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アニメとGAMEとマンガな日々

素晴らしすぎた室町大河 ~ 麒麟がくる  



歴史オタではないけれど、日本史ラブ、小学生の時の超推しは織田信長だった私。
子供の頃、どっかで見た大河ドラマ「国盗り物語」のラスト、近藤正臣演じる明智光秀がその最期で、「人々が平和に暮らせる世を作らなければ」とかなんとか言って、泥の中で死んでいくシーン、強烈に胸に焼き付いておりました。
それまで、明智光秀に持っていたイメージは、主君にいきなり刃を向けた裏切り者で、しかも三日天下とか言われていた人で、印象檄悪でしたが、そのシーンを見た時、子供心に、人間が何かを成そうとするその裏には、大きな想いや強い意志があるのではないかと思った次第。

大河ドラマはここ最近、超だめなのと超良いのが極端で、超だめだと、2話あたりでもうぶん投げて終わる事になるので、麒麟もおそるおそる見ておりましたが、2話目あたりから、「これはやばいくらいすごいかも」という気がしてきておりました。

配役のすばらしさは言うまでもありませんが、色の使い方がすごい。
光と影を意識した撮影で、写真をずっとやっていた身としては、構図の取りかたが見事すぎて見入ってしまう事いくたびか。
織りなすような物語の展開、少ない言葉からうかがえるそれぞれの想いや願い。
脇のキャラに至るまで、その人の人生が見えてくるような物語で、短い登場でもインパクトのある人がなんと多かったことか。

小鳥を愛で、凡庸に思われていた明智光安殿が、武士の生きざまを見せた最期や、麒麟を呼ぶ事を夢見て散っていった義輝様、今までのイメージを靴がしえた、無茶苦茶強者だった今川義元、おちゃめな松永久秀、正親町天皇をはじめとする朝廷の人々など、ちょっとしか出てなくても、無茶苦茶よかったー!!って人ばかりでした。
もちろん、メインキャラもそうで、いちばんは、描きつくされたと思われていた織田信長の新しい解釈。
強くて無敵で、寂しんぼうで承認欲求が高すぎで、人の気持ちが全然理解できなくてひとりよがり。
大好きな人達から、裏切り続けられたその人生>仕方ないんだけど
そして、個人的には、大河ドラマ中もっとも狡猾かつダークだった羽柴秀吉。
他の大河ではあまり描かれる事のなかった浅倉義景も、ユースケサンタマリアって聞いて「は?」ってなっていたけれど、すっげぇよかったです。

歴史は、変わらぬ事実は確かにあるわけですが、その時、その人が何を考えてそうしたのかとか、どうしてそうなっちゃったかはわかりません。
書面やら何やらで残っていたにしても、当人がその時点で考えた事は、織田信長みたいに死んだ人は書き残せないから、光秀がなぜ謀反を起こしたのかは、本当のところは永遠に謎と思っています。
歴史上、ずっと悪役扱いだった光秀、私の中にずっとあった、「光秀は何を思って信長を討ったのだろうか?」という疑問、「麒麟がくる」は、素晴らしい形でひとつの答えを見せてくれてくれました。

ラスト、光秀は生きてるのかも?としたのも、個人的にはとてもうれしかったです。
「麒麟」の十兵衛様は、真面目で誠実で融通がきかなくて、うまく立ち回る事は考えにもなく、教養もあり武勇にも優れた人でした。
何人もの主を持ちましたが、その心は常に、麒麟を呼ぶ人を求めていた。
恐らく、過去最高の光秀像だったと思います。

ノッブが十兵衛大好きっこだったの、最後の最後でぶっこんできた!!ってなっていました(笑)
十兵衛大好きなノッブ、でも、他人の気持ちに沿う事ができないノッブの愛は、最後の最後まで報われる事はありませんでした。
いやぁ、コミケあったら、薄い本やまほどでてたよね、これ。

俳優の事件とコロナで、いろいろ大変だったと思われる現場。
本当にありがとうございました。
個人的には、大河ドラマトップクラスで最の高な作品となりました。
オープニングがかっこよすぎて大好きすぎて、ダウンロードして聞いています。
現在、壮絶な麒麟ロスです。

ちなみに私の好きな大河は、風林火山、篤姫、真田丸。
今までは、篤姫が最高でしたが、現在は麒麟がトップとなりました。




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Posted on 2021/02/16 Tue. 08:57 [edit]

category: ドラマ

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最の高!極上のドラマ ~ クイーンズ・ギャンビット  



ありがとう、ネットフリックスシリーズ。
天才的なチェスの才能を持つ、孤高にして孤独な女性べスの戦いと成長を描いた物語です。

事故(実は自殺)で母を亡くして孤児となったべスは、孤児院に引き取られます。
誰ともなじまず、誰とも打ち解けないべスは、ある時、地下室でひとりチェスをを打つ用務員の姿にくぎ付けになります。
用務員からチェスの指導を受けたべスは、あっという間にその才能を開花。
十四歳で引き取られた先で、養母の理解と協力を得て、次々とチェスの大会で勝利を重ねていきます。

時代は60年代、そりゃもう、女性の自立なんて、そんなもん、あるかい!な時代が舞台。
実母は、コーネル大学で数学の学位を取りながら、自分の才能がまったく活かされない、女性の自立が不可能な時代に精神のバランスを崩し、結果、富裕な実家や夫を離れて、貧困の中で自ら死を選び、養母は、素晴らしいピアノの才能に恵まれながらも、それを活かす事なく、夫との不和に悩み、酒びたりになっています。
そんな中で、主人公のべスは、圧倒的男社会のチェスの世界で、次々と強豪を破っていきます。
けれど彼女は、複雑な生い立ちとその天才的な才能から、人との関わりに冷淡で、温かい関わりを持つ事ができません。
男と寝ても冷淡で、彼女に優しい気持ちで接してくれる人達の気持ちに触れる事もできない。
そして、孤独の中での厳しい戦いに、彼女は酒と精神安定剤に依存し、溺れていきます。

天才が普通の人々と、上手く関わる事が出来ずに孤立する、という物語は今までもありましたが、「クイーンズ・ギャンビット」は60年代の女性が主人公なので、その上にさらに、女性の自立という別の物語があがあります。
べス以外の女性は全員、いかなる才があろうとも、結婚して家庭にはいる人生しかありません。
唯一無二の存在であるべスと同じような立場に立つ女性は、存在しません。
そんな中、養母のアルマが、最初のべスの理解者であり、協力者となります。
夫が出て行った後、生計をベスの賞金に頼らざるをえなくなった彼女ですが、母親としての温かさと包容力を持ってベスに接します。
それは、ベスが才能を開花させるうえで、とても重要な基盤となります。

その後、ベスを支えようとしてくれるのが、かつてのライバルたち。
州のチャンピオンだったハリー、演じるのは、ハリーポッターでハリーをいじめまくっていたあのデブな従兄の俳優さん。
大人になってから、あっちこっちで悪役やりまくってたんですが、ここでは、ベスを理解し、心配するかつてのライバルの役を好演しています。
それから、ベスと同じように天才チェスプレイヤーの青年を演じるのは、「メイズランナー」で大人気のニュートを演じた人。
その他、登録員をやっててベスと親しくなる双子や、ベスにけちょんけちょんに負けた人達もいます。
そして、密にベスがずっと好きだった男性も。
ベスは、彼らの優しさや好意を素直に受け入れる事が出来ません。
でも、彼らはベスの強さを信じ、ベスをサポートしてくれます。
ラスト、世界チャンピオンとの対戦の時の彼ら、無茶苦茶ムネアツなんで、ぜひとも見ていただきたい。

