃうところもかなりよろしいです。

あ、ドクチュンとヘウォンメクの事しか書いてない(笑)

Posted on 2021/02/05 Fri. 09:28 [edit]

category: 映画

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社会の縮図 ~ プラットフォーム  



SFちっくなホラーかと思って見たんですが、思っていたのと全然違っていました。
違っていたけど、そこらのホラーぶっちぎるレベルでゴア描写すごくて、血とかに弱い人だと、マジで具合悪くなるレベルの映画なので、ある意味ホラーよりホラー映画だったかも。

細かい説明はいっさいなし。
主人公の男は、認定証(これも何だか説明はなし)を入手するために、”穴”に自らはいってきます。
”穴”は、数百層にも及ぶ塔で、各階にふたりづついて、毎日一度、穴から降りてくる豪華な食事を取る事ができます。
ただし、食事は上から降りてくる仕組みで、下の階の人間は、上の階の食べ残しを食べる事になります。
フロアは毎月変わり、どこに行くかはわかりません。
半年という約束の期間、主人公は生き延びる事ができるか、という物語。

実際には、303層ありまして。
100層以下になると、食べ物なんて残っちゃいません。
じゃあ、どうやって一か月生き延びるのかっていうと、人間食います>つまり、ルームメイトを殺す
そこにたかった蛆虫を食べる。
人肉ばりばり食うシーン、山ほどありました。
あとは自殺。
上の階の人間が、食べ終わった後、料理に唾を吐いたり、脱糞、小水かけたりするのなんて、当たり前。
下の階の人間は、それしか食べ物ないから、それを食べる。
”穴”にはひとつだけ、なんでも持ち込めます。
愛犬、サーフボードなどもありますが、概ね、武器になるものを持ち込む人が多い。
主人公が持ち込んだのは、ドン・キ・ホーテの本でした。

いろんな見方が出来る映画なんですが、これ、階層は、資本主義の世界を描いていると思いました。
下にいくにつれ、貧困となっていく。食べるものにも困る。
実際、アメリカで残飯となったものを、アフリカの飢えた子供に送るなんてのもありましたし。
ところが後半、上の層になった主人公が、ルームメイトの男とふたり、「分け合えば、ここにいる全員が飢える事はなくなる」と考え、食べ物の台に乗って、食べ物を共有しようとします。
50層までの人間には、その日は食わせない。
食べようとしたら、暴力的に排除するか殺す。
下層の人間には、自分たちが分けた分を与える。
これって、共産主義の思想ないのかと思いました。

けれど、下層に行けばいくほど、人は飢えていて、極限下で生きています。
まぁね、人間食うくらい、どえらい事になってますから。
想像を絶する状況をくぐり抜けて、主人公は最下層へと降りていきます。

物語は一応あるんだけど、観念的な話なので、ラストについては、わからない人も大勢いるんじゃないかと。
最も、見に来ていた人達を見るに、わかりやすい大衆映画を好むタイプはあまりいなかった気がするので、けっこうみんな、こういう映画好きな人達だったかもしれません。
かなりすさまじい映画でしたが、私は面白く見ました。

ポルノじゃないのに、規制かかってるシーンがあります。
それくらい、かなりすごい描写がありますが、別に規制かけなくてもよくね?と思いました。


Posted on 2021/02/03 Wed. 09:24 [edit]

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骨太なウェスタン、だが ~トマホーク ガンマンVS食人族  



ホラーファンの間で話題になっていたので、アマプラで見ました。
タイトルががっつりB級ですが、びっくりするレベルで骨太なウェスタン、西部劇でした。
西部劇だったけど、かなり異色。
相当やばい。

