愛とは ~葬送のフリーレン
「若者の特権」見て、なんかもう、どうしようもない感情がわぁって湧いてきました。
今回描かれたフェルンとシュタルクの関係、思いっきり乙女心を炎上させた方も大勢いらっしゃるかと思いますが、私は違う形で捉えました。
フェルンは孤児で、ハイターに大事に育てられたけれど、あんなクソ真面目な子だから、ちゃんとしなきゃ、がんばらなきゃって、まぁいろいろ我慢する事も多かったと思います。
シュタルクに対する気持ちは確実に”好き”だろうけど、彼とちゅーしたいとかべたべたしたいとかそういうんじゃなくて、もっとおおらかでのびやかなものだと思っていて、なんだろうなぁ、”とっても大事な人”って感じ。
”好き” と”大事”はかなり違ってて、”好き”はとっても利己的だけど、”大事”はものすごくおおらかで相手が主体。
フェルンの”好き”はそういうものなんだろうなと。
ヒンメルはフリーレンの事、とても好きだったのはそうなんだけど、こちらもやっぱり、恋情の方の好きとはちょっと違っているのだと思います。
ヒンメルはあんなだけど、ものすごく物事を思慮深く見ている人だとわかる描写があって、そんな彼は、フリーレンが自分が産まれる前からいろいろな経験をし、自分が死んだ後もそれが続く事をわかっていて、そしてそれがどれだけ孤独なものになるかも理解していた。
彼は、フリーレンの長い長い人生の一瞬を共にする事しかできないけれど、その一瞬を、彼女にとってより良きものであるように願っていたのだろうなと感じました。
それはその時はさらりと過ぎる一瞬だけど、いつかどこかで彼女の人生にそっと寄り添う事をたぶん願って。
ハイター様は尊敬に値する大人だったってザインは言ってたけど、そのハイター本人は、「守ってあげなければならない人のために、立派な大人のふりをしてるだけ」と笑います。
私の友人がある時、「大人というのは、大人として物事を考え、判断できる事を言うんだよ」と言った事があるんですが、私はこの言葉、ものすごく心に残っていて、今回のハイターの台詞でこの言葉を思い出しました。
歳をとったら大人になるのではなく、人は大人になる決意をして大人になる。
たった30分弱の話で、あんなにいろいろな”愛”の形、大事な人への想いや気持ちを見せられて、朝っぱらかちょっともうどうしていいかわかんない気持ちになっちゃいました>朝見たんで
すげぇ脚本だわよ。
しかもどれもこれも、押しつけがましい、わかりやすさ爆発な表現じゃない。
いやもう、大好き!
すごい。
シュタルクのバカも、すごくバカでよい。
でも、彼は彼で大変な人生を送ってきていて、よくまぁ、それでもあの愛らしいバカを失わずにいてくれたと、ごりごりぐりぐりしたい気持ちになります。
すごいよなー、この話。
あの年齢の男の子のバカさ、すごくよく描いている(笑)
今回の話でしみじみした後、この記事書くので動画探していて、YOASOBIのOPを初めて全部聞いたんですが。。。
なにこれ!! なんなの! わあああああっ!
で、怒涛の泣きになりました。
いやぁ、そういうことなの?
そういう見方もあるんか。
いやマジやめて、朝っぱらから号泣しちゃったじゃないですか。
たぶんこれ、カラオケで歌ったら泣くやつ。
あー、いい話だー。
フリーレン、久しぶりに毎週楽しみなアニメです。
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