個人的に、ぶわっと泣いたのは、ベスにチェスを教えたシャイベルさん。
無口な老用務員さんなんですが、いち早くベスの才能を見抜き、さらに、彼女の性格や性質も見抜いた人でした。
チェスのマナーや礼儀を、まさにその態度で示してくれた孤高の人で、ベスは孤児院を出た後、二度と彼に会う事はなかったのですが、ベスが酒と薬に依存して、すべてを壊しかけていた時、彼の存在が彼女に気合を入れなおし、そして原点に立ち返らせます。
いるんだよなぁ、こういう、私の人生にはこの人がいたから・・・みたいな人。

このドラマ、何から何までおしゃれで、超センスいいです。
ベスの服装もそうだし、インテリアや、チェスの会場となる場所など、すべてにおしゃれ。
さらに、セリフが秀逸。
地下におりてきた幼いベスに、シャイベルさんが、「上にいって、みんなといっしょにいた方がいい」というと、ベスが「みんなといっしょになんかいたくない」って返す。
これ、ベスが、他の女の子たちとは違う人生を選んだ瞬間の言葉になるんですよね。
そういう台詞がたくさんあります。

主演のアニャ・テイラー=ジョイ、目がでっかくて、指が長い。
そのおかげで、チェスという、映像にするには難しい舞台を、彼女の大きな目が大きな表現力となっており、駒を動かす長い指の美しい動作が、動きの少ないチェスの勝負を、これまた見事な映像にしていました。
日本ではかつて、「ヒカルの碁」という、チェスに似た碁の世界をアニメにしていましたが、こういう、見た目に動きがほとんどない勝負の世界を映像化するのは、とても難しいと思います。
「クイーンズ ギャンビット」はその難しい世界を、役者さんたちの視線、目の動き、表情、映像では見事な光と影、人々の息づかいなどで表現していて、見ていてため息が出るレベル。

何から何まで素晴らしいドラマで、超一級品でした。
続編の声もあがっているようですが、個人的には、これで終わりにしてほしいと思っています。


Posted on 2021/02/09 Tue. 09:24 [edit]

category: ドラマ

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視聴完走 ~ SWeet Home 俺と世界の絶望  

シリーズ1 10話、全話視聴しました。
いやぁ、これ、私の大好きなものがごっそり詰まってるー!

とにかく主人公の状態が、地獄すぎて見てる我々も地獄。
たまたま親切にした転校生が極悪な大企業の息子で、暴力を伴う壮絶ないじめの対象となり。
これがもう、角材で殴るとか走ってる車に飛び込めとかいう、アタマオカシイ野郎なんですが、お父さんの会社の社長の息子で、「お前の父親を辞めさせてやる」って言うんですな。
日本だったら、アホちゃうかなんですが、韓国はオーナー企業も多いし、上の言うこときかないとクビなんて話もよく聞くので、わりとリアル。
結果、引きこもりとなり、家族との確執が深まっていたところで、たまたまた出かけたら車の事故で、主人公残して家族全員死亡。
挙句に、ドラマ冒頭で怪物化して、その後はもう、自分の意志なんかない状態で戦う事に。
最初っから終わりまで、血まみれ。

全体の流れは、突然の人間怪物化→残った人間でどうサバイバルするか→暴徒や軍からの襲撃 という三段階になっています。
なので、中盤以降はほとんど怪物は出てきません。
みんな、どこいっちゃったんだ?
そして、こういう話にはありがちな、暴徒と化したキチな人々の登場が、実は一番胸糞悪い。
でもここで疑問。
欲望が怪物化のトリガーなのですが、じゃあなんで彼らは怪物化しないの?

後半、次々とレギュラーが死んでいき、ええええええええええええ!この人、ここで死んじゃうのかよー!!ってな状態が連続。
半分くらい死にますから。
これ、うまいなぁって思ったのは、群像劇なので、それぞれのキャラがものすごい存在感で、見ているうちに我々も情がわいているんですな。
心のどこかで、生き残ってほしいって思うようになってる。
そこでいきなり、わりとあっさり殺されるんです。
やーめーてー。
しかも、準主役級の人達も、次々と死んでいく。
私の推しだった人々も、全員死にました(号泣)

うまいのは、日本人大好き!泣かせ展開!!ほら泣け!それ泣け!ってやってこないところ。
きちんと人間を描いているので、情に訴えてエモーショナルな展開やりません。
そういうの、マジ大事だから。

ラストで、新しいキャラが登場します。
主人公と同じ、怪物化をコントロール出来る男。さんざん実験材料にされ、怪物化を止められないとわかった結果、俺らは人間の上位生物となった、という考えに至っています>わりとありがちな厨二設定
次に、主人公に「久しぶりだな」と言った男。これ、仲間だったやくざの男の身体使ってないか?と思ったんですが、最後の最後に唐突にでてくるので、詳細は不明。

我々大好きな厨二設定がたくさんあるドラマで、血のつながらない兄妹、心に傷を負ったやくざ者、車いすの元軍人、日本刀で戦う教師、元特殊部隊所属の女性とかもおります。
とにかく、凄まじい血の量だし、かなりのバイオレンスなので、ホラーの怖さよりそっちの方がだめな人にはだめかも。
個人的には、もっと怪物との戦いを出してほしかったんです。

ラスト、舞台だったグリーンホームは崩壊し、生き残った人々は全員その場を離れるので、次の舞台、次に出てくるキャラクターは不明です。
ひとり、最後の最後で怪物化した人がいますが、彼が生き残っているかも不明。

1話3億かけてるそうで、「ウォーキングデッド」がだめだった私ですが、これはヒットでした。
続きが楽しみすぎる。
だらだら続けるような事にはならず、きっちりラストまで描いてほしいなと思いました。

Posted on 2020/12/22 Tue. 09:24 [edit]

category: ドラマ

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キタコレ! ~Sweet Home ~俺と世界の絶望  



ありがとう、ネットフリックスシリーズです。

Lineマンガが原作だそうで、第一シーズンは全10話。
人間が突然怪物に変貌しだし、その中で、古い高層団地に残された人々が生き残りをかけて戦う話です。

主人公はひとりですが、群像劇。
正義感の強い消防士の女性、クリスチャンの国語教師、冷徹な医大生と皮肉屋なその妹、恋人を失った音楽をやっている女性、車いすの元兵士、赤ちゃんを亡くした母親、取り残された子供ふたり、正体不明のやくざと彼に監禁されて暴行されていた男、横暴な店主と虐待されているその妻、そこの店員、娘を探しに外に出ようとする保育園園長、犬を連れた中年女性、公務員試験に受かったばかりの男など。
身を守るために、団地入口にバリケードを築いてはいますが、いつ、誰が怪物化するかもわからない緊迫した空気の中で、それぞれの人間が克明に描かれて行きます。

XXな感じのドラマって事で、進撃の巨人とかGANTZとかいろいろあがっていましたが、私は、「REC」をもっと大掛かりにして、そこに「ミスト」を加えたように感じました。
1話3億円投じられているそうで、とにかくスケールでかいです。
怪物の描写もなかなかよくて、全部違う。
3話まで見ていますが、筋肉だるま化、ゴブリンみたいな外貌で身体を伸ばして木みたいにする奴、舌がエイリアンみたいな状態になっていて、そこから血を飲み干す奴、目玉だけが大きくなって長く伸びているものなどなど、いろいろいます。
3話で、怪物化するのは欲望からと判明しますが、そもそも欲望のない人間なんていないわけで、いつ、自分が怪物化するかわからないという恐怖もあります。

怪物化しない人がふたり。
主人公ともうひとり、赤ちゃん亡くしたお母さん。
このお母さんのくだり、ちょっとかなり泣けます。
無茶苦茶登場人物が多いのですが、キャラクターが全部しっかり立っているので、それぞれがどうするのか、ドキドキする度合いが滅茶苦茶高い。
アメリカホラーのように、アホですか? みたいな事をする人がいないのもグッド。
アジアものは、自己犠牲をしっかり描くので、そのあたりもすてき。