泥棒ふたり、片割れが殺され、もうひとりが街に逃げ込みます。
保安官につかまり、牢屋にいれられた泥棒、怪我の治療にきた女医とオフィスに残った助手の三人が忽然と姿を消し、厩に、惨殺された黒人の馬番の死体が残っていました。
攫ったのは、ネイティブアメリカンたちも恐れて、決して近づかない穴居人だという事がわかります。
攫われた三人を救助すべく、保安官とその助手の老人、インディアン殺しのガンマンと女医の夫が、穴居人の住む場所へと向かいます。

派手な演出も展開も、ほぼなし。
BGMなし。
淡々と物語は進み、そこに渋い会話が続きます。
けど、無茶苦茶西部劇。
ここしばらく見ていなかった、ガンマンの映画でした。
3分の2が探索劇なんですが、とにかく飽きさせない。
すごい緊張感。

そしてラスト30分、噂のゴア描写なんですが、基本、描写は短いです。
短いんだけど、よくもまぁ、そんなの、リアルにやっちゃったよね。。。ってくらい、凄惨でした。
いや、びっくりしたわ。
タイトルにあるので、敵は食人族なんですが、あんな短時間(ものの数分)で、こいつら超やべー!ってなったのは初めてかも。
ちなみに、食人族の造詣もやばいです。
あと、”手足の不自由なふたりの女”ってのがさらりと出てきますが、まぁ、女性だったら戦慄の数秒間でした。
やばさがハンパなかった。

ホラー映画とも言えなくもないですが、個人的には西部劇と思います。
ただ、ホラー映画耐性高い人じゃないと、かなりきついと思います。
でも、滅茶苦茶すごい映画だから、超お勧め。
この監督の他の映画も話題になっているので、ぜひとも見てみようと思っております。


拍手コメントのお返事



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Posted on 2021/01/22 Fri. 10:02 [edit]

category: 映画

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うわぁお!マジかっけー! ~スタントウーマン  



公開楽しみにしていた映画です。

スタントウーマンの存在は知っていましたが、どんな人がいるのかはもちろん知らず。
「ワンダ―ウーマン」ドラマ版の人が出てきて、さらに、その時代に活躍していたスタントウーマンの皆様、現在活躍中の皆様が次々と出てきて、その歴史を仕事、活躍を語るという映画でした。
いやぁ、ものすごく見ごたえあった。
しかも、無茶苦茶かっこいい。

身体能力が高い事は言うまでもありませんが、なんといいますか、だからといって、女性だから出来ない事もあるとは思います。
とはいえ、女だから無理、というのはない。
よく、欧米では男性が女性に優しい、みたいな事を言う人がいますが、あれ、もともとは、女は出来ないから、って前提があるそうで。
スタントの世界も、無茶苦茶男社会だったところで、黎明期のスタントウーマンたちがその実力を示し、最高の仕事をする事で立場を確立させてきたという歴史がありました。

私は人三倍くらい、身体能力低いので、もう、ただただすげーすげーすげー!でした。
しかもみなさん、そのスピリッツが無茶苦茶タフでかっこいいんですよ。

アクション監督になった方が、「女性の方が細やかで、コーディネート力に優れている。見方も考え方も、男性監督とは違うから、いろいろなアプローチのアクションを見せる事もできる」というような事を言っていて、おお!となりました。
昔読んだ本に、同じ事が書かれていて、男は仕事の場で、男同士で戦ってしまうが、女は客観的な視野で全体を見渡し、コーディネートする力に優れているので、まとめ役な仕事には最適だとあったんです。

裏方の仕事に光りが当たる事はほとんどありませんが、私たちが見ている映画のアクションシーンは、彼女たちの存在あってのもの。
えー!ここもだったんかー!ってのがかなりありました。

今更ですが、「ワンダ―ウーマン」新作も映画、見ているんですが、感想あげるのが躊躇われましたのでやめております。
前作がよすぎたよね。
今作、「ぽかーん。。。」だったら、別で見た友人が、「あれは、ガル様のプロモーションビデオなのだよ」と言っていて、それならオッケー!となりました。




Posted on 2021/01/15 Fri. 16:24 [edit]