やぁ、韓国ホラー、ここしばらく、超いい作品でてきてるよね・・・って思っていたらこれが来て、大喜びしています。
韓国ドラマといえば恋愛!みたいな人の方が多いと思いますが、私はホラーばっかりです。
韓国ホラー最高だわ。

全話見たら、また感想あげたいと思います。
ちなみに1話1時間ほどですが、冗長な部分もほとんどなく、ひじょうに面白いです。

Posted on 2020/12/21 Mon. 11:56 [edit]

category: ドラマ

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大人視点のアン ~ アンという名の少女  



Netflix配信ですが、NHKでも放映が始まったそうで。
周辺、友人らが軒並みシーズン1はまって絶賛していたので、見始めました。
アンは、12歳の時に全10巻 村岡花子訳で買ってもらい、以後愛読書です。
今まで、何度もアニメやドラマになってきました。

今作、なんか違う。。。と思っていたのですが、これ、マシューやマリラ視点のドラマだという事に気が付きました。
あと、当時の状況をかなりリアルに描いていて、社会の在り方や宗教、男女の立場や生活状況なんかもきっちり見せつつ、現実的な追加エピソードもかなり加えています。
結果、感想は完全に二分化しているようで。

追加されたエピソード、例えば、アンが学校に馴染めないところや、マシューの農場を手伝うジェリーという男の子がいるところ、ギルバードの生活が描かれていたり、ダイアナ以外の友達の事があったりします。
学校に馴染めなくて、いじめられるシーン、あー、もうこれは仕方ない、、、としか思えず。
ほとんど学校に行った事がなく、変に小利口で、しかも無茶苦茶口が達者なアンは、変に自分に自信があって、しかもやたらと承認欲求が高いので、とにかく悪目立ちしまくります。
やたらと面倒くさい言い回しで、古めかしい小難しい単語使いまくるし(英語で見てるんですが、本当に面倒くさい言い回しが多い)、やたらと自慢げだし、ただ教科書読むだけでも、大げさに演技したりする。
そりゃもう、みんなからしたら、「は?気持ちわるっ」でしかない。
さらに、中途半端にセックスの事を知っていて、それを年上の女の子のゴシップで自慢げに披露したため、結果、その女の子をひどいゴシップに晒す事になってしまう。

怒りまくるマリラにマシューが、「子供は知らなくてもいい事を、知ってしまう状況にいたんだ、かわいそうに」というシーン、たぶんシーズン1でいちばんすごいシーンと思います。
子守りとして引き取られたアンは、夫婦の寝室の床に寝かせられていて、夫婦のセックスが丸聞こえの状況で生活していたって状況(何がそこでなされているかまでは、理解していない)、さらに、社会性がまったく育たない環境だったという事実。
今回のドラマ見ていると、アン、こまっしゃくれてて、うっとうしいくらいおしゃべり、なまじ頭いいから、むやみに余計なところに手がかかる子供で、よくまぁ、マリラとマシュー、育てたよなと感心します。
でも逆に、がりんごりんに細い身体、大きな目で見上げられ、全力で駆け寄ってきて身体に抱きついてくる様に、ああ、この子を守ってあげられるのは自分しかいないんだって思う気持ち、ものすごくわかる。

現実的な演出のために、俳優陣はひやけ止めを塗らず、メイクもほとんどしていないのだそうです。
フランス系移民か、イギリス系移民か、宗派の違い、生活レベルの違いなどもしっかりと描いていて、リンド夫人は小説よりもずっとキャラに肉付けされていて、すごくいいキャラになってました。
ジョゼフィン大叔母様は、なんと、レスビアン設定。
当時の生活もしっかり描かれています。

くわえられたオリジナルエピソードや設定など、強烈に拒否感示す人も多いようで、まぁ、当然かなと。
もともとは少女小説、きれいな物語だから、あんなの、私の知ってるアンじゃない!って気持ちはわかります。
それくらいこのドラマのアン、面倒くさい、手のかかる女の子になってる。
でもそこ、マリラとマシューの視点って意識でみると、なるほどーってなりました。
ただ、残念な事に、このオリジナル部分、プロデューサーが「アンはフェミニスト」と公言している通り、この後、どんどんエスカレートしていき、差別問題やらLGBT問題やらをつっこんでくるそうで、S2で萎えた人達がS3で「いやないわー、これないわー」でかなりの数離れ>実際友人らも、そのあたりでギブアップしてた
結果、ドラマはS3で打ち切りとなりました。

これ、「鋼の錬金術師」の最初のアニメもそうだけど、人様の作品使って、自分のやりたい別の話やっちゃうって悪手。
当然ですが、バッシングも起きるし、評価も下がります。
現実的なエピソードをいれてくるのはよいけれど、我々、別にアンの物語で、LGBTや差別問題を真剣に考え、取り組みたいわけではないし、そもそも、そういう話じゃない。
あらすじみたら、S2あたりで、アンがネイティブアメリカンの子と友達になり・・・みたいな事が書いてあって、私はすでにそこで萎えました。
アンの置かれた環境で、いきなりそれ、なくないか?

お洋服や小物がとにかくかわいくて、それを見るのも楽しいです。
あと、アン役の子がものすごくいい。
よくまぁ、あんな子役探してきたなって感じです。

Posted on 2020/10/12 Mon. 08:01 [edit]

category: ドラマ

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上京女子の成功譚 ~東京女子図鑑  



友達に勧められて見ました。
いやぁ、面白かった。

主人公の綾は、秋田の出身。
人にうらやましがられるようになりたいって夢を胸に、秋田大学卒業後、東京にやってきて、アパレル会社に就職します。
そこから、綾の成功への歩みが始まります。

そんな話。
東京カレンダーから生まれた”東カレ女子”がベースになっているという事らしいですが、綾は東カレ女子じゃないですな。
普通に、東京にあこがれる地方出身のイマドキ女子だと思います。

この話、男と住まいが同時に変わって、それが綾の変遷の象徴になっているのも面白い。
三軒茶屋/同じ秋田出身の誠実な男性 → 恵比寿/港区出身の金持ちエリート男子 → 京橋/呉服屋の若旦那 → 豊洲/高年収の会社員 → 代々木上原/イケメンでペットな年下 → 三軒茶屋/友人だった男 って感じ。
引っ越した時は、「この街はこんなふうですてき」ってコメントするんだけど、引っ越した後は、その街を見下す。
最終回、「あなたが私に向けた優越感、覚えておいてください」って言って終わるわけですが。
最後のその台詞、「え???優越感って何?そんなの何も感じてないですが?」ってなりました(笑)

ある記事で、このドラマは優越感ゲーム人生なんだよってありましたが、なるほど!となりました。
私は生まれも育ちも横浜で、逆に地方をまったく知らないのですが、このドラマを勧めてくれた友人が地方出身で、「東京にあこがれた」って話をしてくれて、そういうものなのか、そんなふうに見えるのか・・・知り。

現実の港区女子、東カレ女子を現場で見ているので、この主人公は逆に、東カレ女子じゃないってのはわかります。
そこまで下克上していないし、贅沢も知らない。
30歳前にロブションに連れて行ってもらえたらいい女の証とか言ってるし、ロブション行くために、30万円のドレスをリボ払いで買ってるし、普通にきらびやかな世界にあこがれてがんばってる女の子だなと思いました。
私は外国ブランドで働いていた事があるんですが、何十万もするものをああやってリボで払う女の子、ものすごく多いです。
十枚カード全部リボマックスで使えない、なんて人もいました。
絶対に表参道に住むと言い張った、地方から上京したばかりの女の子相手にした、不動産会社勤務の友人もいます。
些末なところで、かなりリアルだった(笑)

港区族の存在も、確かにああいうのはいるんだけど、港区にこだわる人はおおよそ、新興成金・成功者な人達で、おおよそ血筋や家柄の良いおうちの人達は、千代田区に多いような気がします。
港区だったら、三田あたりかな。
友人で、マジかよ・・・レベルの都心部広大地主がおりますが、中央区です。
そちらの方々も、ドラマにあるような、品のない事はほぼなさらないので、そういったあたりは、象徴的な描き方をしているのだろうなと思いました。

現場知ってる身なので、ツッコみどころは満載だったんですが、ものすごくうまく作ってあるのと、登場人物が魅力的なので、とても面白く見ることができました。
いろんな男とつきあってたけど、一番最初の彼が一番よかったよねと思ったし、銀座の若旦那は、「いるわー、こういう男、いるわー」
になった(笑)
アパレルでの元同僚のりょうこさん、婚活に血の道あげて、自分を馬鹿にした同僚に爆弾級の反撃くらわしていたけど、その後、貯金でアメリカ留学、現地就職と最後にあって、あー、やっぱりガチでやる人だったんだんだなぁと思いました。

恵比寿のロブション、確かに象徴的に語られるのは事実で、今でもそうなのかーって思いました。
あそこは1Fと2Fで全然違うんですが、私の周囲では、セレブな友達も、あそこで食べたって人はほとんどおらず。
年収数千万の元上司も、「あんな高い店、行かない!」!って言ってたし。
接待で予約したこともなかったんですが、一度だけ、会社から毎年出る秘書の人達のために慰労金、今年はどこでご飯食べる?ってなって、「こうなったらロブション行くか?」って事になり、行ったことがあります。
その時も全員、「行った事ない」でした。
2Fは、友人が仕事で行ったことがありますが、値段聞いて「ひゃー!!!」となり、彼女も「個人で行く人なんて、ありえねー!」と言っておりました。
私が行った時は、デートな感じの30代くらいのカップルもいたけれど、あきらかに常連な、黒いサテンのワンピースを来たおばあさまがひとりいて、フロアマネージャーな人と歓談しているのが印象的でした。

ドラマのあいまに、モブな人が辛辣な本音を語るんですが、それもけっこう面白かったです。
おおよその女子たちは、ああいうマウンティングサバンナで弱肉強食の人生おくってるのかもしれません。
綾は何かの時に必ず、”いい女”って自分を演出するんですが、それが功を成しているのかはわからず。
別れを告げたのに、不倫相手はまったく動じず、それに拍子抜けした綾が、相手の妻に「あなたの夫は不倫してる」って電話するシーンがあるんですが、大笑いしてしまいました。

元同僚に、東カレ女子がおります。
とってもきれいな人で、横浜出身。
実際、東カレ本誌にも登場したし、外資金融で働いていて、現在、大物ビジネスマンとつきあってます。
いはく、「住まいも仕事も遊びも、全部港区で済んでしまうんですよね」。
別の会社で、彼女を知る人がいて、「すごい業界でばりばり働いていて、あんなに美人で社交的で、すごい人だ」と絶賛しておりましたが、彼女の元上司や会社の人達の評価はまったく違っており。
私は、美貌と野心を武器にのしあがっていこうとする彼女、けっこう好きでした。


Posted on 2020/08/11 Tue. 08:14 [edit]

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怖いというよりは ~ 呪怨 呪いの家  

見ましたー! 超楽しみにしてましたー!
1話30分で、よくまとまっているので、いっきに見れます。

すみません、またしても私、怖くありませんでした。
怖くないけど、最怖と言われている4話視聴中に、家の中のものががすがす落ちて、いきなりネトフリが落ちました。
思わず「やめてくれよ」と思いましたが、そのまま視聴続けました。

ネタばれあり、感想です。



いわゆる幽霊みたいなもの、伽耶子さん登場シーンはあるし、ホラーなシーンもたくさんあるんですけど、それより人間胸糞悪しなドラマ仕立てです。

自分の脳内整理のためにも、書き連ねると、犠牲になるのは

主人公な荒川良良さんのお父さんとお姉さん。
おおもとの事件な監禁された女性と犯人の男
物件見に行った男性と、その婚約者のタレント女性、男性の母
家で強姦された女子高生と連れ込んだ彼女の同級生ふたり、強姦した男、直接は関係ないけど、女子高生のクソな母親と学校の担任、女子高生がその後生んだ子供
住んでた夫婦、夫の不倫相手の女性とその夫
その後、また住んじゃった妊娠中の妻と夫

なんで行く?とか、なんで住む?とか思っちゃうんですけど、つまるところ、引き込まれていると考えると、最初っからターゲットにされているのかもしれません。
まぁ、出てくる人間がかなりえげつなくクソだったりするし、普通にかかわりたくない人がほとんどなので、その時点で普通の人間には物理的にホラーなんですけれども。
ただ、そこで笑えないのは、負の連鎖って実際あって、なんでわざわざそっちいく?みたいな選択をし続ける、あるいはそちらに向かってしまうって人がいる事実、普段は我々、目をそむけているんですよね。
「残穢」からホラームーブメントとなっている呪いの伝播、そういう負の連鎖にのっかった物語に仕立てるのが最近増えてきてるなと思いました。

実際にあった凶悪事件を流れにのせてきてるんですが、正直、ちょっとやりすぎ感あり。
恐らくそれは、宮崎勤を模した犯人が、「いろいろな事件にかかわる場所を見て回ると、けっこう同じ場所や家に繋がってる」みたいな言葉につなげようとしてるんだと思います。
あと、主人公が言う、「絶える家系というのは、そういうモノをどこかで踏んでいる」っていうのも、なかなか味わい深いなと。
このふたつの部分においては、個人的には同意します。

凶宅というのは、実際存在すると思っています。
別に幽霊出るとかじゃなくても、住んだ人を不幸にしていく家っていうのはあると思う。
あと、はいっちゃいけない場所、行っちゃいけない場所というもあります。
勘の強い人、あるいは守られてる人は、だいたいわかるみたい。
今回の場合、不動産屋さんたちが無事なのは、犠牲者を連れ込んでくれる大事な人達だからでは?と思いました。

個人的に怖くなかった理由が、異常な事件を詰め込みすぎた感があるのと、30分枠で時系列がかなり飛ぶのと、物量で引き込まれていく人達を描いているので、いっぱいいっぱいになっちゃった部分あり。
血まみれだし、人でなしだし、気持ち悪いいしで、そっちに向きすぎて、「怖い」より「胸糞悪い」のゲージがあがりっぱなしでした。

ちなみに、これはリアルな話ですが、私、凶宅に住んていたことがあります。
すごかったですよ。
生まれて初めて幽霊見たし、人のいない場所でばんばん扉の開け閉めする音しまくったし、人の気配なんてしょっちゅうあったし、「そこに住んだら早死する」って言われた人は死んだし、住んでいた親族とんでもない事になったし。
引っ越しに際し、親がそういうのを見るちゃんとした人に相談したら、「次はお嬢さんです(私のこと)、一刻も早く離れなさい」って言われて、速攻引っ越したって経緯あり。
ちなみにその後、その家々(親戚が数件で住んでいた土地なので)には、今も住んでいる人がいますが問題はないと思います。
なんでかっていうと、理由はなんだかわからないけれど、そこはうちの家系だけに何かしたかったみたいだから。
家には、私のオタク部屋があり、アニメの本や資料いれていたんですが、最後の最後でそこを整理した直後、私、突然具合が悪くなり、駅で昏倒しかけました。
最後の”線”でやられたなって、その時思いましたが。
家や土地に引き込まれるって、実際あると思います。

荒川良良さんが言っていた、「踏んだから絶える家系」って、ひょっとして自分も該当してるんじゃなかろうかと、ふと思いまして。
結婚していないのも、ある意味、セキュリティなのかも。

舞台になったあの家、実際ある家使ってるけど、あれ、いいのかなぁ(笑)
こういうドラマの撮影に使われたら、借りる人もいなくなっちゃうんじゃなかろうか。


Posted on 2020/07/04 Sat. 11:40 [edit]

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新しいゾンビドラマ ~キングダム  

「キングダム」といっても、アニメの方ではなく、Netflix の韓国ドラマです。

これがね、すっごく新しいゾンビドラマでした!!!