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ゾンビな映画じゃなくなった~新感染半島ファイナルステージ  



正月元旦から、思いっきりホラー映画見てきました。
前作はサイコーだったのですが、今作、「へ???」だったので、感想どうしようかと思いましたが、これから見る人の参考になるやもしれず。

前作は、エリート銀行マンのお父さんが娘をプサンにいる妻のところに連れて行こうした電車内で、ゾンビが発生して・・・って話でした。
いきなし発生したゾンビパニック、知らないで電車に乗ってしまった人々。
そして、ゾンビにかまれたまま乗って、思いっきりゾンビ化する人、それに感染してゾンビになる人々。
電車内という密閉空間でのサバイバルホラーとなっておりました。

今作、前作の主人公だったお父さんはすでに死んでいるし(たぶんゾンビになった)、主要キャラも全滅しているので、キャラは総いれかえです。
今作の主人公は、元軍人。
お兄さん一家を連れて船で他国に逃げようとした途中、船内でゾンビ発生、義理の姉と甥は犠牲となり、兄とふたり生き残って、香港に逃げのびています。
んで、香港のマフィアかなんかが、韓国に残された莫大な金を回収するために、彼らを含めた韓国人難民を雇い、韓国へ送り込むというのが物語の最初。
前作で最後の砦となっていたプサンですが、ナレーションでプサンもすぐさまだめになったと言われておりました。

この映画、前作とはまったく別物。
今作でいちばん怖いのは、暴徒化し、狂気の中で狂暴化した人間となっています。
生き残った人々は概ねそれで、韓国に金回収にいった主人公たちは、ゾンビじゃなくて、そっちと戦う事になり、彼らを助けたのが、姉妹とその母、師団長と名乗る老人。
姉妹とその母は、かつて韓国を逃げ出そうとした主人公が、助けを求めたのを見捨てた一家だったという背景があります。

見せ場は、すさまじいカーチェイスなんですが、SNSでこれを、マッドマックス怒りのデスロードと並べる人がけっこういて、思わず撃鉄を起こしそうになりました。
いっしょにすんな。
確かに見せ場ではありますが、デスロードとはくらべものにならないし、まったくの別物です。

正直、これをホラーと言っていいのか疑問。
ゾンビはすでに添え物だし、情に訴えるシーン多様で、そこは全部スローモーション、けっこうわかりやすく生き残る人々で、容赦ない描写がすごかった前作から考えると、引き継いだのはゾンビ設定とタイトルだけのような気もします。
なんか、ハリウッドのそっち系の映画のつぎはぎに、邦画のだめなところ全部ぶっこんだ感じ。
ものすごーく期待していった分、ものすごーくがっかりしました。

個人的には、プサン攻防戦を見たかったです。
前作は群像劇としてもすごくて、他の人を助けるために命をなげだす人々や、逆に利己的な人々、最後まで職務を忘れなかった人とか、とにかく見ごたえ満点だったので、そのテイストが引き継がれなかったのは残念です。
かなりツッコみどころ満載だったのも残念。

韓国ホラーはかなり今勢いがあるので、今年も期待しておりますが。

Posted on 2021/01/06 Wed. 13:52 [edit]

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すべてが芸術だった ~燃ゆる女の肖像  

PS4が壊れて、魂が死んでいる矢野トールです。
とりあえず、無事修理できるそうで、ほっと胸をなでおろしましたが、修理費用が1万超えで、今度は財布が死にました。

そんな中、「燃ゆる女の肖像」見てきました。
おフランス映画はあまり得意ではないんですが、Twitterでフォローさせていただいている映画ファン垢のみなさんが大絶賛していたので、これは見て見るか、、、と思って行った次第。