どうやら側室の子供らしい王子を廃位しようとする、側近のおっさんと、今や王妃となり、世継ぎを身ごもる彼の娘が仕切る中、実は王は亡くなっているが、死体を蘇らせたらゾンビになっちゃった!ってのが事の始まり。
話は、王位を巡る権力争いと、「ワールドウォーZ」並みのゾンビとの戦いで、このダブルヘッダーが、想像以上に素晴らしい物語を作り上げておりました。

昔の韓国が舞台なので、そもそも、ゾンビって概念がない。
宗教上もないし、認識もない。
よって、ドラマ上では”疫病”とされています。
噛まれたり、食われたりしたら、数秒でゾンビ化で、しかも全力で走ってくるゾンビなので、かなり凶悪。
日が昇ると、日光のあたらない場所に折り重なって、動きを停止します>このあたりは「アイ・アム・レジェンド」っぽい
機能停止中に燃やしてしまったほうがいいって話にも、どうやら韓国は火葬はだめらしく、金持ちらしいばーちゃんが「息子の遺体は燃やさせない」とか言い出します。
挙句に、きれいな箱にいれて、息子を船に乗せちゃう。
夜になって、覚醒した息子は、船中の人間を襲う。
他にも、腐った官僚が多く、下の者を人とも思わない扱いする結果、ゾンビが大量に増える要因になるって描写もあります。
韓国の文化や習慣、価値観がベースなので、ゾンビ映画としては、ものすごく新鮮な展開になってます。
ハリウッド映画だと、「馬鹿なのか?お前のせいだぞ」ってシラケるところ、「知らないんだもんね、しゃーないわー」になる。

ゾンビが大量発生する原因が地獄で、飢えた人々に、王様ゾンビに食われた人の肉(昼間だから動かない)を食わせちゃった結果で、ここも韓国っぽいなぁと思いました。
欧米だったら、絶対にやらない展開。

とにかく、ゾンビ描写が素晴らしく、Netflixのドラマだから、やたらと金もかけており、壮大なスケールでのドラマになっています。
なので、見ごたえ満点。
しかも、1話が30分から45分くらい、1シリーズ6話なので、見やすい。
展開も早いので、もたついてない。
素晴らしい!!

シーズン1を見終わったところですが、シーズン2まで見れます。
その後の製作は、まだ決まっていない様子。
頼む、最後まで作ってくれ。
まだ、謎がいっぱい残ってるんだ!

韓国ゾンビホラーは、「新感染」という名作がありますが、その他にもホラー映画ではかなり素晴らしい作品が次々、制作されています。
いやぁ、これは超楽しみー。
すごく楽しみー。


Posted on 2020/06/08 Mon. 09:09 [edit]

category: ドラマ

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花嫁はおっさん ~ドラキュラ   



カンバーバッチ版シャーロックの製作陣が作った新しいドラマ 「ドラキュラ伯爵」です。
90分3話完結、ネットフリックスオリジナル。

原作重視での製作だそうですが、私、実は原作読んでません。

1話、派遣された弁護士が、伯爵にとらわれて、監禁されて、そこから逃げ出そうとする話でした。
弁護士はイギリス人で、おっさん。
ですが、本当に、文字通り、伯爵の花嫁にされます。

伯爵に血を吸われた人は、死ぬか、血に飢えたノータリンになるかのどっちからしい。
伯爵は、知的な会話に飢え、共に永遠の時を渡れる人を探している感じ。
つまり、それが彼の花嫁なので、別に男でも女でもよい。
血を吸われると、いわゆる眷属になっちゃうらしいんですが、たまに、それでもきちんと知性を保つ人がいるとかで。

しかしなんだな。
やっぱり西洋白人だめじゃん!って、ホラー定番がそこ、ここにありました。
伯爵がやべー奴ってわかった時点で逃げろよ、弁護士!とか、いきなり「私たちの愛はすべてを乗り越えるのよ!」とか言って、伯爵を招き入れちゃう弁護士の婚約者とか、相変わらず「馬鹿なの?」というのがある。

伯爵がねっとりねっちりいやらしいので、そのあたり、なかなかの見ものですが、個人的にはエロさはあまり感じず。
ドラキュラって、日本ではわりとキャラ的に受けているだけだけど、欧米では圧倒的な人気を誇っていて、すさまじくあこがれる人もかなりおり。
なんで?と思って、あこがれてる本人に聞いたら、美貌の人々、セクシーで永遠に生きるってところがすてきなのぉ・・・(うっとり)って言われて(実話)、「ば???」になったんですが、まぁ、そういうもんらしいです。
ちなみに狼男については、「けだものだから」と、逆に人気ないらしい。
日本では、平井和正さんの小説で、むしろこっちのほうが人気だと思います。
ワイルドでかっこいい。
国が違うと、かっこいいって感じるところが違ってくるのはよくある話。

で、「ドラキュラ伯爵」ですが、1話ですっげーぶっとんだシーンがありまして。

全裸のおっさんに、シスターが言葉責め!

何言ってるかわかんないと思いますが、本当にこのまんま、そういうシーンがながーくあります。
全裸の伯爵が、シスターたちが恥じらっているなと笑うシーンで、シスターアガサが、「お前がちん●さらしてるからじゃ」というところ、私、爆笑してしまいましたが、このシーン、刺さる人には刺さるはず。

伯爵は、東欧系のエキゾチックおっさんなので、日本人にはかっこいいって見てくれではないかと思いますが、これ系の見てくれは、欧米女子には無茶苦茶セクシーだそなので、そこもとりあえず。
1話目はおっさんの花嫁、2話は船内の連続殺人、3話はいきなり現代と、かなり面白い展開になっています。

アメリカでは、アン・ライスのヴァンパイアサーガがカリスマ的な人気を誇っており、レスタトというすごいキャラクターが生み出されています。
数年前には、トワイライトシリーズが大人気となり、映画にもなりました。
アン・ライスの方は、ゴシックロマンでBLの香りもかなり濃い感じ。
トワイライトシリーズは、特別な血を持つ女子が、美貌のカリスマ吸血鬼に愛されるって、ラノベ展開でした。
欧米人、どんだけドラキュラに妄想抱いているんだ?

今作の見どころは、なんといってもシスターアガサとドラキュラの関係。
ネタばれでもなんでもないので言っちゃいますが、ドラキュラの宿敵 ヴァンヘルシングが、今回はこのシスター アガサ・ヴァンヘルシングです。
やっほー! これはご馳走だぜ、べいべー!

3話まだ全部見ておりません。
ラストどうなるか、とっても楽しみです。

Posted on 2020/01/13 Mon. 09:43 [edit]

category: ドラマ

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チェルノブイリ 全話視聴  

アマプラで配信中のドラマ「チェルノブイリ」全5話、視聴終了しました。
総括感想です。

よくもまぁ、こんなのをドラマにしたよね・・・っていうのが、感想のすべて。
歴史に残る未曾有の大事故、当時は鉄のカーテンに覆われたソ連、共産主義の壁の中で、事故も他国からの指摘で、やむなく公表ってレベル。
ソ連崩壊のきっかけとなったチェルノブイリ事故を、多方面からきっちり、壮絶で緻密な描写で描いたドラマでした。

ドラマの中心となるのは科学者のヴァレリー・レガソフ、政府から事故処理をまかされたボリス・シチケェルビナ、レガソフの朋友ウラナ・ホミュックです。
彼らは、事故の状況と詳細、被害についてを見せる役割を担っています。
この他に、消防士の夫婦、チェルノブイリの原発技術者たち、炭鉱夫、軍人、病院関係者、政府高官、事後処理に召集された多くの兵士たち、強制避難を強いられた住民たちの姿が、それぞれ描かれます。

そこらのホラーなぎ倒すレベルで恐ろしい場面がずーーーーっと続くし、物理的にダメージくらうであろう場面も多いので、デリケートな人には到底お勧めできないドラマ。
裏を返せば、そこまでがっちり、状況と状態を描いたということでもあります。
放射能火傷や放射能症で死ぬ人の状態も見せてくるし(実際の状況よりはかなりソフトではある)、犬猫の死体の山とかもあるし、明らかにこれから数時間後、あるいは数か月後には死ぬって、見てるこっちがわかるシーンはやまほど。
見ながら、やーめーてー!!!やーばーいー!!って顔を覆いたくなるようなシーンの連続でした。

前にも書いたけど、日本人は2度の原爆、東海村の臨界事故を経験した稀有な国で、国民は歴史的に放射能の恐ろしさを知っています。(福島は、この一連とはまったく違うので、ここには併記しません)
放射能のよる火傷、黒い雨、死の灰、考えてみれば、経験のない他国の人たちが知らないのは当たり前。
なので、知らないからこそ、の恐怖がそこら中にあります。
事故から比較的近い陸橋で、現場を見物していた人々、そこに降る大量の死の灰の中で遊ぶ子供たち。
事故現場に近距離まで近づく消防士たち。
ガイガーカウンターが最強に鳴り響く中、歩き回る技術者たち。
高濃度の放射能が出てる中、現場の土を掘る炭鉱夫たち、瓦礫を取り除く兵士たち。
急性放射能症でかつぎこまれた人々を治療しようとする、病院関係者たち。
見ている我々にはわかります。
全員死ぬということが。

個人的には、事後処理となった3話以降より、何もわからずに現地に赴く、あるいは対応する人々を描いた1話2話が、とてつもなく恐ろしかったです。
シリーズ最もダメージをくらうといわれていた3話は、予測されていた状況だったので、冷静に見ることが出来、日本人の多くがダメージくらったらしい4話は、すでにそういう事実があったことを知っていたので、静かにみることができました。

失敗や失態は即座に失脚、悪ければシベリア送りか銃殺って当時のソ連、嘘と隠ぺいとごまかしだらけの中で、真実を語った人たち、命がないとわかっていて現場処理に向かった人たちは実際いて、そういう人たちによって、地球規模で人類破滅の危機を回避するに至ったという事実は重いなと思いました。
実際、この事故が、ソ連崩壊のきっかけになったともいわれているし、ゴルバチョフもそのような言葉を残しています。

概ね、実在の人物が出ていて、そのほとんどは放射能によって亡くなっています。
ネタばれになるからここには書きませんが、そんな中で、今も生存されている人たちが多くいて、調べてそれがわかったとき、私、うっかり泣きました。
神様はいるって思った。

レガソフの自殺で、隠ぺいされていた事実は明るみにでて、それがその後のロシアでの原発に起きたかもしれない事故を未然に防ぐことになっているとのこと。
けれど、今も、チェルノブイリの事故で亡くなった人の人数は30数人と公式では言われていて、もう、どこまでも腐っとるわい!とおもいますが、実のところは、もう実数に換算できないくらいの状況になっているのかもしれません。
とはいえ、この事件がこういう形でドラマ化されたっていうのは、時代が変わったともいえるのだろうなと思いました。



生存されていた方が誰か、下記、隠しましたが、知りたい方はどうぞ。
-- 続きを読む --

Posted on 2019/11/05 Tue. 09:20 [edit]

category: ドラマ

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とてつもなく恐ろしい〜ドラマ チェルノブイリ  



ハリウッドの仕事している友達が、「とにかくすごい話題作」といっていた「チェルノブイリ」がアマプラで1話無料で見れるとわかり、早速見ました。
1986年に実際起きたチェルノブイリの事故を描いた、アメリカ制作のドラマです。

いやぁ、こんなに恐ろしいもの、初めてかもしれません。
それくらい、とてつもなく怖いドラマでした。
我々日本人、広島・長崎の原爆で、実際そこで何が起きたか、人間がどうなったかを現実を知っています。
熱波と爆風で消滅した人も大勢いるし、火傷で亡くなった人も大勢いますが、実際放射能で亡くなった方たちのこともよく知ってる。
さらに、こっちは調べないとわからない内容ではありますが、東海村の臨界事故で亡くなった作業員の方たちの状況、これも現実として日本であったことでありまして。
注:東海村の件は、生半可な気持ちで検索すると、ガチでダメージくらうので要注意。ちなみに福島の件はカウントしません。あれはこういうのとはまったく違うケースだし、こういう事態にはなっていないので。

日本は世界でも数少ない、”そこに何が起きるか”をリアルに知ってる国民です。
つまり、このドラマが描いている状況をすでに知ってるし、その先もわかる。

ソ連時代なので、失敗やミスが判明すると、失脚、シベリア送り、下手すると命ないって状況の中、起きた事故を認めない、隠そうとするってのはもう、体制としてどうしようもないし、それまでもあったことだと思います。
現場で、なんとかしようとする人も大勢いたことが描かれていますが、そういう体制の中で無視され、結果として命をなくす人の数が秒単位で増えることに。

放射能やけど、体液を嘔吐、意味不明の出血、次々と倒れていく人たち、そして、死の灰の中で遊ぶ子供たちが映し出されるにいたって、もうほんとにガチ怖くて、どうしようかと思いました。
放射能に晒されたら、ガンになるとかそのレベルでしか考えていない人も多いですが、あのくらいのレベルの放射能になると、細胞が破壊されて(自主規制)。
よもやこのドラマ、そこまでやるんだろうか・・・。

1話は、街を封鎖して、誰も外に出すなってところまで。
住民は、何が起きているのかもちろん知りません。
この後、住人の避難が始まり、その後、事態収束のために何万人という作業員が送り込まれておりまして。
作業員たちは、事態と状況を知った上で、命を失う覚悟で現地にはいったと聞きます。

福島の地震の時、欧米人の過剰な反応は、このチェルノブイリからきています。
地続きなので、風で流れてくる、雨にまじる。
当時は相当なパニック状態だったと聞きました。

全5話、見るつもりですが、これ、相当な覚悟が必要なドラマだなと思いました。
しかし、当時ソ連だった国の大きな汚点となったこの事故、当時は敵国だったアメリカがドラマ化するって、時代は変わったってことなんでしょう。

Posted on 2019/10/02 Wed. 11:32 [edit]

category: ドラマ

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衝撃だった ~透明なゆりかご  



ものすごく評判になっていたドラマが再放送になったというので、録画してみました。
地方都市の小さな個人産科病院を舞台に、そこでアルバイトする高校生の女の子の視点で描かれた妊娠、出産にまつわる様々を描いたドラマです。

初回で、今、問題になっているという未受診妊婦をとりあげたところで、「このドラマ、すごいわ」と思いまして。
過去、いかなるドラマ、映画においても、少なくとも日本では、頭お花畑レベルでハッピーラッキーな妊娠出産しかなかったわけですが、いきなりキタコレ!リアルで大きな問題になってるものをぶっこんできた。
不倫の挙句、「妊娠したら結婚してくれると思ってたのに」で、ドラマラストで、子供への愛情に目覚めて、無事母親は赤ちゃん連れて退院するわけですが、主人公のアオちゃんに、「次に会う時は、ボーイフレンドいたりしてね!」と笑顔で言ったところで私、「この女、赤ちゃん殺すな」と思いまして。
そしたら、本当に赤ちゃん死んだ!展開。
やられた!って思いました。