登場人物はモブ以外は、たったの4人。 全部女性。
主人公は、父親の画業を継いで肖像画家となった女性。
依頼されたのは、海辺近くの館に住む、たぶん貴族の娘の肖像画で、ミラノに嫁に出すために先方に送る、いわゆるプロフィール画像作成でした。
館には、若い召使いの女性がひとりいるだけ。
依頼した母親は、娘と画家、召使いを残して、数日パリに行きます。

百合映画だとは知っていましたが、単純に、百合映画と称するのは違うと思いました。
時代は、マリー・アントワネットがフランスに嫁いできた年だそうで、その時代の女性の在り方を考えると、自由がないどころの話ではなく。
物語も、貴族の娘は顔も知らない外国の男のところに嫁に出されるわけで、彼女はそれに対して、不安や不満、行き場のない気持ちを抱えています。
彼女の姉は、それが嫌で投身自殺していて、母親は、次女がそうなる事を危惧して、館に閉じ込めていました。
画家も、女の自立なんてありえない時代のため、大きな制約をつけられ、限られた中でしか活動できていません。
召使いの女の子は、年上の男と無理やり結婚させられそうになって逃げてきたといういきさつがあります。

画家と貴族の娘が惹かれ合い、関係を持つに至るまでの過程に、わかりやすい情熱的な描写はいっさいありません。
何気ない目線、口元、仕草がすべて。
台詞は少なく、BGMはほぼなし、衣擦れの音、筆を動かす音、炎がぱちぱちいう音、風や波の音。
夜は、蝋燭の灯りだけ。
絵画のような世界の中で、物語は静かに進んでいきます。

声があげて笑うのは、三人でカードゲームに興じている時だけ。
召使いは、野原で摘んだ花を刺繍し、画家と娘は海辺に散歩に行き、時は静かに流れる。
母親のいない短い間、すべてから解放された画家と貴族の娘の愛は、絶対無二でありながら、決して許されるものでもなく。
そして、絵は完成し、ふたりは別々の道を歩みます。

ラスト、ふたりの愛は今も続いていて、永遠のものなんだとはっきりわかりながら、決して結ばれる事はないという現実が描かれていました。
このシーン、「君の名前で僕を呼んで」と同じ手法なんですが、なんていうか、役者の演技の凄さがわかる長いシーンになります。

とにかく、全部が全部、芸術な映画でした。
いわゆる百合好きが見ても、面白くもなんともないと思うし、エロシーンもないです。
でも、微妙なシーンが無茶苦茶エロくて、そのエロさが詩的で美しく、素晴らしかったでした。

画家の女優さんが、ハーマイオニーに似てて、ちょっとびっくり。
フランス人女優さんです。

Posted on 2020/12/18 Fri. 10:20 [edit]

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草薙剛の演技がすごかった ~ ミッドナイトスワン  

見てきました。
絶賛の声が大きい中、LGBT関係者からの批判も出ているそうで。
どちらもわかる気がする・・・という映画でした。

以下、この映画を絶賛している人は見ない方がいいって感想です。



良い映画でした。
泣いた。
でも、滅茶苦茶後味が悪かったです。
今でもちょっと、抜けてません。
好きか嫌いかと聞かれたら、もう見たくない、としか答えられない。

地方から出てきてゲイバーで働く凪沙のもとに、従姉妹の中学生の娘がやってきます。
シングルマザーのネグレクトで、一時的に面倒をみなければならないという事情。
凪沙がトランスジェンダーである事は、親族は誰も知りません。
やってきた少女一果は、自分の気持ちや考えを言葉にする事が出来ず、暴力的な行為に及ぶ事もしばしば、躾もちゃんとされていませんでした。
けれど、バレエに対する興味と情熱があり、凪沙に隠れて、クラスメイトの通うバレエ教室に通いだします。
一果には、傑出した才能がありました。