台詞一言だけにこめられた情報量がすごすぎる。
赤ん坊産んだばかりで、これからそれを育てるって状況の中、普通は、新しい男作るなんて発想はしません。
それを、あの時点で平然と人に言っちゃうって時点で、彼女は赤ちゃんのことなんてまったくどーでもいい、男がないといられない、自分のことしか考えてない人なんだとわかります。

そしたら次々繰り出される、シビアな問題。
重度糖尿病での妊娠と出産、出産事の母体死亡、14歳の妊娠出産、不認可中絶、虐待された少女の未成年出産、経済的に出産を断念した妊婦と、妊娠のための仕事をあきらめることを考える妊婦、そして児童性的虐待。
そして、当たり前のように毎日行われる中絶手術が描かれ、それとは別に、無事出産し、幸せに赤ちゃんを迎える家庭も描かれる。

すげぇわ・・・と固まったのが、出産後の経過が悪くて母体死亡のエピソード、夫が「子供産んだだけで、なんで死ぬの?」って言ったところ。
世間の認識なんて、そんなもの・・・とは知っていたけど、実際こうやって表現したものは初めてなんじゃないか?
いや、死ぬから。
わりとけっこう、死んでるから。
世界レベルだと、出産死亡率高いから。

主人公のアオちゃん、行動障害を持っています。
彼女が子供時代、お母さんはそれがわからなくて、虐待に近いことをアオちゃんにしていました。
普通の子供と明らかに違うどころか、本当に”普通じゃない”自分の娘に、もうどうしていいかわからなかったお母さん、はっきりと医師に病気と告げられて、がっくりと力が抜ける。
主人公のアオちゃん、よって、人と視点がちょっと違うし、行動も違います。
それがこのドラマを転がし、共感性の少ないアオちゃんの客観的な視点と疑問で語られることになってます。

10歳の女の子が、長期間性的暴行を受けていた(つまるところ、レイプされていた)というエピソード。
そのために呼ばれた女医が、「今回が初めてじゃありません。何度もそういったことがあった形跡があります」と言った時点で、継父だろうと思いましたが、そのとおりでした。
そういう場合、たいていが身内というのは、すでに多くで検証があがってます。
このエピソードでは、母親が最後に毅然とした態度をとることで終わりますが、離婚が怖くて、そのまま娘を犠牲にするケースや、自分の男とられたと娘に嫉妬してダブル虐待になるケースも現実では少なくない。
被害者の10歳の女の子を気遣って、産院では、わざわざ女医さんを召喚し、対応も負担ないようにして、事件が露見すれば、娘は世間の目にさらされると恐怖するお母さんに、「あなたたちを助けたいという人はたくさんいるし、サポートしてくれdる人もたくさんいます」と言って、自らそれを申し出る医師ふたりの姿、現実もそうであることを願うばかり。

あまりにシビアすぎて、観ていて泣くことがほとんどなかったんですが、無認可中絶の話で、声あげて泣いてしまいました。
山の奥地で、激安価格で中絶してくれるという老医師とその妻。
やってきた17歳の女の子に、「よくきたね」と言い、おにぎりを作り、布団を敷いて、「またおいで」という。
素朴なアオちゃんが、「なんでそんなことをするんだ、不法じゃないか」と正直に言います。
そのアオちゃんを、「あのお嬢さんに似てましたね」という老夫婦。
中絶を断れて、行き場を失い、老医師の目の前で命を絶った女の子がいたという映像が、いきなり挿入されまして。

生みたくても産めない人もいるし、生みたくないのに、あるいは生める状況ではないのに妊娠してしまう、どちらもあります。
妊娠と出産と育児はそれぞれ違っていて、まったくべつもの。
赤ちゃんはかわいいけど、それだけじゃないし、妊娠出産は幸せ!だけのものじゃない。

ほぼ毎回、アオちゃんが中絶胎児を業者に渡すシーンがでてきます。
少子化とか言ってるけど世の中、中絶の数は恐らく、とんでもなく多い。
しかもあれ、保険きかないから、払いきれない人もいる。
赤ちゃん産めば幸せになれるって思ってる人、本当にガチ多いけど、マジ違うからな。

すさまじく暗くなりそうなエピソードの数々ですが、それを救うのは、真摯に仕事に向かう産科の医師と看護師の姿、妻の死後、ひとりで子供を育てる若い父親、生まれてくる赤ちゃんの姿、それを迎える人々の笑顔、そしてアオちゃんの素直で誠実な視線です。

脚本は、「きのう何食べた?」の方だそうです。
すごいわー、台詞ひとつで全部をわからせる(説明台詞じゃない)表現力とか、一言でその人となりを表す力量とか、すごいわー。
これからも、この方が関わる作品、観たいです。


Posted on 2019/08/18 Sun. 08:54 [edit]

category: ドラマ

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きのう何食べた? 第一話  



これだけ、放映を待たれたドラマ、そう滅多にはないと思います。
よしながふみ原作 「きのう何食べた」・・・何がすごいって、ガチゲイカップルの同棲を描いたものがドラマ化って、すごくないですか?
「おっさんずラブ」が超話題になってはいましたが、あれは完全にコメディ仕立てで、リアルな部分はそうはないかと。
しかしこの「きのう何たべた?」は、BLの大家が描く、ほんもののゲイカップルの物語ですから。

いやぁ、もうOPからやられた感がありすぎでした。
ケンジが超うれしそうにスマホで撮影する、シロさんの料理姿。
もう、これ以上ないってくらい、幸せな映像でした。
私、ラブメロなドラマや物語、まったく興味ありません。
他人がラブラブべたべたして、甘えて媚びて、うっふんあっはんしてるのを見て何が面白い?と思っております。
だがしかし、こういう”幸せ”なものを見せてくるものは大好き。
惚れたハレタはいたって個人的、かつ自己欲求みせまくってくるものですが、幸せを見せてくれるものは、逆にそこからものすごく遠く離れたものでして。
OP見た瞬間、ああ、この製作者がガチでこの物語を理解して作ってるなと思いました。

そして、いちばんの衝撃は、シロさん演じる西島某氏の台詞。

「俺は、タチネコで言ったらネコってくらいで」


いや、マジで、深夜枠とはいえ、全国放映でこんなセリフを聞く日がこようとは!!!

よくやった!
よくやってくれた!
さらっとすげーこと言わせた!!!

世のBL女子よ!
JUNEからそれを支えたJUNE系女子たちよ!
暗闇の世界でがんばったやおい女子たちよ!!
ついに、時代が君たちにおいつきましたよ!!!

もともとこのドラマは、世間一般市民が期待するようなゲイっぽい話ではありません。
だから、「おっさんずラブ」みたいなキャッチ―な部分はたぶんない。
しかしその分、BL女子たちだからわかる、って部分が山ほどあるような。
つまり、彼女たちには二倍楽しい。

内野さんがもう、かつて勘助やってたとは思えぬフェミニンな演技で、びっくりでした。
いやもう、ケンジにしか見えない。
君はケンジ!!!ってなくらい。
他の脇の人たちも、原作のイメージを損なわない布陣になっていて、見た瞬間、誰だかわかる。
さらに、Twitterでトレンドにまでなったジルベールの登場が待たれます。

このドラマのメインである料理のシーンも、ちゃんとやってくれていたので、個人的にはものすごくうれしい。
メーカーこそ隠してるけど、何の調味料つかってるかとか、ちゃんとわかるし。
シロさんのレシピは、難しいことさっぱりない、わりとシンプルなレシピでしかもおいしいので、参考にしている人はけっこういます。
私も大好き。
この間は、新刊にでていたおかず、作りました。