寄るべないふたりが寄り添い、絆を結んでいく様は、本当に切なくて美しかったです。
予告にもありましたが、凪沙が怒りと悔しさで暴れる一果を抱きしめて、「私たちみたいな人間は、ずっとひとりで生きていかなければならないんだ」というシーン、本当に、ずしっと来ました。
一果のバレエを初めて見た時の凪沙の表情は、たぶんこの映画でいちばんすごいシーンだと思います。
とにかく、草薙剛の演技がすごい。
上手い人だとは思っていたけれど、もう本当に女性にしか見えませんで。
あと表情。 くちもとや目線がすごいです。

LGBTからの批判が出てる事についても、ひじょうに納得します。
この映画に出てくるモブな人々ほぼ全員、びっくりするくらい差別的な人間ばかりで、昭和中期のおっさんかよ!みたいな事しか言いません。
会社で仕事中、いきなり同僚の股間握るとか、いくら現場仕事でもあるわけないし、田舎の親族は、化け物よばわりしてくるし、いったいこりゃ、いつの時代なんね?と思いました。
もしかして、設定として、昭和だったのだろうか。

トランスジェンダーが差別され、生きるのが厳しい世界という設定なので、後半にはいると、いきなりそっちに傾きだします。
私はもともと、邦画がよくやる、情に訴えたべたべたな演出や物語がものすごくだめなので、この映画も、そっちに流れ出した途端、思いっきりドン引きしてしまいました。
凪沙が一果を娘にように愛するようになるのは理解しますが、だからって、物理的なお母さんになるために性転換したっていうのは、違うんじゃないかと思われ。
身体が女になれば、お母さんになれるって考えは、トランスジェンダーの人でもないと思うし、それが性転換手術をするきっかけになるというのは、かなり違和感。
あと、手術の結果、凪沙がとんでもない事になるって展開も、凪沙が「ちゃんとやらないでいたら、こんなになっちゃった」って言ってて、あそこまで几帳面だった彼女がそんなわけあるかいってなってしまい。
どなたかが別で書かれていましたが、このシーン作りたかったから、この展開にしました、みたいな作為を感じたというの、もしかしたらそういう事なの?って思う事が多発。
ラスト、恐らく敗血症になってる凪沙、ボランティアにもきてもらっている状況で、重症化してるのに病院にもかからず死亡って展開は、ラストの設定あるき で作られたっぽくて、ごめんなさい、完全にシラケました。
結果、映画の印象がべたべたの不幸の連鎖だけになってしまい、ふたりの絆とか、ふたりの美しい時間とか、きれいさっぱり消えてしまいまして。
悲しい。
海辺のシーン、絶賛されている人も大勢いましたが、私はだめでした。

草薙君の演技は本当にすごかったです。
ところが、SNSでそれを書いたら、見ず知らずの草薙ファンから、よくわかんない上から目線のメッセージや書き込みが相次ぎ。
いきなり、自分でこの映画を解説している動画を送ってきたり、「白鳥の湖、知ってますか?」って、「知らないなら教えてあげるけど」的なものもきまして。
は?ってなってたら、その方、白鳥の湖、知らなかったそうです。
白鳥の湖、知らない人がいるって事に驚きました。
過去、同じSMAPで、木村拓哉と稲垣吾郎の出た映画についても感想書いた事があって、どちらのファンの方からもメッセージやコメントいただいた事はありましたが、今回みたいに、よくわかんないものが送られてきたことはなくて、ちょっとこれまたドン引きしてしまい、結果、後味がさらに悪いものになってしまいました。

この映画、もし、まだトランスジェンダーやLGBTの件がまだ社会的に認識されていない時代のものなら、それがわかるような何かが欲しかったし、必要だったんじゃないかと思います。
あと、術後の乳房を出すシーンは、正直、かなり嫌悪感ありました。
あそこまでやる必要あるんか?

良くも悪くも、インパクトが大きな映画でした。
個人的には、草彅剛(私はつよぽんと呼んでいるが)の演技だけを心に残しておこうと思っています。

Posted on 2020/10/05 Mon. 08:47 [edit]

category: 映画

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またしても快作きた! ~The Witch/魔女   

Netflix に来た韓国映画です。
いやぁ、これまた最高に面白かったです。
韓国映画、厨二病設定の映画作らせたら、抜群に面白いもの作っちゃうね!

何かの研究所から血まみれで逃げた少女が、牧場経営している年配の夫婦に育てられて、高校生になります。
成績はいいけれど、あまり体力がなくて、ごくごく平凡な女の子。
両親は優しいのですが、母親は認知症が始まっており、牧場の経営も行き詰っていました。
両親に少しでも楽をしてもらいたいと、賞金目当てでアイドル発掘番組にでた主人公。
それがきっかけで、得たいの知れない人間に追いかけまわされ、付け回される事になります。

前半、記憶を失っている主人公が、得たいの知れないおかしな連中に追いかけまわされ、恐怖するシーンが続きます。
平和で平凡だった日々が壊され、自分だけじゃなく、両親やまわりの人達の身にも危険が及びつつある。

彼女を追いかけるのは、ふたつのグループ。
ひとつは、顔に傷のある中年の男率いる組織。
もうひとつは、若い男女四人。
そして、彼らの後ろには、女性科学者がいます。

主人公を追い回す若い男女の筆頭が、なんと「パラサイト」でお兄ちゃんやってた人。
あの時は、なんか冴えない感じだったけど、今回、滅茶苦茶イケメンで恐ろしい男を演じてます。
最近本当にしみじみ思うんですが、韓国の俳優ってすごい。
演技の厚みが全然違う気がする。

そして、驚きの後半。
こういう展開、予想できる人はあんまりいないんじゃなかろうか。
びっくりしている間に、怒涛の展開を見せて、マジかよ!って感じで皆殺しになります。
けど、ここで、予想通りの終わり方になってない。
主人公の真意がわかって、びっくりしました。
そっちだったんかよ!ってなった。
しかもこれ、第一部で、ラストにいきなり、あんた誰?って人物がふたり出てきて、第二部に続くとなります。

滅茶苦茶面白かったから、第二部楽しみ!って思ってたら、なんと、第二部製作中止になったそうです。
理由は、コロナ禍もあって、おおもとのワーナーが、韓国映画から撤退したからだそうで。
マジかよー。
作ってくれよー。
(ちなみに、同じような理由で、第二シーズン製作中止になったシリーズは他にもあるそうです)

この映画は、オタクな人には刺さりすぎて、ひゃっはー!になると思うので、ぜひ見ていただきたい。
正直ね、選ばれし者が大好きなみなさん、異世界に飛ばされなくても、こういう物語、できるんですよと言いたい気持ち。
設定は、我々オタクには使いまわされつくして、新しくもなんともありません。
ですが、マジかよ、そうきたかよ!みたいに、二転三転して、予想もつかない展開を見せてくれました。

第二部なしって、やめてー。
韓国製作会社だけで、作れないもんかな。

Posted on 2020/10/03 Sat. 08:03 [edit]

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見方をかえると ~テネット  

巷で話題の「テネット」、見てきました。
これ以外のハリウッド映画、軒並み公開延期。
アメリカがあんな状態だから、わからんでもないですが、来年は大作公開ラッシュすぎて、たぶんみんな、そんなに行かれないと思うー。
「テネット」公開できてるんだから、全部じゃないにしても、予定通り、せめて年内に上映してほしいよなぁって思ってますが。



わっかんねーよ!って感想ばかりが並ぶこの映画、私もよくわかりませんでした(笑)
時間逆行とタイムパラドックス、SFに馴染みのない人は何がなんだかわからないだろうし、SFに馴染みある人は考えすぎてしまってわからなくなるという罠。
私は後者でした。
一番わかんなかったのは、ただの逆行(巻き戻し)の時と、逆行の時とあって、どう違うのかよくわかんなかったでした。
あと、マシンで逆行してたのかと思ったんですが、違ったのか?
奥さんをあそこまでがんばって生かす理由はなんだったんだろうか、とか。
あとからあとから、いろいろ疑問がわいてきます。