45分くらいの番組だったけど、エピソードごとに切っていて、正味は30分くらいのドラマになっていました。
さりげない日々を描いた物語だけど、ドラマになってあらためてみると、なんかもう、ふたりが並んでハーゲンダッツ食べてるだけでこんなに幸せなシーンになるんだなってのがすごい。
ふたりでいっしょに食べたくて、ケンジが一生懸命ころあいみていたという細かい演出もあったりして、丁寧に作られています。

腐女子、貴腐人のみなさま、時代がついに、あなたたちに追いつきましたよ。

Posted on 2019/04/07 Sun. 14:26 [edit]

category: ドラマ

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グリム 全6シリーズ視聴終了  



アメリカのテレビドラマ「グリム」全6シーズン、見ました。
アメリカのドラマ全シーズンちゃんと見たのは、初めてかも。
人気があると、むやみに延々続いて意味不明な展開やなかだるみが出る作品が多いので、途中で見るのをやめてしまうことがほとんどでしたが、この「グリム」はそういうことなく、最後まで楽しく見ることができました。

物語は、グリム童話は実話だったってベースで、人間界にはベッセンと呼ばれる魔物がたくさんまぎれていて、彼らが起こす事件を、グリム一族の末裔ニックが解決していくというもの。
ニックは刑事なので、警察ドラマ、サスペンスドラマのテイストもあって、そこにホラー要素が加わっています。
相棒のハンク、同僚のウー、ニックの恋人のジュリエットは人間、心優しき狼男のモンローとその恋人のロザリーはベッセン、上司のレナードと仇敵アダリンドは魔女と、レギュラーも多彩。
登場するベッセンもいろいろで、種族的に粗暴なもの、穏やかに人間界で暮らしている者、生きるためにやむなく人を殺すベッセンや、儀式のために犯罪を犯しているベッセンもいたりで、エピソードもいろいろあって、飽きることがありませんでした。

実は、ハリウッドの仕事をしている友人が、この「グリム」の制作に深く関わっていたことを最近知りまして。
現場はかなり大変だったそうで、ベッセンという特別な存在による犯罪は当然特殊なものになるわけで、でも、科学的、あるいは宗教的に根拠のないものにはできないため、試行錯誤がいろいろあったそうです。
モンローとロザリーの結婚式のエピソード、宗教色がなくて、アメリカのドラマにしては珍しいなと思って話したら、「日本人のあなたがそこに気づくなんて、すごい!」と言われました。
このドラマには、特定の宗教の色がありません。
ベッセンという種族の世界には、そういうものをあえて持ち込まない(描かれる宗教は、ベッセン特有のもののみ)ようにしていたため、結婚式をどうするかは、制作陣、かなり頭を悩ませたそうです。
考えてみるとこのドラマ、人種としても、ニックはドイツ系、ジュリエットは南米系、ウーは東洋人、ハンクは黒人と、いろいろ。
ベッセンも、人種や国籍は種々雑多で、フィリピンや南米、あるいはアマゾンの奥地からわざわざ渡米してきたベッセンなんていうのもいました。

物語の展開にも、制作側は紆余曲折あったそうですが、そのあたりは、全シリーズ見るとなんとなくわかります。
主要人物たちの人間関係がそのままであれば、当然中だるみするし、無謀なことをやれば視聴者は離れる。
新しいキャラの投入もありましたが、ジュリエット、ウー、アダリンドのキャラ設定は、前半と後半ではかなり変わっています。
物語として、最初に提示していた謎をきちんと解明してみせて、最後にきれいに決着をつけたところは、アメリカドラマとしては珍しいかもしれません。
ファンとしては、最後のシーンはかなりうれしいものになっていたし、満足して見終わることが出来ました。

シーズン3まではレンタルCDで見ていたのですが、シーズン4から、ネットフリックスで見ました。
朝晩、通勤電車内で視聴することができて、大変ありがたかったです(笑)


Posted on 2019/02/23 Sat. 09:19 [edit]

category: ドラマ

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頭脳戦 ~ブレッチリーサークル  



巷でものすごく高い評価がでていたBBCのドラマが、ネットフリックスにあったので見ました。
シーズン1は3話。
第二次大戦中、暗号解読と解析の諜報活動に従事していた女性たちが10年後、連続女性殺人事件をきっかけに再会して、その事件究明に全力を注ぐ物語です。

そう書くと、ただの推理ものに思えてしまうのですが、このドラマ、そうは問屋がおろさない。

四人の女性は頭脳明晰で、それぞれの得意分野があります。
かつて、暗号解読の諜報活動に従事していたことは、軍事機密。
よって、それは家族にも秘匿とされていて、彼女たちは全員、その時の仕事を、軍関係のオフィスで事務職していたということになっています。
そこまでの仕事をし、業績をあげていても、その時代の女性の地位はまだまだ低く、専業主婦、カフェの女給、図書館員、そして夫の暴力に耐える妻と、みな、その能力を活かすどころか、はるか遠いところで生きています。

交通省に勤務するエリートの夫とふたりの子供を持つスーザンは、連続女性殺人事件にあるパターンを見つけ、それを夫を通じて警察に直接伝えます。
けれど、彼女が指摘した場所では遺体は見つからず、彼女の言葉はそれ以上聞き入れてもらえなくなります。
スーザンは、事件解決にはかつての仲間を集めます。
けれど、それは夫にも秘密にしなければならず、さらには圧倒的な男尊女卑の男社会において、認められることもなく、意見を聞き入れてもらうこともない捜査となります。

彼女たちのやり方は、プロファイルとは違い、情報を全部ばらばらにしてピース化し、それを解析していくやり方です。
すさまじい記憶力、情報収集力、収集された情報からそこに隠された事実を再構築していく力などなど、とにかくすごい。
確かに、どんな人間も、同じことを繰り返すという状態の中には、必ずパターンがあります。
人は、成功すれば、そのパターンを必ず踏襲する。
彼女たちは、数件だったはずの殺人事件が、実は、過去すでに解決されたとみなされていた事件から続いているものだという事実をつきとめ、冤罪でつかまっている犯人とされた人たちの共通点も見つけます。
そして、犯人にいきつく。

犯人も、圧倒的な頭脳を持つ人間で、しかも、人の心を操るプロでした。
よってこの物語、頭脳と頭脳のバトルです。
派手なシーンはまったくないのに、ぞくぞくするほど面白いし、恐ろしいです。
追い詰めるのと同時に、彼女たちも追い詰められていくその過程がすごいです。

猟奇殺人っての、頭脳戦とあわせて、物語を作るのはとても難しいと思ってます。
日本の映画やドラマでこれやると、ほぼ100%、凡人が「えー、すごーい!あたまいいー!」って思う程度のレベルで納めちゃうので、殺人犯の異常性とか、頭脳明晰さとか、全然ふつーじゃん!みたいになっちゃう。
さらに、最終的には情に訴える形でおさめるので、シラけること、天空のごとし>私だけかもしれないが
その部分、このドラマも、名作と名高い「トゥルーディテクティブ」も、がっつりその異常性を描いているので、そこがすごいです。
猟奇殺人とか異常者とか、もう我々には全然理解できなくて当然だし、わかんなくていい。
わかんなくて当然。
でもそこには、彼らにしかわからない秩序やルールがあって、美があります。
そのあたり、きちんと描いてくれないと、物語全体がアホになる。
このドラマの犯人は、頭脳明晰な人なのですが、紙一重のその紙を破ってあっち側にいっちゃった人なので、そのあたりの異常性がかなりすごかったでした。
それをまざまざと見せてくることで、主人公たちの活躍が活きる。

シーズン2までネットフリックスに公開になっていますが、シーズン3も作られるとか、作られたとからしく。
いやぁもうなにこれ、すげー!!!ってなりました。

ありがとう、ネットフリックスシリーズです(笑)

Posted on 2018/08/16 Thu. 21:33 [edit]

category: ドラマ

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