わっかんねーよ!なんだけど、なぜかとても面白いって不思議な映画でした。
時間逆行シーンもすごいし、アクション映画としても見ごたえあり。
いちばんなのは、主人公とニックの関係。
最後で、「マジかよ」って事がわかりますが、そこで初めて、これはバディ映画だ!ってなりました。
そういう見方もできます。
バディものが好きな人には、ものすごく刺さると思いますぜ。

見ている時は全然気が付かなかったんですが、主人公、名前がでてきません。
テロップで Unknownって出てて、誰やねんって思ったら、主人公だった(笑)
それに気づかせないのもすごい。
主人公演じているのは、デンゼル・ワシントンの息子だそうで、こんなにおっきな子供いたんかい!ってなりました。

全部わかってから見ると、また違う面白さが絶対にあると思います。
実際、もう一回見る!って人は多いみたい。
私は、脳みそ疲れたので、二度目はないですが、もし見たら、もう絶対にニックから目が離せないと思う(笑)

とりあえず、新作公開はまたしばらくなしで、邦画メインの映画館。
この間に、ネットフリックスとアマゾンプライムが大活躍してくると思います。

Posted on 2020/09/26 Sat. 08:25 [edit]

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お化け屋敷映画 ~ 事故物件  

「事故物件」見てきました。
実は、初日初回で見てきたんですが、感想書くのはやめようかと思っていたのですが、こういう感想もあるよって事で、書いてみる事のしました。
ネタばれあり、隠しません。



原作は2冊とも読んでいます。
どちらも、ものすごい何かが起きたって事はないんですが、部屋や家の由来やら状況は十分不気味で、かなり怖い本になっていました。
テレビ放映は見ていないのですが、見た友人が、夜中に作者が睡眠中、得たいのしれない行動をしていたりして怖かったと言っていました。

映画は、どういう経路で事故物件に住む事になったか、そこはどんな所だったのかっていうのを、わりとうまくまとめていて、実話に近い感じになっています。
主人公は霊は見えないのですが、もともとは彼のファンだったメイクの女の子には霊感があり、いろいろ見えちゃう。
なんか出た・・・みたいな事はあるんですが、主人公には次々と部屋を替えていきます。

クライマックス、幽霊の団体さんに襲われるんですが、としまえんとかにあったお化け屋敷で、「え!今の時代にこの手法!」と驚きました。
「女優霊」撮った監督なので、無茶苦茶期待していたのですが、逆な意味でびっくりしました。
「仄暗い水の底から」にあったような、沈殿したような重苦しい雰囲気はあるものの、「仄暗い」ほどの恐怖感はなく。
厄災を呼びこむらしい死神みたいな存在も出てくるんですが、普通に役者が黒いかぶりものして演じているので、こちらもお化け屋敷な感じ。
霊感のある女性が見る霊の状況も、ダイレクトな再現映像なので、怖いっていうより、ああ、そういう事があったんですね・・・という感じでした。
霊や怪奇現象の見せ方が、すべからくお化け屋敷なので、わかりやすく見せようとした結果、そうなっちゃったのか?と感じました。

ホラー耐性がない人、アミューズメントのお化け屋敷が怖い人には、十分怖いと思います。
逆に、ホラー映画好きな人には、物足りなさ過ぎるかと。
CGやら特殊撮影やら使い放題の時代に、幽霊演じる役者さんたちをぐるぐるカメラ回して映すだけというのは、ある意味新鮮だけど、恐怖にはつながらず。
見えちゃう女性の方も、悪いものしかみえないのか?という疑問が。

うまいなぁと思ったのは、部屋のつくり。
一見、そうとは思えないような部屋があったり、共有廊下がやたらと荒んでいて、明らかに管理がされていない部屋があったり、原作にもありましたが、血痕が残っていたり。
いわくのある部屋は、すぐにそれとわかるものと、わからないものがあるって描写でした。
とはいえ、血痕があるからよくない霊が出るってわけでもないとは思います。

亀梨君、好きな人にはお勧めと思いますし、実際、ほぼ満席の劇場は亀梨ファンがほとんどのようでした。
原作を読んで、かなり期待して見に行ったのですが、期待値あげすぎていたかもです。
ガチで恐怖を感じたいのであれば、ぜひとも原作2冊、読むことをお勧めします。

Posted on 2020/09/05 Sat. 09:59 [edit]

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ワガンダ・フォーエバー  

私たちの陛下が亡くなってしまいました。
「ブラックパンサー」で王様を演じたチャドウィック・ボーズマンさん、43歳でした。
大腸がんで闘病中だったとのこと、「ブラックパンサー」も、治療の中で撮影されたと知り、驚きました。
ガンの治療中で、あの肉体を維持し、あそこまでのアクションを演じていたってすごい。

「ブラックパンサー」感想 → ここ

陛下が残した功績は、ものすごく大きいものだと思います。
共演した俳優陣、製作陣が声をそろえて、彼には威厳・品位があったと言っています>Dignity(ディグニティ)
彼が、初めての黒人プロ野球選手を演じた「42」も見ていますが、そこでも、同じものを感じました。
王様たる王様だったと思います。
彼だからこそ、ワガンダの王があったと思います。

アベンジャーズにまったく興味のない私ですが、「ブラックパンサー」のために、シリーズ見に行ったし(陛下が消えた瞬間、立ち上がって叫びそうになったくらい)、続編も楽しみにしていました。

陛下は永遠です。
ワガンダ・フォーエバー。



Posted on 2020/08/31 Mon. 17:35 [edit]

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厨二病炸裂ホラー ~ディヴァイン・フューリー  



エクソシストものは大好物なので、劇場まで見に行ってきました。
いやぁ、もう、これ、ジャンプで連載しててもいいって設定。
キックボクシングで、死神の異名をとる男の右手に宿った聖痕、バチカンから派遣されたエクソシストの神父、そして、悪魔憑きを増やしていく闇の司祭。
どう? この、厨二病炸裂の設定は!>褒めてる
しかも主人公、当初は悪魔に憑かれていたし、神は信じないって公言してるし、挙句に悪魔と拳で戦うって、なにこれご馳走さま!な展開です。

悪魔にもエクソシストにも神にも興味さっぱりなかった主人公が、なぜ、エクソシストの道を選んだかってところ、ものすごい説得力がありまして。
でも、説明ないのね。
さらっと映像で見せてくるだけ。
うっかり泣きました。
凄まじい説得力だった。

悪魔に憑かれた人達の演技もすさまじい。
男、若い美しい女性、子供と出てくるんですが、大丈夫か?マジか?ってくらいの、狂気の演技です。
すげぇな、韓国俳優。

韓国はキリスト教徒の国なので、エクソシストのシーンもガチでした。
ついでに、ホラー描写もガチ。
韓国イケメン俳優目当てにきていた女性陣のみなさま、上映後、「すごく怖かった」と口々に言い合ってました。
大丈夫だ! 私は怖くなかった!!
でも、本当にかなりガチなので、たぶん怖い人にはかなり怖いと思います。

ラスト、どうやら続編あるねって感じで終わってましたが、これ、シリーズ化してもいいと思います。
すっごく面白かった。
韓国ホラー、プリースト、コクソン、新感染、サバハ、そしてこのディヴァイン・・フューリーと、どれもとっても怖くて面白かったでした。
韓国のエクソシスト映画は、とくにいい感じ。
今後も楽しみにしています。


Posted on 2020/08/26 Wed. 16:31 [edit]

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